2019.02.13
インテリア「自分に必要な家具の見極め方と選び方のコツ」

こんにちは
町の引越屋さんです。
家具選びでは「憧れ」や「理想」のイメージで探し購入してみたけどイマイチ使い勝手が悪い、生活に馴染まなかったという失敗が実は多いんです。
憧れのおしゃれな家具が必ずしも自分にとって快適で必要なものとは限らないので、しっかりと自分に必要な家具を見極めましょう。
今回は自分に必要な家具の見極め方や家具選びのポイントについてまとめました。
必要な家具の見極め方
”便利さ”や”快適さ”というのは人それぞれの基準がありますが、インテリアは
「必要だと思った時に必要なものが近くにある状態」にしておくと、とても快適に日常生活を過ごせます。
雑誌やモデルルーム、インテリアショップでお洒落にディスプレイされていても、自分の部屋に合わなかったり、
使い勝手が良くなければそれは”不便”不快”な生活になってしまいます。
ですので、部屋に置くものは自分の生活活動線上に合わせて揃え設置しましょう。
そのためには自分の生活を振り返ることが大事ですが、そのポイントは、
・食べる時間
・リラックスする時間
・活動(趣味、仕事、勉強といった作業、収納など日常生活の行動)の時間
・寝る時間
に絞って考えていくとわかりやすいですよ。
こういった生活の行動は誰もが同じように行なっているようで、人それぞれ快適に感じる度合いや優先度が全く違うので
一度自分の生活を客観視して振り返ってみましょう。
生活を振り返るポイント
振り返る時は頭の中で思い返すだけだと、うっかり抜けてしまうことも結構多いので
紙やスマホのメモ機能に朝起きてからの行動を記録しておくのがオススメ。
また、平日と休日では行動パターンが変わることも多いのでどちらも記録してみましょう。
その中で不満に感じていることや、もっとこうしたいという事柄が見つかったらそれも忘れずにメモしましょう。
食べる時間を振り返る
■食事をする場所は?
ダイニングテーブル?それともテレビを見ながらリビングで食べますか?
外食が多いならテーブルを置かずにカウンターとスツールという選択肢もありますよね。
■食事をする人数は?
家族全員、夫婦のみ、週末は来客を交えて、一人、など食卓を囲む人数によって必要なテーブルの大きさが違いますね。
リラックスする時間を振り返る
■何をしてくつろぐことが多い?
読書、ゲーム、映画や音楽鑑賞、家族との会話、ネットサーフィンなど、普段どんなことをしてリラックスしているか振り返ってみましょう。
■リラックスするときの姿勢は?
くつろぐ時はソファに座る、ラグや畳の上に寝転ぶ?
ゆっくりする時は背もたれ、肘置き、オットマンがあったほうが良いでしょうか?
活動の時間を振り返る
■自分のルーティーンは?
家事、趣味、仕事、勉強、育児など毎日決まってする行動があるなら書き出しておきましょう。
作業デスクが必要ならその大きさや、多趣味であれば収納家具も必要になるかもしれません。
■趣味や創作は?
趣味の道具や、自分が作った作品をインテリアとして見せる収納にするのか、見せない収納にするのか。
どのぐらいのペースで増えそうなのか、どこで趣味や創作をするのか?などを振り返ってみましょう。
■収納スペースはどのくらい必要?
日用品、衣類、本、おもちゃなどをどこに収納するのか?
どのぐらいの量があって、どの程度スペースが必要か?なども忘れずに書き出してください。
寝る時間を振り返る
■どんな睡眠環境?
寝具はベッドか布団か、寝る時は一人なのか誰かと一緒なのか?
寝具の大きさはシングル〜キングのどのサイズが必要?
■寝室に収納は必要?
寝室は人目につかないこともあって収納スペースとして使っている人も多いと思います
収納スペースは併設してある分だけで足りるのか、収納家具が必要なのか検証しましょう。
家具購入で多い失敗と選ぶときのポイントは?
最近ではネットで手軽に家具を買うこともできますが、実物を見てから購入するのが理想的かなと思います。
家具を選ぶときは、利便性はもちろん、素材の質感や色などの見た目も重視すると思いますが、
ネット上だと実物が写真のイメージと合わなかったり、デザインは素敵だけど日常生活には組み込みにくかった・・・というようなズレが起こりやすくなるからです。
また、サイズ感に誤差が出て「置いてみたらすごい圧迫感を感じるデザインだった」とか、「必要なものが収納しきれなかった」「移動させるのに一苦労するデザインだった」
というのも家具選びでは多い失敗談。
やはりこのような失敗は、実物を見ずに購入するネットやカタログで注文した時ほど多くなっています。
ネット注文でも実物を見る場合でも、家具選びの際は次のポイントに気をつけてください。
家具を選ぶときのコツ
部屋と家具のサイズを測る
いくらデザインや色が素敵でも部屋のサイズ感と合わなければ意味がないですよね。
置きたいスペースと家具の大きさはもちろん、部屋全体のサイズも把握しておくと設置したときのサイズ感がより分かりやすいですよ。
柱や梁、ドアや建具の位置などもきちんと測って家具が収まるか確認してください。
また、置いた後に人が行き来したり作業しやすいスペースも忘れずに確保しておきましょう。
統一感を意識
人がパッと見た時にセンス良く感じる要素の一つは「統一感」です。
和モダンで統一している空間にクラシックスタイルのテーブルをポツンと置いても浮いてしまいますよね。
最近は様々なスタイルを融合させたインテリアデザインも人気ですが、その場合も主となるデザインは決めておいたり、
取り入れる素材(スチール、木、アイアンなど)を統一しておくと良いでしょう。
また、木製、金属といってもその中でも様々な種類があるので、色々なインテリアデザインを組み合わせるときは、同じ素材の金属、同じ種類の木という風に
取り入れる素材を統一するだけでなく、種類も揃えておくと上手くまとまります。
カラーコーディネートを意識
部屋の印象は、デザインはもちろんですがカラーコーディネート(色の組み合わせ)によっても大きく変化します。
同じ家具を同じ配置にした部屋でも、オレンジや黄色など暖色でまとめれば明るい印象に、
水色や青でまとめれば涼しげな印象、白や黒のモノトーンでまとめれば落ち着いた印象になります。
なので家具は空間とインテリアの色の組み合わせを意識して選んでください。
色の組みわせには相性やパターンがある程度決まっているので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
<関連記事>
インテリアと色の合わせ方。配色パターンと色が持つイメージ
インテリアコーディネートで役立つ!「色の関係性と心理効果」
インテリア・デザイン「配色の黄金比率と失敗しないパターン一覧」
手触りや動かしやすさを確認
素敵なデザイン=使いやすい、というわけではありませんよね。
気に入ったものがあったら実際に触ってみたり動かしてみてください。
素材に触った時の心地よさや、質感。
椅子ならスムーズに動かせるかどうか、高さはあっているかどうか、
ダイニングテーブルなら実際に座って食事しているシーンを再現する、ソファは座ってくつろぐ、など
実際に自分の部屋に取り組んだ時に行う動作をやってみて、何か違うなと感じたらその家具の購入はやめておきましょう。
自分の生活を振り返ると必要なもの、欲しいものが見えてくる
インテリアショップやモデルルーム、カタログを見ていると素敵なデザイン、色の家具がたくさん見つかりますし、
最近はSNSで自分のこだわりの部屋やインテリアの写真を投稿している人も多いので
「自分の部屋もこんな風にしたいな」と思う機会が増えていることと思います。
だからつい勢いで模様替えをしたり物を買ってみたり・・・としたくなるかもしれませんが、
やはり、他人と自分では快適に過ごせる空間や基準が違うので、家具を買い換える前は一度自分のライフスタイルを振り返ってみましょう。
振り返るポイントは、
・食べる時間
・リラックスする時間
・活動する時間
・寝る時間
の4点です。
振り返ってみると自分にとって必要なもの・不要なものがわかるので一度やってみてください。