2019.07.10

床材をフローリングに張り替えたい人へ!フローリングリフォームの費用

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
フローリングも使い始めて10年ほど経つと、歩くときに音がするようになったり、
 
傷やへこみが目立ってきたり・・・と気になる点も現れることでしょう。
 
そこで今回は、フローリングの張り替えを考えている方に向けて
 
・既存のフローリングを張り替えたいけど、費用や時間どのくらいかかる?
・カーペットやクッションフロアから張り替えるなら、どのくらいの費用が必要?
 
など、フローリングリフォームの費用についてお話しします。
 

フローリングの種類

リフォーム
 
まず、フローリングは大きく分けて合板フローリングと無垢フローリングの2種類があります。
 
それぞれのメリット・デメリットを知って選ぶようにしましょう。
 

パターン1、合板フローリング材を使用する

 
合板フローリングとは、数枚の木材を接着剤で重ねたフローリングのこと。
 
加工して作られたフローリングですが、
 
傷や汚れに強い、掃除が簡単、張替え費用が安くすむ、といったメリットがあるので
 
・フローリングそのものにはあまりこだわりがない
・張替え費用を抑えたい
・日々の掃除を簡単に済ませたい

 
という人にはオススメです。
 
ただ、
 
・触れた時の感触が固い
・自然な風合いや高級感は出にくい

 
というデメリットもあるので、触感や見た目にこだわりたい方は無垢フローリングの方が良いでしょう。
 

パターン2、無垢フローリング材を使用する

 
無垢フローリングとは、1枚の木をそのままスライスしてフローリング材にしたもの。
 
木の自然な風合いを楽しめますので、
 
・木の風合いや温もりを感じる部屋にしたい
・デザイン性の高い、おしゃれな雰囲気を出したい
・経年による色や質感の変化を楽しみたい
・触れた時に柔らかい触感が良い

 
という人にオススメです。
 
ですが、加工されていない自然な木の性質ゆえに
 
・掃除がしずらい(傷がつきやすい)
・汚れが落ちにくい
・水分をたくさん含むと変形しやすい

 
というデメリットがあるので、
 
デザインにこだわりがなく日々の手入れやメンテナンスに労力をかけたくない方や、
 
少しの汚れや傷でも気になる方は合板フローリングをオススメします。
 

無垢フローリングは触感のバリエーションも豊富

 
合板フローリングは、色のバリエーションも多く、木の風合いを表現しているものもたくさん販売されていますが、
 
どの色、どの柄を選んでもあまり触感やメンテナンスの難易度に変化はありません。
 
反面、無垢フローリングは手入れに手間がかかるデメリットはありますが、
 
自然の木の触感が楽しめることが良さのひとつ。
 
スギ材、パイン材、ナラ材などいくつか種類があり、それぞれ質感や触感は全く違っています。
 
例えば、スギ材やパイン材はとても柔らかく、空気をたくさん含んでいる材質なので、
 
踏み心地が気持ちよく寝転んでもあまり痛くありませんし、冬でも暖かです。
 
その反面、ひっかいたり、物を落とすと傷がつきやすく、一度汚れると落としずらいという欠点もあります。
 
無垢フローリングは触感や風合いも違えば、メンテナンスの難易度も木の性質によって異なります。
 
ある程度張替えに費用がかかっても良い、という方なら
 
スギ材やパイン材より少々触感は固くなりますが、ナラ材もオススメ。
 
ナラ材は無垢フローリングの中では傷がつきにくく、メンテナンスが簡単なので人気があります。
 
どの無垢フローリングを使用しても、合版フローリングと比べると手入れに手間はかかりますが、
 
経年とともにその家庭ごとの味が出るフローリングなので、デメリットが多くとも無垢フローリングを選択される方も多いですよ。
 

床の張替え4つのパターン

リフォーム
 
では本題のフローリングへの張替え費用ですが、
 
合板フローリングか無垢フローリングのどちらを選ぶかによって変化するのはもちろん、
 
現在の床の状態によっても変動します。
 
大きく分けるとパターンは4つあると思います。
 
1、クッションフロアから張替え
 
2、カーペットから張替え
 
3、畳からフローリングへ張替え
 
4、フローリングから新しいフローリングへ張替え
 
それぞれの目安の費用をまとめました。
 

クッションフロアからフローリングへの張替え費用

 
クッションフロアは簡単に剥がすことができるので張替えもスムーズに施工できるケースが多く、
 
比較的費用は安く抑えられます。(目安:6畳の部屋で10万前後)
 
クッションフロアへの張替えは
 
・クッションフロア→フローリングに張替え
・クッションフロア→クッションフロアに張替え
 
があると思います。
 
それぞれの目安の費用を出すと、
 
【クッションフロアへ張替え】
 
4,5疊・・・5万5000円〜7万円
6畳・・・7万〜8万5000円
8畳・・・8万5000円〜11万円
 
【合板フローリングへ張替え】
 
4,5疊・・・7万〜9万円
6畳・・・8万5000円〜10万5000円
8疊・・・9万5000円〜12万5000円
 
【無垢フローリングへ張替え】
 
4,5疊・・・7万5000円〜10万円
6疊・・・9万〜12万円
8畳・・・10万5000円〜14万5000円
 
注意点としては、多くのマンションでは、管理規約に「防音」の規定があります。
 
現在販売されている合板フローリングは、防音加工がされ、マンションの規定に対応しているものがほとんどですが、
 
無垢フローリングへ張り替える場合は必ず防音対策が必要になります。
 
その場合は下地処理の費用がかかるので、目安の1,5倍程度は見積もっておいてください。
 

カーペットからフローリングへの張替え費用

 
オフィスでは、床材にカーペットを使用していることも多いですが、
 
もしかすると一般的な家庭では”ラグ”として取り入れ、床材として使用している方は少ないかもしれません。
 
実はカーペットは
 
・防音効果
・耐火性能
・保温性
・衝撃の吸収性
 
に優れている優れものなので、小さなお子様のいる家庭では人気が高めです。
 
ただ、
 
・水分を吸収しやすい(湿気やすい)
・ダニが発生しやすいので小まめな掃除が必要
・長期間使用すると劣化や汚れが目立つ・・・
 
というデメリットもあります。(メリットばかりの素材はないので仕方ないですが・・・)
 
ライフスタイルに合わせて検討してみてください。
 
カーペットからフローリングへの張替えも、同じように、
 
・カーペット→フローリングに張替え
・カーペット→カーペットに張替え
 
というパターンが考えられます。
 
ちなみに、カーペットからフローリングへ張り替える費用は、
 
クッションフロアからフローリングへ張り替える費用とほとんど変わりませんので、
 
カーペットからカーペットへ張り替える費用の目安を記載しておきます。
 
【カーペットへの張替え】
 
4,5畳・・・6万5000円〜7万5000円
6畳・・・8万〜9万円
8畳・・・10万〜11万5000円
 

畳からフローリングへの張替え費用

 
ライフスタイルの変化に伴って最近増えているのが和室を洋室に変更するリフォーム。
 
その場合、多くの人が畳をフローリングへと張り替えることと思います。
 
畳をフローリングに変更するには、ただ張り替えるだけでなく、
 
(フローリングは畳よりかなり薄いので)隣の部屋との高さを揃えたり、
 
防音対策をしたり、断熱材を敷いたりと下地工事にお金がかかることを事前に知っておきましょう。
 
おおよその費用はこちらです。
 
【畳から合板フローリングへ張替え】
 
・4,5畳・・・約10万〜17万
・6畳・・・約14万〜21万
・8畳・・・約18万〜28万
 
【畳から無垢フローリングへ張替え】
 
・4,5畳・・・約11万〜18万
・6畳・・・約15万〜23万
・8畳・・・約18万〜30万
 
費用に幅があるのは、下地工事がどの程度必要になるかによって大きく変動するからです。
 
畳からフローリングへの張替えについては、こちらの記事もご覧ください。
 
●関連記事
畳をフローリングにする費用の目安とフローリングの選び方
 

フローリングからフローリングへの張替え費用

 
フローリングからフローリングへ張り替えるのは施工方法が2つあります。
 
ひとつが、既存のフローリングを剥がして、新しいフローリングに張り替える「張替え」。
 
もうひとつが、既存のフローリングの上に新しいフローリングを重ねてはる「上張り」です。
 
【張替えのメリット、デメリット】
 
・上張りと比べて費用や時間がかかる(2日〜)
・下地の状態を確認でき、必要があれば直せるので安心
・段差ができず、見た目が綺麗に仕上がる
 
張替えは下地の状態を確認できることが最大のメリットです。
 
前回にリフォームしてから10年以上経っていたり、現在の床が歩くと音が鳴っている状態なら、
 
1度剥がしてから施工する張替えがオススメです。
 
【上張りのメリット、デメリット】
 
・最短当日中で工事が完了する
・施工時に埃や音がたちにくい
・施工費が抑えられる
・現在の床に重ねるため、少し段差ができる
・下地の状態を確認できない
・下地の痛み(きしみやへこみ)は直せない
 
上張りは施工費を抑えられることが最大のメリット。
 
前回張り替えてから5年程度だったり、現在の床に傷んだ様子がないなら上張りがオススメです。
 
ただ、既存の床に重ねるのでドアの開閉に支障が出る可能性があるので、スムーズに行えるか事前に確認しておきましょう。
 
【フローリングから合板フローリングへ張替え】
 
4,5畳・・・12万〜13万5000円
6畳・・・14万〜15万5000円
8畳・・・17万5000円〜20万円
 
【フローリングから合板フローリングへ上張り】
 
4,5畳・・・8万5000円〜11万5000円
6畳・・・10万〜14万円
8畳・・・12万〜17万円
 
【フローリングから無垢フローリングへ張替え】
 
4,5畳・・・13万〜16万円
6畳・・・15万〜20万円
8畳・・・18万〜25万円
 
【フローリングから無垢フローリングへ上張り】
 
4.5畳・・・9万〜14万5000円
6畳・・・10万5000円〜18万円
8畳・・・13万円〜22万円
 
※無垢フローリングへの張り替えは、下地工事の施工費や材料費によって大きく変動します
 

まとめ

 
床のフローリングの張り替え費用は、現状の床材によっても変動しますが、
 
下地の状態もとても影響しています。
 
普段見えない部分なので気がつかないうちに傷んでることも多く、工事を初めてからわかることもあります。
 
前回リフォームをしてから10年程度経っている、もしくは築10年程度経っている場合は、
 
リフォーム会社に相談して1度状態を確認してもらっても良いかもしれません。
 



シェア