2019.03.23

【リフォーム】これでバッチリ!ガスコンロの賢い選び方

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

システムキッチンに据え置きされているガスコンロは、実は簡単に交換することができます。
 

ですが、ガスコンロを変えたければシステムキッチンごと取り替える大掛かりなリフォームが必要なのでは?と思っている人も多いでしょう。
 

また、たくさんの商品が販売されているので機能の違いや選び方がわからない・・・と思う人も多いですよね。
 

そこで今回は、ガスコンロ交換の費用や選び方についてまとめました。
 

ガスコンロ交換に必要な費用は?

ガスコンロ
 

ガスコンロの設置工事費用の相場は2万円前後。
 

これはガスコンロのモデルや大きさが違っても同じくらいなので性能や本体価格で比較して選びましょう。
 

ガスコンロを3つに分けると、低価格なタイプ、バランスの良いタイプ、ハイスペックなタイプに分類できます。
 

価格重視なら低価格タイプ

 

このタイプはおおよそ3万〜5万ほどで本体が手に入るので、費用を抑えたい人にオススメ。
 

価格が手頃といっても、最新のモデルは天板とコンロ部分が一体化していて掃除しやすいフラットトップのものが多いので
 

10年ほど前に購入したガスコンロを現在使っているなら、掃除する時の分解の手間は少なくなるでしょう。
 

ただ、素材は従来と同じく焦げ付きやすいものが多いので、最近増えている「水拭きでOK!」という訳ではなく、
 

スポンジやたわしでこする掃除が必要です。
 

・現在使っているガスコンロでも性能的に満足している
・グリルはあまり使わない(この価格帯のコンロは片面焼きの場合が多い)
・デザイン性は重視しない(黒系の色しか用意されていないことが多い)
 

という方はこのタイプで問題なく利用できると思います。
 

価格と機能性でバランスの良いタイプ

 

せっかく交換するなら今より高性能な物にしたい!デザイン性にもこだわりたい!という人はこのタイプがオススメ。
 

基本的な調理を快適に、手入れも楽にできます。
 

本体価格は6万〜10万ほどで、低下価格なタイプとの違いは
 

・焦げ付きにくい素材で手入れが楽(水拭きでもOKなタイプも)
・オート調理やグリル機能がついているタイプもある
・グリルが両面焼きでひっくり返す必要がない
・数色から選べるのでキッチンのデザインに合わせやすい
 

といったことが挙げられます。
 

より快適な調理ができるハイスペックタイプ

 

バランスタイプよりさらに便利に、手入れを楽に、調理の幅の広がる機能がついた高性能なコンロです。
 

本体価格は12万〜18万と高めですが、いろいろな機能を使いながら料理をつくりたい人にはオススメです。
 

バランスの良いタイプの性能に加えて、ハイスペックなコンロには、
 

・掃除しやすい構造
・オート調理機能が豊富で調理が楽
・高級感のあるデザイン
・温度調節機能
・グリルでダッチオーブンの性能があるタイプもある
・スマホのアプリと連動して調理がより便利
 

という機能が追加されています。
 

ガスコンロの選び方

ガスコンロ
 

ガスコンロを選ぶときに見るべきポイントは次の3つ。
 

・天板(トッププレート)
・バーナー
・グリル

 

です。
 

それぞれ選び方のポイントを紹介します。
 

天板の選び方のポイント

 

天板を選ぶときのポイントは、天板の幅と素材です。
 

天板の幅は?

 

実は天板の幅は決まっていて、60cmと75cmの2種類しかありません。
 

天板が60cmのコンロは、本体の横幅=天板のサイズで多くの家庭で設置されています。
 

一方75cmのコンロは左右のバーナーの間が広いので、大きなフライパンや鍋を使う機会が多い人にオススメ。
 

天板は60cm→75cm、75cm→60cmに変更できることも多いので、今のライフスタイルに合うサイズに変えると良いですね。
 

天板の素材

 

最近のガスコンロで使われている主な素材は、
 

・ガラスコート
・ガラストップ
・ホーロー
 

の3種類。
 

それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
 

【ガラスコート】・・・ホーロー用の鋼板の表面にガラスコーティングを施した素材。
 

メリット
・カラーバリエーションが豊富
・ガラストップより安価
 

デメリット
・表面のガラス質の部分にヒビが入るとそこから錆びる
 

【ガラストップ】・・・現在のガスコンロで最も使用されている素材。
 

メリット
・光沢があり美しい
・耐久性・耐熱性に優れている
 

デメリット
・価格が高め
・衝撃に弱いので重たいものを落とすと割れやすい
 

【ホーロー】
 

メリット
・耐久性が高い
・安価
 

デメリット
・衝撃に弱いので、表面の塗装が割れてそこから錆びやすい
・コーティングが剥げやすい
 

バーナーの選び方

 

基本的に、2口コンロは標準バーナーと火力の強い大バーナーがひとつずつ。
 

3口コンロには、そのふたつと火力の弱い小バーナーが設置されています。
 

ポイントとしては、大バーナーが壁側にならないようにすること。
 

火力が強いので火災の恐れや、壁の劣化が早まります。
 

最近のガスコンロは左右のどちらに大バーナーを配置するか選べますが、
 

一部の機種では固定されていたり、両方とも同じ火力のバーナーを設置している商品もあります。
 

グリルの選び方

 

グリルの種類は
 

・片面焼き
・両面焼き
 

があり、片面焼きには
 

・水あり
・水なし
 

と2つのタイプがあります。
 

【片面焼き】
 

メリット
・焼き網にくっつきにくい
・肉厚の食材でもしっかりと焼ける
・本体価格が安い
 

デメリット
・片面ずつ焼くため時間がかかる
・食材を裏返すときに崩れやすい
 

【両面焼き】
 

メリット
・ふっくらと焼き上がりやすい
・上下から加熱されるので調理時間が短い
・裏返す手間がいらない
・調理のバリエーションが豊富
 

デメリット
・焼き網にくっつきやすい
・本体価格が高い
 

【水ありタイプ】
 

メリット
・本体価格が安い
 

デメリット
・食材の油が下の水受けに落ちるので、毎回掃除に手間がかかる
・調理中、水蒸気がグリル内に発生するのでカラッと焼きづらい
 

【水なしタイプ】
 

メリット
・準備や手入れが楽
 

デメリット
・本体価格が高い
 

最近人気の機能

 

一昔前はグリルはただ「焼く」だけの機能でしたが最近は様々な機能がついたガスコンロが販売されています。
 

【ワイドタイプのグリル】
 

ワイドタイプは一度に大量に焼ける、食材を切らずに入れられるので大人数の食事を作るときに重宝します。
 

最近は専用のプレートも販売されているので、トーストやピザなどもうまく焼けますよ。
 

【ダッチオーブン機能】
 

ダッチオーブン機能がついていれば、家にオーブンがなくても大丈夫。
 

最近流行っているぎゅうぎゅう焼きや定番のローストビーフはもちろん、パエリアやパイなども焼くことができます。
 

【自動温度調節や自動調理機能】
 

グリルだけでなくコンロにも搭載されていますが、自動温度調節や自動調理機能も上手く使えば料理のレパートリーが一気に広がります。
 

火加減の強弱を設定できるので、調理の途中で焼き加減を確認する手間も省けますし、焼きすぎたor焼きが甘かった・・・といった失敗知らず。
 

設定した時間で自動的に火が消えるようになっていたり、料理の温度を一定に保ちながら調理できる機種もあります。
 

ガスコンロの交換は費用も時間も手軽にできる

 

ガスコンロの交換にかかる時間は大抵2〜3時間程度なので手軽にリフォームできます。
 

ガスコンロの購入先は大きく分けて3つあります。
 

・ホームセンターや家電量販店
・ネット
・工務店やガス会社
 

ホームセンターや家電量販店は価格は安いのですが、「量販店用」のモデルのガスコンロは品質が低めなことが多いので
 

自分の欲しい機能が搭載されているかよく確認しましょう。
 

ネット販売は施工してくれる業者を選べなかったり、細かな質問のやりとりに時間がかかりますが、
 

価格競争が激しいので、品質の良いものを安く買えることが多いので価格を優先するなら一度チェックしてみてもいいですね。
 

工務店やガス会社は定価販売が多いですが、工事を信頼できる業者に依頼できたり、直接やりとりできるので
 

気になることがあっても気軽に聞くことができます。
 

また、ガスコンロの寿命は約10〜15年ですが、手軽に交換しやすいので
 

使い勝手が悪くなってきたり、家族が増えたので一気に調理したいといったライフスタイルの変化にも対応しやすいのが良い点ですね。
 



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