2018.11.24

断捨離の効果!ミニマリストに「時間のゆとり」がある理由

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
ミニマリスト(最低限主義者)になった人は皆「時間にゆとりができた」と言います。
 
なぜモノを最低限しか持たないようにすると時間ができるのでしょうか?
 
実は、時間のゆとりは断捨離をしても得ることができ、ミニマリストはその恩恵を最大限に受け取っている状態なのです。
 
そこで今回はミニマリストが日々実感している断捨離の効果の1つ、「時間ができる」についてまとめました。
 

断捨離で時間のゆとりができる理由

断捨離効果
 
お金で買えないものは世の中にたくさんありますが、【時間】もその一つ。
 
どれだけのお金や名誉を得ても、1日が25時間になることはありませんし、もう1度今日をやり直すことはできません。
 
24時間という決められた時間の中で時間のゆとりができるのは、「無駄な時間が減った」ということ。
 
そこで、断捨離で無駄な時間を減る理由についてまとめました。
 

断捨離の効果:モノを買う時間が減る

 
モノは大きく分けると「必要」と「欲しい」ものに分かれます。
 
そして大抵の人は「欲しいもの」を買うときに多くの時間を消費しています。
 
特に、限定の〇〇、先着〇〇様、期間限定などを買うときに、行列に並ぶとなると、あっという間に数十分〜数時間が必要となり、さらにそこに行くまでの時間を合わせると、かなりの時間を使うことになりますよね。
 
断捨離をし、「自分に何が必要か」を知っていると、欲しいものと必要なものの区別が容易につきます。
 
そこの区別がつくと、
 
購入場所までの往復の移動時間、並ぶ時間、並んでいる間のコンディション(暑い寒い、イライラ、暇など)を考慮してでも「欲しい」かを冷静に考えることができますよね。
 
そうするとミニマリストになった後は「やっぱりいらない」と感じるモノが格段に増えるので、結果的にモノを買う時間が減ります。
 

断捨離の効果:広告に誘惑される時間が減る

 
私たちはスマホ、テレビ、広告、などを通して1日中「購買意欲」を刺激されている状態です。
 
「もっと美しくなりましょう」というエステの広告
 
「もっと勉強して良い学校に進学しましょう」と訴える学習塾の広告
 
「もっと健康に」「もっと良い暮らしを」「もっとお金を増やしましょう」など。
 
広告の多くは「不安を増大する」ようにできていて、人は不安になると物を購入したくなります。
 
そういった環境にいると次第に「今のままじゃダメなのかな」「何か足りないのかな」という心境になり、モノやサービスを買いたくなるんですね。
 
ミニマリズムを意識して、断捨離した状態をキープした生活をしているとそういった広告に惑わされる時間が格段に減ります。
 
なぜなら「すでに自分は必要なものを持っている」という実感を得て生活ができているから。
 
自分が満たされている実感があると、外から「今のままじゃダメですよ」「今の生活に足りていませんよ」というメッセージが来ても、今の自分に必要がどうか、やりたいことなのかどうかがハッキリとわかるようになります。
 
断捨離でものを減らし、ミニマリズムになると「ありのままの自分で足りている」と感じながら生きることができるのです。
 

断捨離の効果:買い物の時間が減る

 
ミニマリストはそもそも物をあまり買わないので、買い物にかける時間が減ります。
 
「買い物」といっても、レビューを読んだり、スペックを比較したり、値段を調べたりなど実際に買うまでに多くの時間を使うこともありますよね。
 
買い物に出かけて疲れて帰ってくる、ネットで買おうとしたけど調べている段階で疲れた、といった経験はきっと誰もがしたことがあるでしょう。
 
人は選択肢がたくさんありすぎると、逆に選べなくなり満足度が下がることがわかっています。
 
有名な話だと、「ジャムの法則」があります。
 
これは、24種類のジャムと6種類のジャムをおいた棚を用意すると、6種類のジャムを置いた棚の方が購入率が高くなるという結果が出た実験です。
 
選択肢が多いと、人は後悔したくないという感情が生まれるので、「選ばなかったジャムの方が美味しいかもしれない」という気持ちになります。
 
そうなると選べないから買わない、または買ったけれど満足度が低いという結果が生じるのです。
 
これを実際の買い物に当てはめると、迷ったけれど買わない→他のお店へ、買ってみけどイマイチ満足できない→別の物を買うといった行動を誘発し、たくさんの時間やお金を失ってしまうのです。
 
ミニマムな生活をしていると、自分の欲する基準がハッキリとするので、買い物の時に迷う時間や買う・買わないの決断が早くなります。
 
そして、買い替えるタイミングや手放す基準も明確になるので無駄な買い物も減り、「知らない間にモノが増えた」ということもなくなるのです。
 
不思議なことですが、「充分に満たされている」感覚があると、街中でも色々なモノに目移りすることも減っていきます。
 

断捨離の効果:家事の時間が短くなる

 
モノが少なくなると家事の時間は格段に短くなります。
 
掃除にかかる手間、洗濯にかかる手間、今日着る服に悩む手間、整理整頓にかける手間など、全体が少しずつ短縮され、結果的に大きな差になるのです。
 
また、家の中がキレイになっているとダラダラとする時間も短くなります。
 
「〇〇しなきゃ、そろそろ〇〇しとこう、〇〇してない・・・どれからやると効率がいいのかな」と考えているうちに、ふと目に入った雑誌やテレビを見たり、ゲームをして・・・・。
 
と、結局片付かない・家事も終わらなかったというようなことにもなりません。
 
モノが少なくスッキリしていると、やらなくちゃいけないこと・ダラダラしてしまうことの両方が減ります。
 
そうすると家事も溜まりにくく、1つ1つの時間も短くなり、家事の時間が大幅に短縮されます。
 

断捨離の効果:探し物・失くし物にかける時間がへる

 
「〇〇がない!」と部屋中を探し回ったり、「〇〇がなくなった・・・」と確かに買った記憶はあるのに見当たらず買い直したという経験は多くの人があるのではないでしょうか?
 
自分が持っているものを把握できる量まで減らして生活していると、「どこにあるか」や「あるかどうか」がわかるので、探しモノ・失くしモノの両方が減ります。
 
また、自然と出かけるときの荷物も減るので「〇〇忘れた!」といった忘れモノや、それを取りに帰る時間も減ります。
 

<断捨離の効果:時間の豊かさ・目の前の幸せを感じれる

 
電車に乗り遅れないため、待ち合わせに間に合わせるため、街中をぶつかりそうになりながら走っている人と、休日にのんびりと公園を散歩している人。
 
見ていてどちらが「幸せ」そうに見えるでしょうか?
 
何かに急かされている時にニコニコしている人はいませんが、のんびりしている時にニコニコしている人はたくさんいて、幸せそうですよね。
 
「時間の豊かさ」は人の幸せに大きく影響しています。
 
逆に「物資の豊かさ」は、実はあまり幸せへの影響力はありません。
 
子育てでいうとわかりやすいのですが、子どもが生まれ、本当に子どもが可愛くて仕方がなくとも、育児に追われ家事も溜まり気味で自分のやりたいことをやる時間も取れない・・・
 
と、なった時に目の前にたくさんのモノがあってもきっと幸せは感じないでしょう。
 
「何もしない」「ぼんやり」と過ごす時間が、身体や心を休め、幸せを感じさせてくれるはずです。
 
人はゆったりとした「時間の豊かさ」を味わうことが必要不可欠で、そして意識すると日常の中で充分に味わうことができます。
 
どこか南国のプライベートビーチでのんびり・・・しなくとも、ちょっとした合間にホッと一息ついて一杯のコーヒーを飲み、深呼吸をする。
 
たったこれだけで人は時間のゆとりを感じ、幸せを味わえるのです。
 
人の感情は上限があるので、南国に出かけた時と用事の合間にホッと一息ついた時の感情に実はそれほど大きな違いはありません。
 
遠くまで出かけたからその分2倍、3倍・・・という風に幸福を味わえるわけではないのです。
 
断捨離をしてモノを減らし、時間のゆとりをたくさん作れば、それだけ日々の生活の中で豊かさを感じることができるのです。
 

時間をゆったりと過ごすことは究極の贅沢

 
モノを減らして時間を増やす、これだけで本当に幸福を感じるの?と思うかもしれませんが、不思議なことに断捨離をしてミニマムな生活にした人のほとんどが「時間のゆとり=幸福だと実感しています。
 
どれだけ金銭的に豊かになっても、どれだけ地位や名誉を得ても1日は24時間と決まっていて、時間はどんな人にも平等に与えられています。
 
この時間をどのように過ごすのかで人の幸福度は大きく変わるでしょう。
 
掃除や整理整頓、家事に使っている時間をホッと一息つく時間に使えるだけで日常の幸福度はグッと上がるはずです。
 
「時間がない!」「もっと時間が欲しい」と感じている人は、ぜひミニマムな生活をして時間のゆとりを手に入れてくださいね。



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