2019.03.02
【リフォーム】キッチンリフォームの費用と見積もり時の注意点

こんにちは
町の引越屋さんです。
キッチンリフォームにかかる費用の最も多い価格帯は50万〜150万円。
なぜこんなに差があるのかというと、キッチンのグレードや形状で費用が大きく違っているからです。
また、キッチン本体以外にも必要な経費があります。
そこで今回はキッチンのグレードと型によって違う費用とその他必要なお金についてまとめました。
キッチンリフォームにかかる費用
キッチンリフォームの費用は主に、
・新しいキッチン本体の値段
・既存のキッチンの解体費や処分費
・配管工事
・キッチンの床、壁などの補修や張り替え費用やその他パーツの素材
で構成されています。
工事費の大部分を占めるのがキッチン本体の価格で、
配管工事は、全く違う場所にキッチンを移すとなると電気・ガス・水道なども全て大掛かりな工事が必要になるので費用も必要ですが、
同じ場所に同じ型のキッチンを配置するのであればそれほど高額な工事にはなりません。
つまり、費用を安く済ませたいならキッチン本体の値段とキッチンの内装などの素材の費用を抑えると低予算でリフォームすることが可能です。
キッチン本体の価格はグレードと形状によって違っています。
キッチンのグレード
キッチンのグレードは大きく分けると3つあります。
1、シンプル
2、スタンダード
3、ハイグレード
この3つの違いは主に素材です。
シンプルなキッチンはシンクの素材にステンレスが使われていることが多いですが、
ハイグレードなキッチンになると人工大理石や天然石などが使われていたりします。
キッチンの型
キッチンの間取りや収納と同じぐらい大切なのがキッチンの型。
リフォームで定番の型を紹介します。
I型キッチン
I型キッチンはシンク、調理器、冷蔵庫を横一線に並べる最も一般的な型のキッチンです。
動線が長くなりすぎると使いにくくなるので270cm以内に抑えておくのがオススメで、規模の大きなキッチンよりコンパクトなキッチンに向いています。
また、冷蔵庫を横並びに置けない場合は使い勝手が変わるのでレイアウトには注意。
メリットは、最も多い型なので種類や価格帯も幅広いので、間取りや予算に応じて選びやすい点で、
デメリットは、複数人で利用するときに動線が重なってしまうことです。
L型キッチン
L型のキッチンはシンク、コンロ、調理スペースがL字に並んだレイアウトで、動線が三角になるので動き回らずに使える効率の良い型。
I型の次に多い型ですがI型よりも設置に広いスペースが必要なので、LDKでいうと15畳〜程度の広さが理想的です。
メリットは動線が短いので作業がしやすくI 型よりも広く使えることで、
デメリットは、コーナーにデッドスペースができやすいことと、キッチン設置にスペースが必要になるので食器棚のスペースが確保しづらいことです。
対面キッチン
調理しながらでもコミュニケーションが取りやすいので最近人気の高い型。
対面キッチン中でも料理をしながらダイニングやリビングにいる人とコミュニケーションを取りやすく、
ダイニング側に椅子を設置してカウンターとして利用することもできる「ペニンシュラ型」と、
キッチンが島のように独立していて、複数人でキッチンを囲むように作業できる「アイランド型」があります。
特にI型はホームパーティーや家族みんなで調理する習慣のある人にはオススメの型。
対面キッチンのメリットは、コミュニケーションの取りやすさと見た目の美しさで、
デメリットは、他の型のキッチンからリフォームするときに費用が高額になりやすいこと、設置スペースにゆとりが必要なのでダイニングが狭くなりやいこと、
リビングやダイニングの方へ煙や匂いの影響が行きやすいことです。
キッチンのグレードと種類別の費用目安
配管工事の有無やキッチンの場所を変えるかどうかなどによって工事費用は大きく変わりますが、おおよその目安の費用です。
【I型キッチン】
シンプル:50万以内も可能ですが目安は60万前後。
スタンダード:60万〜90万
ハイグレード:70万〜120万
【L型キッチン】
シンプル:60万〜90万
スタンダード:70万〜120万
ハイグレード:80万〜130万
【対面型キッチン】
シンプル:70万〜100万
スタンダード:80万〜130万
ハイグレード:90万〜160万
キッチンリフォームに必要な費用まとめ
キッチンリフォームでは、キッチン本体を含め下記のような費用が必要になります。
【仮説工事費】
工事箇所以外に傷がつかないようにする養生代や、リフォーム後に行うクリーニング代などのことをいいます。
その他、リフォームの準備に必要な費用があればここに含まれます。
【解体工事費用】
既存のキッチンを取り外すための費用です。
取り外したキッチンを廃棄する費用が含まれていることもあるし、別途必要になるケースもあります。
【内装や衛生設備工事の費用】
キッチンリフォームは内装や電気設備、衛生面の工事など様々な工程が必要。
そういったキッチン全体のリフォームに伴う各種工事の費用。
項目ごとに細かく分けて見積もりを出す業者とまとめて見積もる業者があります。
【キッチン設置の費用】
新しく設置するキッチン設備(本体)の費用です。
「キッチン一式」といった書き方をする業者もありますが、きちんと商品名、型番を確認しておきましょう。
【諸経費】
いわゆる、リフォーム会社の利益、工事現場の管理費、現場以外の管理費などのこと。
大抵、リフォーム費用の〇〇%というように決められています。
注意しておきたいのが、「諸経費が安い=お得」ではないということ。
業者によっては諸経費を低くしている代わりにその他の項目で少しずつ利益を上乗せして算出しているところもあるからです。
明確な決まりがないので分かりにくいですが、無くして良い費用でもなく、安けりゃいいというわけでもないので
何社か見積もりを出して比較してみましょう。
キッチンリフォームの費用面で気をつけたいこと
キッチンリフォームで気をつけておきたいポイントを5つ紹介します。
リフォームを始めてから新たに費用が必要になることもある
リフォームは始めてみないと分からないこともあり、最も多いのが「工事を始めてから補修が必要なことがわかった」というケース。
キッチンは水回りということもあり、既存のキッチンを取り外したら床が傷んでいた・・・ということも。
プロに見積もりをお願いしても、こういうことは起こり得ることなので打ち合わせの段階で、
追加工事についても話を聞いておきましょう。
追加で依頼したことによる費用の増加
リフォームが進むにつれて「やっぱりこのオプションをつけたい」とか「キッチン周辺の〇〇を変えたい」というように
追加で工事をお願いしたくなることもありますよね。
サービス内でしてくれることもありますが、基本的には追加費用がかかります。
軽い気持ちで「棚をつくってください」と頼んで作ってもらってから請求書を見ると費用がかかっていた、ということもあるので、
最初から「追加費用が必要になったら金額を提示してほしい」と伝えておきましょう。
リフォーム会社以外で必要な費用を確認しておく
キッチンリフォームで多いのは、ガスや配管、電気周りの工事が必要になること。
そういった工事はリフォーム会社ではできないことも多いので追加で費用を支払い依頼が必要なケースもあります。
また、現状がI型キッチンやL型のように壁型を対面キッチンに帰る場合、キッチンの場所そのものが変わるので工事費用は高くなることが多いです。
見積もりの時にどのくらい費用がかかるのかきちんと把握しておきましょう。
リフォーム会社との認識違いに注意
実際にリフォームを進めていくと思っていたイメージと違う!ということもあります。
例えば新しいキッチンを設置して空いた床部分を埋めるとき、
元々の床材の色と今回用意している床材の色が違っていたら全面色を合わせたいものですが、
「一番安い費用で」とお願いされていたからという理由で、色が違うまま工事を完了させた。というような食い違いなどです。
見積もりと工事内容の最終確認の際は、一つずつ細かく確認しておきましょう。
費用の見積もりは何社かお願いするのが理想
リフォームの費用は依頼する業者によって大きく異なります。
水回りの工事に強い業者もあれば、工事日数が短い、料金が定額など、様々な特色があります。
また、大手で実績のある業者だと安心感はありますが、工事を下請けに回す際の中間費用が必要になるので
費用を抑えたい人にとっては悩ましい点ですよね。
費用をどれだけかけるかはそれぞれですが、リフォーム後のフォロー面も含め、業者選びはとても重要です。
できればいくつかの業者に見積もりを出してもらったり、相談に乗ってもらってから選ぶようにしましょう。