2018.11.17
ミニマリストがモノを減らせる理由。断捨離の心得とは?

こんにちは
町の引越屋さんです。
ミニマリストの暮らしや断捨離の様子をメディアで見かけたときに「何でこんなに捨てられるんだろう」「自分にはできないなぁ」などを思ったことはありませんか?
断捨離をしたことがない人だと余計にモノを「減らす」ことが難しく感じるかもしれません。
モノを減らせない理由があるのと同じように、ミニマリストにはモノを減らせる理由があります。
今回は知るとどんどんモノを減らせるようになる理由をまとめました。
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無駄なモノを捨てる心得
最も「もったいない」のは自分自身の気持ち
モノを捨てると高確率で「もったいない」という気持ちと遭遇します。
「まだ使えるのに」「せっかく買ったのに」なのに捨てるなんて、「もったいない」。
確かに、まだ使えるものを手放すのはもったいなさを感じます。
ですが、最ももったいないのは、不要なものを持ちながら「もったいない・・・」と感じる【自分自身の気持ち】です。
ただ捨ててしまうよりも誰か使える状態で手放せないかな?と多くの人が考えるだろうし、その気持ちは大切ですが、「もったいない」せいで自分自身の気持ちが損なわれているなら、それが最も残念で、「もったいない」状態でしょう。
それは、「もったいない」という気持ちが罪悪感を含むからです。
「まだ使えそうだから」「せっかくもらったから」「ちょっと無理して買ったから」などはすべて罪悪感です。
罪悪感は持ち続けてもプラスになることはほとんどありません。
捨てたからこそ忘れないものがある
写真や手紙などの思い出の品は現物を置いている人もいるし、スキャンしてデータだけ保管している人もいるでしょう。
こういった思い出の品は捨てる捨てないの価値観は様々ですが、少なくとも一度見返してみることをオススメします。
というのも、手紙も写真も「現物がある」と思っていると、持っていることすら忘れてしまうのです。
懐かしい手紙を見つけて読んでみると、当時のことを思い出して懐かしい気持ちになるかもしれません。
そういう体験は、人の記憶に強く印象に残ります。
持っていることすら忘れていた思い出を、もう一度思い出すとその写真や手紙がなくとも、思い出せるようになるもの。
「捨てる=忘れる」ではありません。
捨てたからこそ忘れないモノもあるのです。
幸福度はモノの数では上がらない
たくさんのモノを持つ=幸せ、満足ではありません。
モノを持つというのは、持っているものを認識していてきちんと「持っている」という意識がある状態のこと。
ただただ物質的にたくさんのモノがある状態では、満足度も幸福度も上がりません。
たくさんある、といった大雑把な意識よりも、「これ!」と思うお気に入りのモノを一つ大切にしている瞬間の方が人は幸福を感じ満足感を得るのです。
数で満たそうとすると一つ一つのモノへの意識や扱いが雑になってしまうので、むやみに増やすのは逆効果。
人は、もらうより与える方が幸せを感じる生き物です。
モノが減る=幸せや満足度が減るではないので、安心して捨てましょう。
頭の中で5回捨てようかなとよぎったら捨てる
人は1日に5万個以上のことを考えています。
例えば、
食べ終わった食器を眺めながら、すぐに洗おうか、でも面倒だな、食後にコーヒー飲みたいかも、家で美味しいコーヒー飲みたいなぁ、そういや今日インスタで見たカフェおしゃれだったな、検索してみて良さげなら友達誘ってみようかな・・・etc
ネットのように履歴が残っていないだけで、人の心は絶えず何かを検索したり考えています。
気合いを入れて断捨離をして「捨てる!」と決意しなくても、日常で何となしに「捨てようかな」と思いながら見ているモノはあります。
そういったつぶやきが5回ほどあれば、もう捨てても良いでしょう。
5回思うことはあっという間に100回、1000回と思うようになるでしょうから。
心がときめくモノだって捨てていい
断捨離は、心がときめくモノを残し他は捨てるが基本ですが、別に心がときめくモノだって捨てても良いです。
例えば、旅行に行った時のお土産。
「ここでしか買えないから」とウキウキしながら買ったモノもあるでしょう。
ですが、モノを買うために多くの時間を費やしてしまった経験はありませんか?
振り返ってみれば、〇〇を買うために半日使ったな、とかお土産を買うことに必死になって観光時間が短くなったな、とか。
そう思う旅行で買ったモノなら、試しに一度捨ててみるのも良いかもしれません。
きっと次からはお土産を買うための時間は短縮され、旅行の内容が濃くなるはずです。
ときめくモノを捨ててみたからこそ得ることもたくさんあります。
モノが減っても自分は変わらない
当たり前の話ですが、モノが減ったから・持っていないからといって非難されたり、自分自身の価値が下がることはありません。
モノは自分ではないし、身体の一部でもありません。
むしろモノを持ちすぎて埋もれている人は、捨てることで「自分」が際立ったり心の軽さを感じることでしょう。
モノが少ない=えらいではない
モノを減らす過程で、なかなか捨てられない自分に出会っても、それはそれで責める必要はありません。
モノが少ない=えらい・すごいではないし、「捨てることに執着」をしなくていいのです。
ミニマリストは「自分が本当に大切で必要だと思うモノ」がわかっている状態のこと。
量に定義はないし、たくさんモノがあってもそれらが本当に必要だと感じているなら、持っていることに何の問題もありません。
人はモノを「持つ」「減らす」どちらのときも刺激を感じ、快感を得ています。
なので「持つ」「減らす」はどちらも依存しやすく、執着しやすい行動。
だから減らすときは淡々と「これ必要?」と問いかけるのと同時に、「減らすことが目的になっていないかな?」と自分に問いかけることも大事。
必要なら、捨てなくていいし、捨てられなくていいのです。
捨てることは、目的の序章
モノを減らすのは、不要なものをそぎ落とし「大事なもの」を得るため。
ただ捨てて減らすことが目的ではありません。
掃除に時間がかからないようにしたい、シンプルな暮らしがしたい、モノや自分を大事にする感覚を得たいなど、ミニマムな暮らしを求めた目的が人それぞれあるはずです。
ミニマリズムはその手段に過ぎません。
モノを減らした後にどうしたいのか?何を得たいのか?を追求するために捨てましょう。
モノを捨てて、得たいものを得る
モノを捨てることが目的になると、捨てる・モノが少ない=えらい、すごいという思考になったり、捨てられないことを責めてしまいます。
ミニマリストとは、「自分に本当に必要なモノがわかっている」、「大事なもの(得たいもの)のために減らす」ことができる人のこと。
どれだけ持っているかは人それぞれで良いのです。
必要以上に持っていると感じるのであれば、そのときは勇気を出してモノを減らしてみましょう。
今回紹介したモノが減らせる理由は、
・最ももったいないのは【自分自身の気持ち】
・捨てたから忘れないことがある
・幸福度はモノの数では上がらない
・捨てようかなと5回よぎったら捨てる
・心がときめくモノだって捨ててみる
・モノが減っても自分は変わらない
・モノが少ない=えらいではない
・捨てることは目的の序章
の8つのポイント。
ぜひ参考にしてみてくださいね。