2019.06.19

【掃除】畳を綺麗にする正しい掃除法。同時にダニ&カビ対策も!

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
畳は調湿性に優れていて、高温多湿な日本の環境にとても適しています。
 
ですがその反面、ダニやカビが発生しやすいデメリットも。
 
正しい方法で掃除をして、清潔な状態を保つようにしましょう。
 
今回は畳掃除の仕方や、汚れがひどい場合の対処法、カビやダニが発生した時の対処法などをまとめました。
 

畳掃除の注意点

畳掃除
 
フローリングに比べてデリケートな畳は、いくつか注意点があります。
 

畳の目に沿って掃除すること

 
畳はやみくもにゴシゴシしてしまうと傷んでしまいます。
 
掃除をする際は、畳の目に沿ってゆっくりと丁寧に行いましょう。
 
目に逆らって掃除をすると畳が傷つくだけでなく、畳の隙間にゴミが入り込んでしまいます。
 

基本は乾拭き

 
畳は調湿効果がありますが、湿気を大量に吸った状態はカビやダニが発生しやすくなります。
 
そのため、拭き掃除は基本的には乾拭きで行うこと。
 
もし水拭きをする際は雑巾は固く絞り、最後に乾拭きをして仕上げましょう。
 

掃除は晴れて乾燥した日にする

 
水拭きをした後の水気はカビやダニの発生の元。
 
掃除のあと窓を開けて水分を乾かせるよう、できれば晴れの日に掃除をしましょう。
 

重曹は使用しない

 
水回り、油汚れ、など様々な箇所の掃除に使え、環境にも優しい重曹ですが、
 
アルカリ性はイグサを変色する原因になります。
 
また、畳の中に成分が残ってしまうと黒ずみになり落ちなくなってしまいます。
 
洗剤が必要になった時は、畳専用の洗剤かクエン酸を使うようにしましょう。
 

粘着式のコロコロは使わない

 
コロコロするだけでゴミを取ってくれる粘着式カーペットクリーナーはとても便利ですが、
 
畳にとっては粘着力が強すぎてイグサがほつれたり、毛羽立つ原因になります。
 
畳の上はほうきか掃除機を使うようにしましょう。
 

畳の基本の掃除

畳掃除
 

畳掃除の準備物

 
畳の掃除で必要な道具は
 
・ほうき(掃除機)
・雑巾
 
の2つだけです。
 
ゴミを吸引する掃除機より、
 
掻き出せるほうきの方が理想的ですが、室内用のほうきを持っていなければ掃除機でも大丈夫です。
 
ただ、最近増えている自動で掃除するロボットタイプの掃除機はやめておきましょう。
 
自動で動いて便利ですが、畳の目に沿って掃除はしてくれないので畳が傷んでしまいます。
 

掃除の目安

 
【日常】
ほうき(掃除機)で畳の目に沿って軽くゴミを掃除する
 
【週1回】
畳の目に沿って、前後にゆっくりとほうきがけをする
目に入り込んでいるゴミをしっかりと掻き出しましょう
 
【月1回】
乾いた雑巾で畳の目に沿って乾拭き
 
春夏は窓を開けておくことが多く、汚れがつきやすいので固く絞った雑巾で水拭きをしても大丈夫です。
 
そのあとは必ず換気をして風通しを良くしておきましょう。
 
【年1回】
 
雑巾にクエン酸水を染み込ませ、汚れがきになる部分をふく
そのあとは乾拭きをして、窓を開けて風通しを良くしましょう。
 

念入りに掃除をする場合

畳掃除
 
畳は上に書いた基本の掃除をしていれば十分清潔を保てますが、
 
しばらく掃除をしていなかったり、何かをこぼしたりした場合は念入りに掃除をしておきましょう。
 

準備するもの

 
・クエン酸
・雑巾2枚(クエン酸を使った水拭き用と乾拭き用)
・バケツ
 

掃除の仕方

 
バケツに半分くらい水を入れて、クエン酸を小さじ1入れて混ぜクエン酸水をつくりましょう。
 
クエン酸水をつけた雑巾を固く絞って畳の目に沿って拭き、そのあと乾拭きをしてください。
 
クエン酸は殺菌効果があるので、カビやダニ対策にもなります。
 
湿気が多くなる梅雨の前に1度クエン酸で掃除しておくと良いかもしれません。
 

ダニやカビが発生してしまったら・・・

畳掃除
 
十分に気をつけていても、ダニやカビが発生してしまうこともあるでしょう。
 
その時は次のように対処してください。
 

ダニが発生した時の対処法

 
ダニは湿度の高い場所を好む反面、乾燥にはとても弱く死滅してしまいます。
 
そのため、とにかく畳を乾燥させましょう。
 
まずは掃除機で表面にいるダニを取り除き、
 
そのあと畳を剥がして裏側も掃除機をかけてください。
 
そのあと畳を日当たりと風通しの良い場所で干して乾かしましょう。
 
天日干しはダニにはとても効果がありますが、畳を外して干してまた敷くのはかなり大掛かりで大変です。
 
日頃からこまめな掃除と、換気をして湿度が高くならないように心がけてください。
 

カビが発生した時の対処法

 
カビが発生した場合は、掃除機と水拭きはやめておきましょう。
 
掃除機でカビを吸い込んでも、掃除機の排気口からカビを含んだ空気が出てしまいますし、
 
多湿を好むカビに水拭きをすると余計にカビが繁殖しやすい環境をつくってしまいます。
 
最もオススメなのは、消毒用アルコールを含ませた布で畳の目に沿って拭くこと。
 
頑固なカビは歯ブラシを使うと綺麗にとれます。
 
市販のカビ取り剤を使っても良いですが、カビ取り剤はアルカリ性なので畳の緑色の部分いついてしまうと畳が変色します。
 
マスキングテープなどを使って、掃除する以外の部分に液がつかないようにしましょう。
 
カビ取り剤を使ったあとは、そのあとに5倍程度に薄めたお酢をつけて液を中和させると変色を防げます。
 
アルコールやカビ取り剤を使ったあとは乾拭きをして、風通しを良くして乾燥させてくださいね。
 

畳はこまめな掃除と湿気対策が大事

 
畳は日頃からこまめにほうきで掃除をし、風通しをよくして湿気を防ぐようにしましょう。
 
また、畳を長持ちさせるには適切な時期に畳のリフォーム(裏返し、表替え、新調)も検討してくださいね。
 
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