こんにちは
町の引越屋さんです。
 

キッチンリフォームをする際「どんなキッチンを選ぶと良いのだろう？」「キッチンって何が違うの？」といった疑問を持つ人も多いと思います。
 

キッチンのリフォームはキッチンを交換するのみの場合と、間取りや形状を変える場合で大きく費用も変わります。
 

そこで今回は自分に合うキッチンの選び方やリフォームの方向性の決め方についてまとめました。
 

システムキッチンってなに？？

 

キッチンは大きく2つに分類されます。
 

それが、
 

・システムキッチン
と
・セクショナル（セパレート）キッチン
です。
 

システムキッチンは調理台・シンク・コンロの上が一枚のワークトップ（天板）で繋がったつなぎ目のないキッチンのこと。
 

表面に継ぎ目がないので調理台〜コンロまでの高さがフラットで水平になります。
 

システムキッチンは取り付ける場所で組み合わせて作るので、キッチンの間口と同じサイズにすることができ、
 

各メーカーでサイズ・機能・色・デザインが統一されているので、デザイン性の高さが特徴です。
 

一方、セクショナルキッチンは調理台・シンク・コンロなどをそれぞれ別々に購入して組み合わせるキッチンのこと。
 

それぞれの高さを揃えて用意したとしても表面に繋ぎ目ができるので、そこから水や汚れが入り込んでしまうことがあります。
 

名前に「システム」とつくので、「何かついている機能が違うのかな？」と思いがちですが、
 

システムキッチンとそうでないキッチンの違いは、調理台・シンク・コンロが１枚の天板で繋がっているか、それぞれを購入して組み合わせているキッチンかの違いなのです。
 

今回の記事では「システムキッチン」を交換するときのポイントを紹介していきます。
 

リフォームの方向性を決める

 

システムキッチンのリフォームはおおよそ2つあります。
 

ひとつは「原状回復（修理）」のみを行うパターン。
 

今のシステムキッチンを少し修理したり、簡単な交換のみをする工事です。
 

例えば、
 

・今のキッチンを15年〜20年ほど使っていて劣化してきた
・汚れやカビが取れない
・排水溝やレンジフードが臭う
・シンク下が水漏れする
・ガスコンロの燃焼が不調
 

など間取りやキッチンの形状は今のままで、機能面の不具合を解消したい方は原状回復の方向性で良いでしょう。
 

もうひとつは間取りや使い勝手を変えて、デザイン性にもこだわったリフォームをするパターン。
 

・壁付きキッチンから対面キッチンに変更したい
・キッチンとダイニングの壁を取り除きたい
 

といったリフォームは少々費用はかかりますが、今のキッチンの機能や使い勝手、デザイン性に不満を感じているならこちらのリフォームを検討しましょう。
 

予算を検討する

 

キッチンリフォームの費用は原状回復にするか、こだわったリフォームにするかで費用の相場は大きく変わります。
 

原状回復(システムキッチンの交換）を行う場合にかかる費用

 

この場合、
 

・システムキッチンの本体代と施工費
・IHや食洗器などのオプション代
 

が必要になります。
 

システムキッチンにはグレードが3種類（シンプル、ミドル、ハイ）ありますが、
 

最低限の機能性が備わっていればOKならシンプルグレードのキッチンで十分です。
 

おおよその本体価格は、
 

【シンプルグレード】
 

I型・・・50〜70万程度
L型・・・65万〜80万程度
ペニンシュラ・・・70〜85万程度
アイランド型・・・65万〜80万程度
 

【ミドルグレード】
 

I型・・・65万〜90万程度
L型・・・80万〜100万程度
ペニンシュラ・・・85万〜110万程度
アイランド型・・・70万〜85万程度
 

【ハイグレード】
 

I型・・・85万〜145万程度
L型・・・100万〜200万程度
ペニンシュラ・・・120万〜220万程度
 

オプション代とは、
 

・IHクッキングヒータ・・・10万〜20万
・食洗器・・・10万前後
・収納棚・・・5万前後
 

など、それぞれのライフスタイルに合わせて必要なものを設置しましょう。
 

間取りや形状にこだわったリフォームをする時の費用

 

原状回復ではなく、間取りを変えたり、キッチンの形状（壁付き→対面など）を変更する場合は、上記の
 

・システムキッチン本体の価格
・オプション代
 

に加えて、
 

・キッチン移動の費用（配管、配線など）
・壁紙や床の貼りかえ
 

の費用が施工内容に応じて必要になります。
 

もちろんリフォームの内容によりますが、150万〜400万程度かかるケースが多いようです。
 

システムキッチン選びのコツ

 

システムキッチンを選ぶ時のポイントは、
 

・機能面
・デザイン性
 

をどの程度必要としているのか？です。
 

よく、シンプルグレードよりハイグレードの方が機能性に優れていると思いがちですが、
 

実はシステムキッチンのグレードの違いは、高級感や素材など「見た目」の違いのことで機能面や使い勝手に大きな違いはありません。
 

なので、まずは「機能性」を重視して選んでおくと後になって「何か使いづらい・・・」という失敗を避けることができます。
 

デザインや素材にこだわりがなく、日常生活で使いやすければOKという方であれば、
 

価格を優先してシンプルグレードのキッチンでも十分満足できるはずです。
 

そして使い勝手を追求するなら、グレードを上げるのではなく「オプション」を追加して機能面を充実させましょう。
 

ただし、「見た目」にこだわりたいという人はハイグレードのキッチンが最もおすすめ。
 

だいたいどのメーカーもシンプル、ミドル、ハイグレードと同じ型で3パターン用意されていますが、
 

正直、シンプルグレードとミドルグレードを比べてみても、圧倒的にデザイン性に優れているようには感じないことが多いです。
 

なぜなら、どのメーカーもハイグレードになるにつれ、ワークトップ、扉、側面などで使える素材が増えていきますが、
 

シンプルグレードがミドルグレードになってもあまり選択肢が増えないことが多いからです。
 

なので、デザイン性にこだわるなら思い切ってハイグレードを選ぶと満足のいくキッチンにリフォームできると思います。
 

自分の要望にあう業者を探す

 

キッチンリフォームが成功するか失敗するかの大きな要は「リフォーム業者をきちんと選ぶこと」です。
 

リフォームを依頼しても、
 

・自分のイメージ通りの空間になるよう色々提案してくれて、何度も打ち合わせをしたので満足できた
・ひとまず綺麗になったけど、あまり提案してくれなかったのでもっといいデザインもあったのかな？と思う
・とても綺麗な仕上がりだったので丁寧な工事をしてくれたと思うし、費用も想定内でした
・システムキッチンを交換するだけの簡単な内容だったわりに、費用が高い気がする・・・。
・クロスの貼り方が雑でイメージとも合っていないけど、やり直しも相談もしてくれなかった
・質問や相談へのレスポンスが早く、スムーズに話が進んだ
・問い合わせてもなかなか返事が返ってこなかったり、担当者とつながらなかった
 

など、感想は様々。
 

リフォーム会社によって得意な工事や傾向があるので、ある程度リフォームの方向性が決まったら何社か相談に行きましょう。
 

リフォーム会社の傾向を簡単にまとめたので参考にしてください。
 

リフォーム会社の特徴をつかむ

 

リフォーム会社は大きく分けると3種類あります。
 

１、地元密着型で経営している工務店
 

２、デザイナーがいる、水回りが得意、内装が得意など特色を持っている中堅リフォーム会社
 

３、CMや広告でも見かける大手リフォーム会社
 

です。
 

それぞれの特徴をまとめると、
 

【工務店】
 

・システムキッチンの交換のみ、といったシンプルな工事向き
・簡単な工事であれば大手よりも安くできることが多い
・品質は店舗によりまちまちなので見極めは必要
・色々と提案してもらいながらデザインを決めたい場合は不向き
 

【中堅リフォーム会社】
 

・会社により特色があり、得意な分野がはっきりしている
・提案力があるのでデザインを相談しやすい
・サービス内容と価格のバランスが良い
 

【大手リフォーム会社】
 

・ネームバリューがあるので社会的信頼がある
・費用は高め
・アフターサービスなどが充実していることが多い
 

自分の求めるリフォーム内容に応じて相談先を変えてみると良いでしょう。
 

キッチンリフォーム は方向性と会社が大事

 

キッチンリフォームはまず
 

・システムキッチンを交換するのみ
・間取りや使い勝手にこだわる
 

どちらの方向性で進めるかを決めることが大事。
 

システムキッチンのグレードは機能性ではなく、キッチンの扉や天板の素材の違いなので予算と相談して決めましょう。
 

そして、リフォームで最も重要なのはリフォーム会社選び。
 

満足のいくリフォームをするには、自分の思い描くリフォームに最適な会社を選ぶこと。
 

特に、間取りや使い勝手を変えてリフォームする場合は、色々と提案してくれたり親身になって聞いてくれる会社を選ぶ方が良いですよね。
 

そのためには、時間はかかりますがいくつかの会社で相談して見積もりを依頼することが大事です。