2020.03.31

【害虫対策】家で見かける3種類のゴキブリ対策【虫の写真なし】

こんにちは
町の引越屋さんです。

 

害虫ときいてまっさきにゴキブリを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

出来ることなら出会いたくないですよね。

 

住宅で見かけるゴキブリは大きく分けるとクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリの3種類います。

 

今回は住宅で見かける3種類のゴキブリの特徴や予防方法についてまとめました。

 

クロゴキブリの特徴

ゴキブリ対策

 

クロゴキブリは3〜4cmで、光沢のある黒い体をしています。

 

卵から30日〜45日で孵化し、90日〜100日の幼虫期間を経たあと成虫になります。

 

成虫の寿命は5ヶ月ですが、その間に15回も産卵します。

 

1つの卵から20匹の幼虫がうまれるので、

 

1匹のメスの成虫から300匹もの幼虫がうまれます。

 

1年中活動していますが、最も活発に活動するのは5月〜9月ごろです。

 

クロゴキブリの主な発生場所

 

クロゴキブリは下水や水場に生息しています。

 

基本的には建物内に巣をつくりませんが、

 

雨漏りをしている屋根裏や床下には巣をつくることがあります。

 

そこから、餌を求めて家や排水設備の劣化した建物、ゴミ置き場、食材加工場などにあらわれます。

 

クロゴキブリの被害

 

クロゴキブリで最も気をつけなければいけないは、

 

異物混入と風評被害です。

 

クロゴキブリの被害:食品への異物混入

 

ゴキブリは餌を求めて食品へ近づくので、ゴキブリが食材や食品に混入してしまう可能性があります。

 

ゴキブリの駆除、対策を行なっていても、効果が出ていないとゴキブリは近寄ってきます。

 

クロゴキブリの被害:風評被害

 

ゴキブリは人へ不快感を与えるので、飲食店や施設で頻繁にあらわれると

 

風評被害をまねくことがあります。

 

あらわれる頻度によっては経済的損失や

 

行政からの営業停止処分になってしまうこともあるので注意が必要です。

 

クロゴキブリの被害:病原菌の媒介

 

クロゴキブリは下水、ゴミ置き場などを徘徊するので、多くの感染菌を保持している可能性があります。

 

主に、消化器系の感染症、ポリオ、赤痢、寄生虫などを媒介すると言われていますが、

 

直接的にどこまで影響しているかは明らかにされていません。

 

クロゴキブリの対策と予防

 

クロゴキブリ対策:発生源を特定する

 

まずはクロゴキブリの発生元を発見しなければいけません。

 

多くのクロゴキブリは下水に住んでいるので、

 

家の近くのマンホールの内部を調べましょう。

 

そこで数匹のクロゴキブリを発見できたら、そのマンホールが発生源になっています。

 

クロゴキブリにはピレスロイド剤

 

クロゴキブリはゴキブリの殺虫剤に含まれている

 

ピレスロイド剤が効果的です。

 

ただ、駆除するときはしっかりと対峙できるよう振りかけてください。

 

躊躇半端にしてしまうとただ刺激を与え、

 

ゴキブリを散乱させてしまうだけになってしまいます。

 

そうすると散り散りになったゴキブリが、またそれぞれに営巣してしまうので、

 

的確な場所に必要量のピレスロイド剤をまくようにしましょう。

 

卵が付着しないよう気をつける

 

クロゴキブリが建物内で発生する理由には、

 

卵が建物内に搬入されることが挙げられます。

 

特にゴキブリの卵は段ボールにつき安いので要注意。

 

荷物を外からいれるときは卵がついていないか確認しましょう。

 

荷物が保管されている倉庫の多くは暗くゴキブリが好む環境になっています。

 

チャバネゴキブリの特徴

ゴキブリ対策

 

チャバネゴキブリは1cm〜1.5cmで黄褐色の体をしています。

 

20日で卵から孵化し、30日〜60日の幼虫期間を経たあと成虫になります。

 

成虫の寿命は5ヶ月で、その間に5回〜10回産卵します。

 

1つの卵から40匹の幼虫が生まれるので、

 

1匹のメスから50匹〜400匹の幼虫がうまれます。

 

チャバネゴキブリは寒さに弱いので冬はあまり見かけませんが、

 

暖房設備がととのっていれば1年中活動することができます。

 

チャバネゴキブリの主な発生場所

 

チャバネゴキブリは暖かい場所に生息するので、

 

暖房設備のある室内、家電のモーター周辺に巣をつくります。

 

食品を扱っている場所で多く発生するゴキブリです。

 

チャバネゴキブリの被害

 

チャバネゴキブリの被害:食品への異物混入

 

チャバネゴキブリは餌を求めて、食品へ近づきます。

 

特に飲食店で多く発生するゴキブリなので、

 

食材にゴキブリが混入しないよう注意が必要です。

 

チャバネゴキブリの被害:風評被害

 

ゴキブリは人に不快感を与えます。

 

食材への異物混入だけでなく、机や椅子、床などにもあらわれるので

 

徹底してゴキブリの駆除と対策をしておきましょう。

 

チャバネゴキブリの被害:病原菌の媒介

 

チャバネゴキブリは食品以外にも、ゴミや汚物も食べます。

 

そのため、消化器系の感染症、ポリオ、寄生虫などを多く保持しています。

 

チャバネゴキブリの対策と予防

 

チャバネゴキブリにはベイト剤

 

チャバネゴキブリは薬剤への耐性を持っているので

 

クロゴキブリに使用する一般的な殺虫剤では効果がありません。

 

そのため、ベイト剤という塗り薬をつかって駆除します。

 

巣がある場所の近くに薬を撒布し、チャバネゴキブリがベイト剤を食べ、

 

その糞をほかのゴキブリが食べる、という方法で巣ごと駆除していきます。

 

チャバネゴキブリの卵がついていないかチェック

 

チャバネゴキブリは、搬入される段ボール箱に卵が付着していた、

 

という方法でも爆発的に増殖していきます。

 

チャバネゴキブリの卵は薄茶色で大きさ0.8cmとひじょうに小さいですが、

 

肉眼でも確認できる大きさです。

 

段ボールを搬入した後は卵がついていないか確認し、

 

見つけた場合は潰してしまうか下水に流してしまいましょう。

 

ワモンゴキブリの特徴

ゴキブリ対策

 

ワモンゴキブリは4〜5cmと、日本の家で発生するゴキブリの中では最も大きな体をしています。

 

色は茶褐色で光沢があり、前胸背板に白っぽい輪っか状の模様があります。

 

成虫の寿命が6ヶ月〜2年と、ほかのゴキブリよりも長く、

 

その間、5日〜10日ごとに産卵を繰り返しています。

 

そのため1匹のメスから最低でも1000匹ほどの幼虫が生まれてしまいます。

 

ワモンゴキブリは移動能力に優れていて、巣より数百メートル離れた場所で

 

活動していることもあります。

 

巣にたくさんの個体がいるときは遠くまで移動する個体が増えますが、

 

巣にいる個体が少ないときは最低限の活動に止める傾向があります。

 

そのため、巣にたくさんの個体がいると近隣や遠くまで移動する個体が増えてしまいます。

 

1年を通して活動していますが、特に5月〜10月に活発に活動します。

 

ワモンゴキブリの主な発生場所

 

ワモンゴキブリは主に下水内に住んでいますが、

 

マンホールの中、暖房施設の整った室内、ゴミ置き場、トイレ、食材加工場などで

 

よく見かけられます。

 

ワモンゴキブリの被害

ワモンゴキブリの被害:異物混入

 

ワモンゴキブリは食品を食べるので、しっかりと駆除・予防をしておきましょう。

 

ワモンゴキブリの被害:風評被害

 

ワモンゴキブリはほかのゴキブリより体が大きいので非常に目立ちます。

 

与える不快感も大きいので、頻繁に出てしまうと営業に影響してきてしまいます。

 

ワモンゴキブリの被害:病原菌の媒介

 

ワモンゴキブリは下水、ゴミ置き場など不潔なところに巣をつくり生活しています。

 

そのため消化器系の感染症、ポリオ、寄生虫などを媒介する可能性がります。

 

ワモンゴキブリの駆除と対策

 

ワモンゴキブリの駆除:生活場所を特定する

 

ワモンゴキブリは下水に生息しているので、

 

1匹見つけたときはマンホールを調査するのが効果的です。

 

マンホールを特定できたら殺虫剤で駆除します。

 

ワモンゴキブリにはピレスロイド剤が効果的

 

ワモンゴキブリはクロゴキブリと同じく、ピレスロイド剤が効果的です。

 

一般的なゴキブリ殺虫剤を適切な量を施しましょう。

 

量が少ないと、ただ刺激を与えて散り散りにしてしまうだけなので

 

しっかりと駆除できる量をまくようにしてください。

 

ワモンゴキブリは餌を求めて数百メートル移動するので、

 

見かけたとしても近くに巣はないかもしれません。

 

なので、駆除するだけでなく、入ってこないようにすることも大事です。

 

まとめ

 

ゴキブリは誰しも不快感をかんじ、出会いたくないものですよね。

 

家の中は清潔に保ち、ゴキブリが生活しにくい環境にしておくことと、

 

もし見つけた場合はこれ以上増えないように駆除するようにしましょう。
 



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