2018.05.19
【断捨離】成功率100%の秘訣!エリア別の手順も公開

こんにちは
町の引越し屋さんです。
断捨離は思考とモノを捨て方を知ることの2方向からすると、スムーズに進めることができますが、
今回は断捨離の成功率を100%に近づけるために、どこから取り掛かるといいの?
キッチン、リビング、クローゼットなど各エリアの手順のコツなど、”場”についてまとめました。
今までにまとめた思考やメカニズムと合わせて、断捨離を成功させて美しい住空間を手に入れましょう!
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捨て方、捉え方など断捨離のメカニズムを知っても闇雲に進めるのは効率も悪いし、途中で諦めてしまう原因になります。
場ごとのコツを紹介するので参考にしてください。
成功率100%の場所からスタートさせて成功体験を積む!
モノを捨てようとすると、私たちは1番捨てにくいものがある場所や服・本などこだわりが強く時間のかかるところから始めようとしてしまい、時間も手間もかかり達成感を得ることなく中途半端で終わってしまいます。
断捨離で大事なのは「できた!」という達成感と成功体験を積むことです。
大学受験で息詰まった時に小学生の算数ドリルをこなしてやる気を出す方法がありますが、
これは確実に解ける問題をやって「できた」と成功体験を重ねてやる気をだし自信をつける効果があります。
断捨離も同じで、確実に達成できそうなところから初めるのがコツで、仕事や家事でなかなか時間が取れなかったり、思い通りにできない場合もありますが断捨離の中で、できた部分を1つずつ褒めて自分への信頼を積んでいきましょう。
断捨離を諦めてしまうのはモノに向き合うエネルギーを失ってしまうからです。
引き出し一つ、カバンの中といった小さなところを片付けたところで家中のことを考えると・・・と感じる人もいますが、
成功体験を積んでいくこの方法は心理的にもエネルギー消費が少なく、逆に少しずつ進めていこうと向き合う活力が湧いてきます。
例えば、断捨離の方法やメソットがわかっていても、どうしても動き出せないという人もいます。
やる意義も得られる効果もわかっているのに、膨大なモノの量を目の前にやる気を失ってしまっているんですね。
意識は断捨離に向いているのに体が動かずエネルギーをただ浪費してしまう状態は非常にもったいないです。
動けない理由は、やらなくてはいけない事が多すぎると感じているからです。
やることを目の前のピンポイントに小さくして、「今」にこだわってやっていく事が大事でどんなに小さな単位でもOKです。
本一冊でもいいんですよ。
「時間がないからできない」なのか「5分あるから何をしよう」という風に捉え方一つで行動を変える事ができ、本一冊も「できた!」の成果です。
やる気を湧かすポイントは【出口】からスタート!
断捨離は出す事が基本なので、住空間も出す役割をしている場所に意識を向けてスタートすると流れを作りやすいですよ。
例えば、キッチンなら、排水溝やゴミ箱。逆に入り口になっているのは冷蔵庫ですね。
出口を綺麗にすると、入れる時にしっかり選ぼうという意識が働くので断捨離の道筋も立てやすくてオススメです。
住空間で出口に当てはまるのは、汚れを綺麗にするお風呂、排泄するトイレ、疲れをとる寝室などで、心や体が暗く気分が晴れないとき大抵は出口が汚れています。
どこからやろうか悩んだときは出口から断捨離を始めると、心も体も気力が回復していきますよ。
住空間のエリア別ポイント!
住空間は、クローゼット、キッチン、玄関という風にいくつかのエリアに分かれていますね。
共通している手順は、現状認識→モノの選択→収納ですが、エリアごとの細かいポイントを紹介します。
押入れの断捨離ポイント
溢れたモノを一時的に避難させ、そのまま面倒くさくなりただモノを無造作に突っ込んでおくスペースになりやすいのが押入れ。
見えない収納なので、持っていたことすら忘れてしまったグッズが多く、たくさんモノが詰まっているとわかっていても思考を停止させて見て見ぬふりをしている人は多いはず。
押し入れはこういったグッズを捨て、思考を動かす事が大事。
見えていないところを綺麗にすると、人への後ろめたさが和らぎ、自己肯定感を高めることにも繋がります。
手順は、
1、扉をあけて中身を平面に全部出す
2、壊れている・使えないなど明らかなガラクタを捨てて、要・適・快を参考にモノを絞っていく
3、見えない収納なので総量は空間の7割までにして、整頓していく
クローゼットの断捨離ポイント
クローゼットはたくさん服は持っているのに「着る服がない!」とまた新たに買い足してしまうとなっている人がたくさんいます。
持っているにも関わらず把握できずにエネルギーが淀む・・・とならないように「この服が着たい!」と感じる服だけに厳選して、新鮮さを保ちましょう。
手順は、
1、クローゼットの中身を平面に出す
2、傷んでいる服、サイズの合わない服を捨てて、要・適・快で絞っていく
3、見えない収納なので7割までにして整頓する
キッチンの断捨離ポイント
キッチンはスペースの割に、道具の種類や数が多く、ごちゃごちゃとしやすいエリアです。
「料理上手でいたい」「あると便利そう」という風な気持ちでついついアイテムを買ってしまう事が多いのですが、一度「本当にそのアイテムで料理上手に近づいているのか?」「本当に便利なのか?」を考えてみてください。
買っただけで一回も使っていない調理器具や保存容器・・・引き出しにぎっちり詰まったカラトリー、いつか使うかもしれない使い捨てのお箸やスプーンなど。
空間に対してモノの総量がオーバーしていませんか?
引き出しも、きちんとモノを絞り込んでいたら収納用のトレーもいらないし、シンク下も綺麗に収まります。
空間を仕切りで区切ってモノをおくより、モノがのんびりできるようにしましょう。
キッチンはどうしても細々したアイテムが多いので、収納は手間が省けるようにワンタッチを心がけましょう。
ワンタッチとは、扉をあけて蓋をあけるの2つの作業でモノが使えるようにしておくことです。
手順は、
1、空間内のモノを平面に出してモノの総量を把握する
2、賞味期限や、使用状態を見ながら食器や器具を絞り込み、要・適・快で選んでいく
3、戸棚は見えない収納なので7割、見える空間は1割ですが家電は仕方ないので、美しい空間を意識してください
食器棚の断捨離ポイント
食器は食事の時に料理を美しく見せてくれる大事なアイテムです。
外に持ち出さずに自分自身や家族をもてなすために使う食器に美しさを求めるのは、人の目は関係なく「こういう生活をしたい」というセルフイメージをキチンと持っている証でもあります。
断捨離思考では「自分自身や家族をもてなすアイテム」と考えるので、来客用と普段使いは分けません。
選りすぐったお気に入りの食器を収納すると、ゆとりを持って収められた食器は絵のように感じられるかもしれません。
手順は、
1、食器棚の中身を全部だし現状認識する
2、ヒビ、欠けの食器は捨て、使用頻度や自分の感性を考慮しながら要・適・快で絞り込んでいきましょう
3、食器棚の多くはガラス扉になっている事が多いので、総量は5割まで
冷蔵庫の断捨離ポイント
冷蔵庫は賞味期限と美味しそうかどうか?という明確な基準があるので進めやすく、最初に手をつけるのにオススメのエリアです。
食べたい!と感じない食材を捨てられずにいるなら、”もったいない”という気持ちがあり、食べ物を粗末にしてはいけないという子供のころから仕込まれた価値観のことが多いです。
食べ物を大事にするのは大切ですが、冷蔵庫にほったらかしにしている状態は食材を大切にしているのか疑問ですよね。
冷蔵庫の断捨離を機に食への意識が変わり食生活や健康状態に変化がでた人はたくさんいます。
手順は、
1、冷蔵庫の中身を全て出して総量を確認する
2、賞味期限、食べる意欲を基準に食材を絞り込む
3、見えない収納なので空間の7割まで。冷蔵庫のドアはマグネットやメモを貼りたくなりますが、見える収納なので全体の1割までに抑えましょう
本棚の断捨離
本を絞り込むコツはその本は新鮮かどうか?です。
本にも賞味期限があって、今読んでいるかどうかはあまり関係なく、面白みを感じるかどうか?です。
面白く感じない本を無理に最後まで読む必要はないので、さっさと手放してしまいましょう。
本は知識欲の表れですが、「自分ってすごい」という自己顕示欲の表れでもあります。
自分を飾っているだけの本は手放して、自分が本当にときめく本だけを残しましょう。
本はこだわりの強いモノに分類されるので、ある程度断捨離に慣れてきてから手をつけましょう。
手順は、
1、本はすでに見えて収納されているので、1冊1冊を眺めていく
2、自分にとって新鮮かどうか、自分と本の関係性ができているかどうかを基準にします
3、本は例外で本棚に収まるまで容量OK。取り出しやすく、見た目が美しくなるように陳列しましょう
リビングの断捨離
リビングは家族全員のモノが集まるのでまずは自分のモノを管理しておくことが大事。
ポイントは、水平面にモノを置かないこと。
どうしてもモノの総量がオーバーしやすいので、あって当たり前だと思っているものも、「本当にこれは必要?」と見直していきましょう。
意外となくてもいいな、むしろ無い方がいいと思うモノも結構見つかりますよ。
手順は、
1、全てモノを出すのは難しいので棚や机の上などの見えている部分や、引き出し1つという風に小分けして始める。現状把握は写真を撮るのがオススメ。
2、自分のモノ、誰が取り掛かっても良いモノからスタートして、時間に応じて範囲を調整しながら継続してやる
3、棚やテーブルの上は見せる収納だから1割、それ以外は空間の美しさに気をつけながら総量内で収納していく
リサイクルは要注意!基本は捨てるを推奨
断捨離の際にでた”今の自分には不要なモノ”はリサイクルショップ、フリマ、オークションなどで売れるかもしれません。
ですが、この工程は断捨離視点で見ると非常に難易度の高い作業です。
例えばネットフリマに出品するとしたら、商品の写真を撮り、商品を紹介して、売れるまで保管し、売れたら梱包と発送が必要です。
この手間がモノを捨てきれなかったり断捨離のペースを低下させる原因になることが多いので、正直おすすめできません。
そもそもですが、そのように出品する気があるのなら断捨離の機会じゃなくても日頃からやっているはずですし、断捨離でエネルギーを使っている状態から普段やらないことを、精力的にするのはどちらかというと非現実的。
多くの場合は、モノやお金への執着や捨てる罪悪感を誤魔化すための行動になっていることがほとんどです。
思い切って捨ててしまう方が、「モノを入れる」ことに対しての意識が高まるので、執着とともに綺麗さっぱり捨ててしまいましょう。
捨てて得る、出して得るを知ると必ずうまくいく
断捨離がうまくいかないのは、道筋がうまく立てれないことと、”持っている方が良い”という感覚があるからです。
成功率100%を達成できそうな引き出し1つから始めて継続するうちに、だんだんモノを持ちすぎている現状に違和感を感じ、”持たない幸福”を実感できます。
出して得る恩恵を体感すると、時間があれば断捨離を勧めたくなる欲求も感じれますよ。
ぜひ、最初の一歩から始めてみてくださいね。