2019.03.30

【リフォーム 】キッチンの高さは身体にあってますか?調理中の肩こりや腰痛も解消!

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

キッチンの使いやすさは間取りや形状はもちろん、自分の身長に合わせたサイズを選ぶことも重要なポイント。
 

日頃キッチンに立っていて
 

・なんだか腕が疲れる
・腰が痛い・・・
 

と感じている方はもしかするとキッチンのサイズが合っていないのかもしれません。
 

今回は、身長に合わせた最適なキッチン選びについてお話しします。
 

キッチンは身長に合わせて選びましょう

リフォーム
 

自分の体に合うシステムキッチン選びで大切なのは上記でも書いたように「身長」がポイント。
 

キッチンが高すぎると、作業中に力が入りにくくなってケガをしたり、常に腕が緊張状態になるので肩こりにつながります。
 

逆に低すぎると、前かがみでの作業時間が増えるので腰痛につながります。
 

使いやすいキッチンの高さはある程度、身長をもとにした数式で目安をつけることができます。
 

その数式が、「身長÷2+5cm」。
 

おおよその目安は下記の通り。
 

身長155cm・・・高さ80cm
身長160cm・・・高さ85cm
身長165cm・・・高さ90cm
 

日本のシステムキッチンは、
日本工業規格(JIS)で、80cm、85cm、90cm、95cmと定められたサイズなので、身長を目安に最適な高さを選びましょう。
 

最適なキッチンサイズは部位によっても違う

 

今計算した最適なシステムキッチンの高さは「床から調理台までの高さ」です。
 

例えば、シンクは調理台よりも底が低い位置にあるので、調理台の高さは丁度いいのにシンクが低い・・・と感じたり、
 

コンロの高さが鍋の中身を確認しながら調理したり腕で鍋を支え続けるには少し高いかも?と感じているケースもあるかもしれません。
 

その場合はシンクだけを少し底の高いものに取り替えたり、
 

コンロの足元にマットを敷く、かかとの高いスリッパを履く、コンロをフラットなタイプに取り替えるといった選択肢もあります。
 

収納棚の高さも確認

 

シンク、調理台、コンロの上部に収納棚がついているタイプのキッチンは収納棚の高さもチェックしましょう。
 

備え付けで調整できないケースもありますが、理想的な高さは、
 

収納棚の底辺がキッチンを使う人の目の高さにあることです。
 

その高さにあると、手を伸ばした時にサッと物が取りやすく、それよりも高いと高すぎて手が届きづらくなります。
 

キッチン周りをスッキリとさせるには収納の使い勝手を良くするのは大切なポイントですよね。
 

ただ、理想的な高さに収納棚を設置できないケースもあると思います。
 

その場合は収納内部が昇降するタイプの収納(ダウンウォール)を検討してみましょう。
 

ダウンウォールは手を伸ばして引き出すと、収納内部がそのまま下に下がってくる収納システムです。
 

この収納方法を取り入れると理想的な高さよりも高い位置に棚があっても快適に使うことができますよ。
 

キッチンの高さを変えるために必要な費用は?

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では、キッチンの高さを最適なものに変える場合、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか?
 

キッチンの高さを調整するリフォームの方向性は大きく分けて次の4つ。
 

1、既存のシステムキッチンの高さを調整
2、シンクのみ高さを調整
3、コンロのみ高さを調整
4、システムキッチンを新しいものに入れ替える
 

(ここで紹介するキッチンの交換は壁付き→対面といった形状変更や、キッチンの位置や大きさを変更するのではなく、
既存のキッチンサイズのまま、高さのみを調整するケースです)
 

既存のシステムキッチンの高さを調整するには?

 

このケースは既存のキッチンを一度取り外し、下に台を入れてかさ上げをします。
 

なので現在位置が高いと感じているキッチンに行うことはできません。
 

高いキッチンを低くするには、キッチンを入れ替えるか、キッチンマットを敷く、厚みのあるスリッパを履くなどの対応をしましょう。
 

下に台を入れる工事ではキッチン自体は既存のものを使用するので
 

・費用が安く済む
・工事時間が短い
 

というメリットがあります。
 

なのでキッチンが老朽化していない、または費用を安く抑えたい方にオススメです。
 

ただ、かさ上げをする際に水道やガスの配管の工事が必要になった場合は別途工事費が必要になるのでリフォーム会社としっかりと話し合いましょう。
 

おおよその費用は、10万〜25万です。
 

シンクの高さのみを調整するには?

 

日本のキッチンのシンクの平均的な深さは17cm〜20cmです。
 

調理台やコンロの使い勝手は良いのに、シンクが深すぎて腰が痛い・・・という方は少し浅いシンクに交換すると良いかもしれません。
 

ただ、シンクとカウンターが一枚の天板で作られているキッチンはシンクのみの交換はできませんし、
 

セクショナルキッチン(シンクと下収納部分が一体型のもの)はシンクと収納まとめて交換する必要があります。
 

シンクの使いやすい高さは、シンクの前に立った時に底に指が届く程度を目安に考えてみてください。
 

(浅すぎるシンクにすると、洗い物の途中で水がたくさんはねたり、大きなフライパンや鍋が洗いづらくなるので注意!)
 

費用のおおよその目安は、5万〜15万です。
 

コンロの高さのみを調整するには?

 

コンロの位置が高すぎると腕が疲れたり肩こりの原因になります。
 

調理台の高さは丁度いいのにコンロの位置が高く感じる要因は、五徳の高さがあるからです。
 

それを解消するには、
 

・厚めのキッチンマットを敷くor底の厚いスリッパを履く
・ガスコンロからIHにリフォームする
 

という方法があります。
 

もちろんIHのメーカーや機能性にはよりますが、おおよそシステムキッチンを丸々取り替えるよりは費用を抑えることができます。
 

ただ、ガスコンロ→IHにするには「電源」という問題をクリアしなければいけません。
 

多くのIHは200vの電源が必要なのですが、一般的な家やマンションに200vの電源は設置されていないので電源設置工事が必須になります。
 

戸建ての場合は費用面を考慮して折り合いがつけば取り替えられますが、マンションの場合はマンション全体で電気供給量が決まっているので
 

工事の許可が下りないケースもあります。
 

ガスコンロ→IHへ変更するおおよその費用は、10万〜25万です。
 

システムキッチンごと取り替えるには?

 

これは既存のキッチンを取り除いて、同じ位置に新しいシステムキッチンを設置するケースです。
 

キッチンが老朽化しているなら思い切って新しいキッチンに取り替えてしまう方が良いでしょう。
 

このケースはキッチンのグレードによって50万〜150万程度と大きく費用が変わります。
 

システムキッチン交換費用についてはこちらの記事に詳しく書いてあるので参考にしてください。
 

【リフォーム】キッチンリフォームの費用と見積もり時の注意点
 

キッチンの高さ選びは慎重に

 

キッチンは毎日長時間使う場所なので、使い勝手は重要ですよね。
 

使いやすいキッチンの高さは、身長に合わせたおおよその目安(身長÷2+5)cmがあります。
 

その基準をもとに、ご自身のライフスタイルに合わせたサイズ選びをしてみてくださいね。
 



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