2019.02.27
リフォーム費用の相場は?【キッチン・トイレ・浴室・洗面所・リビング】

こんにちは
町の引越屋さんです。
リフォームの費用は工事を行う内容や広さによって明確な定価はないので、どのくらいかかるものなの?と思いますよね。
実際、業者によって同じ工事でも価格にばらつきがあります。
リフォーム会社に相談する際は大体の相場を知っておくと役立つかもしれません。
今回はキッチン、トイレ、浴室、洗面所、リビングのリフォーム価格についてまとめました。
リフォームの種類は?
リフォームは、目的や予算によって大まかに分けて3種類あります。
費用は工事内容によって変わりますが、最近では定額制で請け負ってくれる業者もあり以前より費用は抑えられる傾向にあるようです。
着工後に予定外の工事があると追加で別途費用が必要になることもあるので、少しゆとりを持って用意しておきましょう。
【リフォームの種類】
1、部分的なリフォーム
耐震補強、水回り、外装の塗り直し、キッチン周り、など気になる箇所のみをメンテナンスします。
2、家を丸ごとリフォーム
既存の構造部分には変更を加えず、内装・外装丸ごと綺麗にするリフォーム。
3、リノベーション
家を一度構造躯体だけの状態(スケルトン)にしてしまい、内装・外装や間取りごと新しくする大掛かりなリフォーム。
間取りごと変更したり、機能性をUPさせて付加価値をつけるリノベーションが最も費用と工事期間(数ヶ月)が必要で、
部分的なリフォームだと費用も安く、工事の内容によっては半日〜1日程度で完了するものもあります。
おおよそのリフォーム費用
キッチン周りのリフォーム
キッチン周りのリフォームで最も多い価格帯は50〜150万円。
50万未満、50〜150未満、150万以上でおおよそ出来ることは、
【50万円未満のリフォーム】
ガスコンロや換気扇のフード取り替え、食洗機の後付けなど部分的な工事が主。
【50〜150万未満】
シンプルなスタンダードキッチン設置にかかる費用が50万〜60万程度で、キッチンの性能を上げるほど費用は高くなっていきます。
また、床や壁紙を貼り替えるならその費用も必要。
キッチンリフォームは元の場所に同じ製品を設置するのが最も安く、壁付キッチン→アイアンドキッチンや対面キッチン→壁付キッチンのように
場所や配置を変える工事を行うと100万前後は必要になるケースが多いです。
【150万以上】
キッチンの場所や配置変えで配管(電気・ガス・水道)の工事や広範囲の内装工事が必要になると150万円以上かかることもあります。
戸建てのリフォームで、キッチンを1階から2階へ移す場合などは200万円以上かかる場合もあります。
トイレのリフォーム
トレイリフォームの費用で最も多い価格帯は20万〜50万円。
20万未満、20万〜50万未満、50万以上で出来ることをまとめると、
【20万未満】
便座のみを交換したり、便器から立ち上がる時に掴む手すりの設置といった小さな工事が行えます。
床や壁を臭いや湿気に強い素材に変えたり、トイレに手洗いカウンターを設置するのもこの価格帯の工事になります。
【20〜50万未満】
トイレリフォームの中心価格帯ですが、便器を交換する工事を行うとこのぐらいの費用が必要になります。
スタンダードな型の便器で、洋式→洋式の工事で30万前後ですが、
タンクレストイレや自動洗浄機能付きのトイレなどを選ぶと40万〜50万程度必要になるケースが多いようです。
便器そのものを交換する場合、たいていは床や壁などの内装工事も同時に行います。
【50万以上】
和式→洋式にする場合や、トレイ自体の位置を変えて設置する場合は配管工事や全面的な内装工事も行うので50万円以上必要になります。
お風呂のリフォーム
お風呂のリフォームで最も多い価格帯は50万〜150万円。
最も多いのはユニットバスの交換や、従来のタイル張りの浴室をユニットバスに交換する工事ですが、
ドアの交換や内装を一部だけ交換する工事、手すりや浴室テレビの設置などの工事も多いです。
50万未満、50万〜150万未満、150万以上で出来るおおよその目安をまとめました。
【50万未満】
この価格帯は、ドアの交換や手すりの設置、内装の一部変更がメインです。
一般的な型の浴槽交換などもたいてい50万円未満で施工できます。
【50万〜150万未満】
ユニットバスの劣化に伴って新しいユニットに交換する工事が大体この価格帯です。
また、一坪程度の浴室であれば100万前後で設置できるケースもあります。
ユニットバスを新しくする工事は1日では完了せず、おおよそ4日前後はかかります。
【150万円以上】
タイル張りの浴室をユニットバスに交換したり、既存の浴室の拡張、浴室の移動を行うと100万以上は必要になるでしょう。
同時に給排水や電気、ガスの工事が必要になれば200万〜250万程度かかるようです。
洗面所のリフォーム
洗面所のリフォームの中心価格は20万〜50万円。
20万未満、20万〜50万未満、50万以上で出来るおおよその工事をまとめました。
【20万未満】
シンプルな機能の洗面台交換、内装のリフォームなどはこの価格帯で行えます。
【20万〜50万未満】
洗面台の交換と合わせて内装、壁紙を一新するとおおよそこの価格帯になります。
【50万以上】
ハイグレードの洗面台を取り付けたり、バリアフリーの工事、新しく収納棚の設置などを行うと40万〜60万ほど必要になることがあります。
リビングのリフォーム
リビングのリフォームは工事内容が多いので価格帯も50万円未満から100万前後まで幅広く、500万円以上の工事になることもあります。
多いのは、壁紙や天井の貼り替え、フローリング交換、間仕切りの撤去などですが、面積や使用する素材によって費用が大きく変わってきます。
一般的な設備交換であれば50万以内に収まるケースが多いですが、新しく床暖房や家具を取り付ける場合は予算を多めに見積もっておきましょう。
また、リビングとキッチンやダイニングを合わせてリフォームすると大規模な工事になるので100万円以上は用意しておいた方が安心です。
【50万円未満】
施工する面積によりますが、壁紙や天井、フローリングの貼り替えはこの価格帯です。
クロスはビニールクロスの方が安く、珪藻土や漆喰などを使うと職人さんの技術が必要になるので2〜4倍ほど費用が高くなります。
フローリングは複合フローリングの方が安く、無垢フローリングの方が1.2〜1.5倍ほど高くなります。
【50万〜100万】
クロスやフローリングの貼り替えと一緒に隣接するダイニングやキッチンの間仕切りを撤去する工事を行うとおおよそこの価格帯です。
【100万以上】
床の面積によりますが床暖房を入れたり、隣接していた和室を洋室に変更する工事を同時に行う場合は100万以上かかることが多いです。
工事費以外に必要な費用
リフォームは実際の工事以外にも必要な費用があります。
【設計費】
設備交換では必要ありませんが、リノベーションのように間取りを変える時は事前に打ち合わせをして
工事完了後の見取り図を作成するので設計費が必要になります。
建築費は工事費に含まれている業者と含まれていない場合があるので利用業者に確認しましょう。
【仮住まい費やトランクルームレンタル費】
工事をするときに家具を一時移動させる必要がある場合、スペースがなければトランクルームを借りる必要がありますし、
リノベーションのように大規模な工事になると工事中、家に住めないので仮住まいになるウィークリーマンションやホテル滞在費が必要になります。
また、その際の引越費用や運送費も別途必要です。
【駐車場代】
工事期間は関係車両がたくさん行き来するので駐車スペースが必要になります。
マンションの場合は共同スペースを利用して良いか管理人さんに事前に確認しておきましょう。
リフォームは事前に見積もりと打ち合わせをしっかりと
リフォームを行う場合、依頼する業者選びも非常に大切。
きちんとこちらの要望に合わせた提案をしてくれるのか?
聞いたことに対してはぐらかさずに答えてくれるのか?
メリットや費用面だけでなくデメリットがあればそれもきちんと説明してくれるのか?
保証やアフターサービスの内容は満足できるものになっているか?
など、気になることはしっかりと確認をして、できれば何社か見積もりや相談をしてみるのが理想的です。