2020.03.21
【引越し】神棚を引越しするときに知っておきたい作法や掃除方法
こんにちは
町の引越屋さんです。
最近は神棚を設置している家は少なくなっていますが、
神棚の移動には何か作法や決まりごとはあるのでしょうか?
今回は、引越しの際の神棚の移動方法をまとめました。
神棚移動の作法
神棚の移動には「絶対に〇〇しなければいけない」という決まりはないので
神様を敬い、慎みの気持ちを持って行えば大丈夫です。
神棚は家を守ってくれているので、移動する時は
1番最後に搬出して、新居には1番最初に搬入するようにしましょう。
現状を写真に収めておく
神棚には主神、氏神神社や産土神社、崇敬神社のお札を祀っていると思いますが、
引越し後にスムーズに設置できるように現状の写真を撮っておきましょう。
氏神様へお参りして引越しの報告を
引っ越して氏神様が変わる場合は、現在の氏神様の神社に参拝して
引越しの報告と、今までありがとうございましたと感謝の気持ちをお伝えしましょう。
お札を取り出す
お札を取り出した後はそのままにせず、白い紙や布で包んで保管してください。
お札の上に物を置くのはNGです。
氏神様が変わる場合は、お札を神社へ返しにいき、引越し後に新しく氏神様になった神社にお札をもらいにいきましょう。
神棚を掃除する
神棚を掃除するときは、自分の身を清めてからの方がいいと言われています。
ですので、手を綺麗にしてから掃除を始めましょう。
その後、神様に今から掃除をさせていただくと挨拶をして掃除をスタートします。
掃除道具は新しいふきんやダスターを用意してください。
使い古した雑巾はNGです。
神棚を床に置くと、人間より神様が下になってしまうので、机の上において掃除をするようにしましょう。
掃除中はマスクをして、神棚に息がかからないようにするとなお良いです。
お札や神棚を処分する場合は神社へ持っていく
お札が古くなっていたり、神棚を買い換えるときは
神社に持っていってお焚き上げをしてもらってください。
絶対に交換しなければいけない目安はありませんが、神棚をみて
「古くなってきた」と感じたときが交換の時期です。
新居に神棚を設置する
新居に着いたらまず神棚を設置しましょう。
お札を置くときは「ここに鎮まってください」という気持ちを込めてください。
引越し先にも神棚がある場合
例えば、神棚を設置している実家に引っ越すなど、
引越し先にすでに神棚がある場合は、入れ替えてもそのままでもOKですが、
多くの方は入れ替えず、引越し先にある神棚を使うと思います。
その場合は、祀らない方の神棚は丁寧に梱包して保管しておいてください。
曜日にはこだわらなくて良い
神棚の移動に吉日、というはありません。
ですので引越しの日に合わせて移動・設置して大丈夫です。
逆に、吉日を待ち神棚を放置している方が失礼なので神棚の移動は手早く済ませましょう。
まとめ
最近は神棚を設置している家庭は少なくなってきていますが、
会社のオフィスや自営業の方、地方の家などでは、まだまだよく見かけます。
神棚とは自宅に小さな神社を祀るのと一緒のことなので、風水的にも非常によく、
開運効果があるといわれています。