2019.03.20
【リフォーム】キッチンの人気NO.1!対面キッチンのメリットとデメリット

こんにちは
町の引越屋さんです。
キッチンの中でもペニンシュラキッチン(対面キッチン)は調理中に家族と会話ができ、大きさ的にマンションでも取り入れやすい型。
従来の壁付きキッチンからリフォームする人も多い人気のキッチンです。
今回はペニンシュラキッチンのメリット、デメリットについてまとめました。
ペニンシュラキッチンのメリット
ペニンシュラキッチンの”ペニンシュラ”とは「半島」のことで、キッチンの左右どちらかが壁に接している対面キッチンのこと。
カウンターが半島のように突き出ているので、奥行きが広めの形状が多く
ダイニング側にも収納を取り付けたり、椅子を置いてテーブルカウンターのようにすることもできます。
ここではペニンシュラキッチンのメリットをまとめました。
作業中、家族とコミュニケーションが取れる
対面キッチンにリフォームをする理由のNO.1が「家族とコミュニケーションがとりやすい」ということ。
壁付きのI型キッチンはどうしても孤独感を感じやすいですし、子どもがいる方は調理中は様子をみることができなくなります。
対面キッチンだと調理中も家族と会話ができるし、子どもにも目を配ることができますね。
実際、最近の新築マンションや戸建ての多くが対面キッチンを取り入れてますが、20〜40代の子育て世代を主な購買層として設定しているからです。
調理→配膳の作業効率がUP
ペニンシュラキッチンのカウンタースペースを広めに設けると、
料理を楽にダイニングへ運びやすい→食べ終わった食器を下げやすいというメリットが生まれます。
ちょっとしたことかもしれませんが家族も手伝いやすくなり、実はかなりの作業効率UPにつながります。
開放感がある
壁付けやクローズタイプのキッチンはどうしても視界が遮られたり、圧迫感を感じやすいのですが、
対面キッチンは顔を上げた時に視界が開け、外の様子がよく見えるので開放感を感じます。
ペニンシュラキッチンのデメリット
対面キッチンは使い勝手もよく人気ですが、対面キッチンならではのデメリットがいくつかあるので
リフォームを検討している人は事前に確認しておきましょう。
設置にスペースが必要
ペニンシュラキッチンの設置は壁付きやクローズタイプのキッチンより広いスペースが必要です。
もともとのキッチンがクローズタイプの場合、広さが足りていないことも多いので
ダイニングや通路が狭くなったり、収納スペースを確保できないこともあります。
せっかくリフォームをしても以前より使いづらくなってしまっては本末転倒。
通路幅も快適にキッチンを使うにはしっかり確保しておくことが大事で、
日常的にキッチンを使う人が一人で80〜90cm程度は確保するのが理想的です。
間取り変更ができなかったり、どうしても広さが足りない場合は壁付けやL型キッチンも検討しましょう。
臭い対策が必要
対面キッチンで感じる不満の中でも多いのが「家中に臭いが充満すること」です。
クローズタイプのキッチンは孤立している分、調理の臭いを閉じ込める効果がありますが、
対面キッチンは全てダイニングやリビングスペースまで広がっていきます。
ガス火の場合はコンロの上に換気扇を設けると改善しますが、IHは調理中に「上昇気流」がほとんど発生しないため
あまり効果がないかもしれません。
なので臭い問題は壁を同時にリフォームしてしまうのがおすすめ。
壁材を臭いの元を吸収しやすい自然素材の「珪藻土」や「漆喰」に交換すると臭いはかなり解消します。
もし予算の関係で壁材を変えられない場合でもクロスを消臭効果のある物に張り替えるだけで改善するでしょう。
油はねに注意
ペニンシュラキッチンは開放的な分、調理中の油がダイニング側にハネやすいというデメリットがあります。
いつの間にか床やダイニング側が油でギトギトになっている・・・なんてことも。
油はね対策には、コンロ周りに「油はねガード」を設置しておきましょう。
油はねガードは圧迫感の少ない背の低いもの、しっかり防ぐ背の高いもの、換気扇まで完全に覆うもの、など
いくつか形状がありますが、こまめに掃除ができるなら透明なものを選ぶと、開放感を損ねることなくデザイン性が保てるのでおすすめです。
市販のものもありますが、できればリフォーム時に業者にお願いして設置してもらう方が良いでしょう。
手元が丸見え
ペニンシュラキッチンはオープンなデザインである分、作業中の手元やキッチン側が丸見え。
後から「やっぱり目隠しが欲しい・・・」となる人も多いので、最初に検討しておきましょう。
ダイニング側に立ち上がりカウンターを設置したり、キッチン本体の周囲に腰壁(床面〜大人の腰の高さの位置に施工する壁)を設置すると解消します。
特に腰壁はペニンシュラキッチンと相性が良く、デザイン性もキープされるのでオススメ。
ペニンシュラキッチンにするために必要な費用
もちろん、水まわり、ガス、電気の工事がどのくらい必要かによって費用は変わりますが、
壁付けタイプのキッチンをペニンシュラキッチンにする時に必要な費用は60万〜200万程度が目安。
キッチンのグレードを上げたり、オーダーメイドにすると300万前後かかることもあります。
同じ対面キッチンでも四方に壁のないアイランドキッチンより、比較的リーズナブルな価格で施工できるケースが多いようです。
ペニンシュラキッチンはスペースが確保できればオススメ
ペニンシュラキッチンは
・設置スペースが必要
・油や臭い対策が必要
・手元の目隠しも検討
といった点はありますが、家族とコミュニケーションが取りやすく、おしゃれなのでとても人気があります。
これからリフォームを考えているなら、一度検討するのも良いのではないでしょうか。
ただ、壁付けやクローズタイプのキッチンにするためにはスペースが確保できるかどうかがとても大事。
狭いスペースに無理やり設置するとかえって使い勝手が悪くなるので、リフォーム会社とよく話し合って決めてくださいね。