2019.07.13
カーペットのゴミ・ホコリを根こそぎ掃除!同時にダニ対策もご紹介

こんにちは
町の引越屋さんです。
カーペットは、デザインや素材が豊富・高級感がある・触れた時の感覚が良い・落ち着いた雰囲気になる、などの理由でとても人気があります。
ただ、掃除をきちんとしておかないと繊維の間にホコリや髪の毛、食べカスが詰まってしまい、とても不衛生。
そして、ダニの発生にもつながります。
今回は簡単にできるカーペットの正しい掃除方法をご紹介します。
正しい掃除の仕方を覚えて、清潔に過ごせるようにしましょう。
カーペットを綺麗にする3つの方法
カーペットの掃除は、
・掃除機
・粘着テープ(コロコロ)
・拭き掃除
の3つをマスターすれば完璧です。
では、順にご紹介します。
カーペットが綺麗になる掃除機のかけ方
カーペットの基本の掃除方法は「掃除機」がベスト。
しかし、ただ何となく掃除機を動かしているだけでは、毛足の中に入り込んだゴミを取ることはできません。
だからといって掃除機を押し付けてゴシゴシと動かすと、逆にホコリが取れにくくなったり、カーペットが傷む原因になってしまいます。
カーペットに掃除機をかけるときは、
・ゆっくりと丁寧に!
・カーペットの毛を起こすように、引きながらかけること
がとても大事。
フローリングやクッションフロアのようにツルッと平らな床は、掃除機を押して引いて往復させれば綺麗になりますが、
ふわふわとした毛足があるカーペットは、それだけではダメ。
カーペットの毛の流れを確認して、その流れに逆らうように掃除機を動かしましょう。
毛足と同じ方向だけ掃除機をかけても、表面のホコリやゴミが取れるだけで、毛足の中に入り込んでいるゴミは取れません。
しっかりと毛を起こして、根元のゴミも吸い取りましょう。
掃除機は引く時のスピードが大事
カーペットを綺麗にするには、掃除機を動かすスピードも重要。
掃除機を強く押し付けて、ゴシゴシと速く動かしても実は大してゴミは吸い取れていません。
掃除機のノズルをあげると、カーペットがくっついてくるぐらいの力加減がベスト。
ハンドルは軽めに握り、掃除機を押し出したらゆっくりと手前に引くようにしましょう。
掃除機は押し出した時にゴミを吸い取っていると思いがちですが、引く時の方が吸引力が強いので、
前かがみになって力強く押し出すのではなく、腕をまっすぐ伸ばしてスッと引き寄せる感覚で行った方が
少ない力で効率よく掃除ができます。
粘着テープ(コロコロ)でカーペットを綺麗にする方法
普段の掃除は掃除機で十分ですが、それでも取れないゴミや髪の毛は、コロコロを使って取ってしまいましょう。
方法は掃除機と同じで、毛の流れに逆らってコロコロするのが基本。
(時間があれば全方向からコロコロしてくださいね。)
いま家にあるコロコロでももちろん良いのですが、カーペット用のテープは粘着力が高く作られているのでオススメです。
カーペットを綺麗にする拭き方
こまめに掃除機をかけ、コロコロをしても汗や皮脂の汚れは落とせないので拭き掃除もしておきましょう。
また、カーペットは水分を吸収しやすい素材が多く、水や食べ物をこぼすとシミになりやすいので
そういう場合も早めにお手入れをしましょう。
拭き掃除は横にゴシゴシすると汚れが広がってしまうので、つまむように拭き取ること。
衣類用の中性洗剤か重曹を薄めた水でタオルを濡らし、かたく絞ってから毛並みに沿って拭いてください。
掃除機やコロコロと違って、拭き掃除は毛並みに沿うこともポイントの一つ。
月に1度くらい拭き掃除をするだけでカーペットの持ちが格段にUPします。
重要!カーペットのダニ対策
カーペットを快適に使うために、忘れてはいけないのがダニ対策です。
実は、ダニは人の垢、フケ、汗などを食べて成長するため、人が住んでいる場所には必ず生息しているとされています。
なので0にすることは難しいですが、噛まれたりアレルギーを誘発する原因になるので、
できる限り数を減らし繁殖しずらい環境づくりをしていきましょう。
ダニが繁殖しやすい環境
ダニは人がいるところには必ず生息していて、高温多湿を好み、
特に気温20℃〜30℃、湿度60%〜80%で活発に繁殖するようになります。
人が過ごしやすい適温適湿な環境は、ダニにとっても過ごしやすい環境なのです。
それに加え、毛足のあるカーペットの中は湿気がたまりやすいので、ダニが発生しやすくなります。
家に発生するダニの種類
家の中で繁殖するダニは
・チリダニ(人の垢やホコリを食べる)
・ツメダニ(チリダニを食べる。吸血性がある)
・コナダニ(食べ物や畳を食べる)
・イエダニ(ネズミなどの生き物に寄生し、吸血する)
の4種類です。
ちなみに、家の中で「ダニに噛まれた!」というのは大抵がツメダニが原因です。
ツメダニを防ぐには餌になるチリダニを減らすこと。
チリダニを減らすには、餌となるホコリやゴミはこまめに掃除機で吸い取ることが大事。
(掃除機のフィルターも定期的な掃除を忘れずに!)
たとえ吸血しないダニでもその抜け殻、死骸、糞を吸い込むとアレルギーを引き起こす原因になります。
完全に駆除するのは難しい
ダニは生命力が強く、少々酸素が薄かったり、少し洗剤をかけられたぐらいでは数時間は生きていられるといわれています。
繁殖力も強く、1gの人の垢で300匹ほど生きることができるので、
残念ながら人がいる限りダニが0匹になることはありません。
不潔にしているカーペットや布団1枚には20万匹以上のダニが生息していたというデータmあるのですが、
きちんと掃除をして清潔を保ち、1㎡あたり100匹ほどに減らすことができれば
噛まれたりアレルギー発症のリスクを抑えることができます。
ダニ対策で大事なのは熱と乾燥
強い生命力と繁殖力を持つダニですが、日光(紫外線)や熱には弱く、
60℃を超えると一瞬で死滅し、50℃前後では30分程度で死滅します。
生きているダニを掃除機で吸おうとしても、爪を食い込ませてカーペットにしがみついてしまうため、
手足の根元にダニが残ったままになってしまいます。
ですので、ダニを減らす最も良い方法は高温でダニを死滅させてから死骸を掃除機で吸い取ることです。
一部分を乾燥したり温めても、温まっていない場所へ移動してしまっては意味がないので
高温にする場合は一気に一定に温度を上げるのがオススメ。
定期的にカーペットは干して日光で温め、風を通して乾燥させましょう。
干すのが難しい場合はスチームアイロンのスチームをカーペットに当てると良いですが、
カーペットの素材が溶けたり変色しないよう気をつけてください。
干すorスチームアイロンどちらでも良いですが、その後に死骸を掃除機で吸い取ることが大事です。
理想は週1回
ダニの寿命はおおよそ3ヶ月。
その間、1匹1日1個の卵を産み続けます。
なので週に1回はアイロンや陰干しをして掃除機をかけるのが理想的。
そうはいっても「忙しくてなかなかそこまで手が回らない!」という場合は、掃除機をこまめにかけるようにしましょう。
特に高齢者や子どものいる家庭では定期的な掃除を心がけてくださいね。