2020.03.07
【リフォーム】断熱リフォームで快適度UP!光熱費も節約!

こんにちは
町の引越屋さんです。
家を断熱リフォームすると暖かい空気は外に逃げにくくなり、夏は涼しく過ごすことができるので
快適に過ごすことができ、年間のエアコン代も抑えることができます。
今回は家の断熱リフォームの効果や方法をまとめました。
断熱リフォームはどのくらい効果がある?
では、断熱リフォームはどのくらいの効果があるのでしょうか。
断熱する箇所を見極める
断熱リフォームは家と外気の間での熱の移動をカットして、室温を一定に保つことを言います。
断熱リフォームをする箇所は、
などがあります。
家を丸ごとリフォームするのが理想的ですが、予算にも限りがあると思うので、
最も効果的な箇所を見抜いて工事することが大切です。
まだ一度も断熱リフォームをしていない場合、効果が高くなるのは
玄関や窓などの開口部のリフォームです。
どれだけ内装や外壁に断熱材を入れても、窓や玄関の断熱性が低いとあっという間に熱は逃げていってしまいます。
壁・床などの表面温度が上昇する
例え同じ室温だったとしても、壁や床など人が触れる場所の表面温度によって
体感温度は大きく変化します。
例えば、室温が同じ20℃だったとしても
壁や床の表面温度が10℃だと、体感温度は15℃前後、
壁や床の表面温度も20℃だと、体感温度も20℃前後に感じられます。
冷房の効きが変わる
天井の表面温度が5℃下がると、冷房の効きが格段にアップします。
例えば、エアコンを27℃に設定していても、
何もしていない家では、天井の表面温度は40℃近くになり、室温も30℃〜32℃ほどまでしか下がりませんが、
天井の断熱リフォームをしている家では、天井の表面温度は35℃ほどにしか上がらなくなるので、
室温も27℃〜28℃まで下がり、エアコンが効くようになります。
室温が一定に保たれる
断熱性の低い家は、朝方は室温が下がり、昼間は室温が上がるので、夏場や冬場は大きな寒暖差が生じてしまいますが、
断熱リフォームをすると、1日を通して室温を一定に保つことができます。
特に高齢者は冬場に急激な温度差があると、ヒートショック現象を起こすことがあります。
快適に過ごせるだけでなく、健康面でも断熱リフォームは効果的です。
光熱費が大幅に節約できる
断熱リフォームをすると、冬は暖か、夏は涼しくなるので1年を通してエアコン代が節約できます。
ライフスタイルや住んでいる人数によって変わりますが、年間1万円以上光熱費が安くなる見込みがあります。
断熱リフォームの部位
壁の断熱リフォーム
壁の断熱リフォームはいくつか施工の方法があります。
などです。
【壁の内側から施工する断熱リフォーム】
壁の内側から施工する場合は、壁の骨組みの間に断熱材を敷き詰めます。
水回りや電気機器を一度着脱しなければいけない場合は、再びつなぐときに専門の人を呼ぶことになるので費用が高くなります。
壁のみの場合で100万前後、水道や電気の工事を込みにすると200万前後が予算になります。
【壁の外側から施工する断熱リフォーム】
壁の外側からの断熱リフォームは、骨組みの外側に断熱材をはるか、
断熱効果のある塗料を塗る方法があります。
断熱材を設置する場合は、外壁にプラスして断熱材の重量が加わるので、
耐震性や骨組みの強度が足りないと施工することができません。
断熱塗料を塗る場合で100万円前後、断熱材を設置する場合は250万〜が予算になります。
【全体断熱】
全体断熱は家の外壁全てに断熱リフォームをすることです。
家全体に断熱効果が生まれるので、どの部屋でも均一に室温が保たれるようになりますが、
家全体に断熱材を設置しようとすると結果的に外壁だけでなく、天井や内装なども含め
全ての箇所をリフォームすることになるので、施工期間が長くなり、費用も高額になります。
【局所断熱】
局所断熱は一部の部屋のみに断熱リフォームを施工する方法です。
全体断熱と比べて費用も施工期間も抑えることができますが、断熱した部屋にしか効果がないので
ヒートショック対策や、光熱費の節約も完全にはできません。
【ゾーン断熱】
ゾーン断熱は全体断熱と局所断熱の中間的な施工方法で、
リビングとダイニング、洗面所とお風呂、など
生活の中心になる箇所に断熱リフォームを行います。
施工期間と費用も全面断熱よりは抑えられ、局所断熱よりも広範囲で断熱性が高くなります。
全面断熱をする場合は仮住まいが必要になりますが、
ゾーン断熱は断熱する箇所のみ施工するので、内容によっては仮住まいを用意しなくても良いこともあります。
床下断熱リフォーム
床下断熱は、断熱リフォームのみを行うか、同時に床の張り替えを行うケースがあります。
【床下断熱のみ】
床下断熱のみを行う場合は、既存のフローリングや床材はそのまま利用します。
一度床を剥がす作業が必要ですが、廃材が少ないので廃棄代は抑えることができます。
費用は1平方メートルあたり3000円〜5000円程度(20坪で約20万〜30万円)です。
【床下断熱と床の張り替え】
既存の床材が傷んでいる場合は、断熱リフォームと同時に張り替えを行いましょう。
床の張り替えと床材の費用がかかるので、断熱のみより高くなりますが、分けて行うよりは費用を抑えられます。
費用は使用する床材によって変わりますが、20坪で50万〜100万円程度です。
天井の断熱リフォーム
天井の断熱リフォームも天井を剥がすか、そのままで施工するかの2通りあります。
天井が狭い、梁が多い、などの理由で十分な量の断熱材を設置できない場合は、スプレータイプの断熱材を使用します。
天井が広く、強度もある場合は屋根を剥がさずに、屋根裏から施工します。
屋根裏から施工できる場合は15万〜30万円、
屋根を剥がして施工する場合は30万〜50万円が目安になります。
施工方法も2パターンあり、
費用を抑えるには、天井の骨組みの間に断熱材を設置する敷き込み工法、
断熱効果を優先するには、専用の装置を使って天井に断熱材を吹き込む工法があります。
敷き込み方法はしっかりと断熱材を敷き詰めなければ効果が薄れるので、
複雑な形状をした屋根には向いていません。
窓の断熱リフォーム
家の空気の約50%近くは窓や玄関などの開口部から逃げてしまっているとされています。
窓の断熱をして機密性を高めると、家の断熱性は各段にアップします。
方法としては、窓サッシの交換、断熱ガラスへの交換、内窓の設置などがあります。
内窓を設置して空気の層をつくることで、熱が伝わりにくくなり断熱性があがります。
ガラスを断熱効果のあるものにすると、さらに断熱効果があります。
ガラスは単装ガラス、複層ガラス、断熱複層ガラスの3種類あります。
目安の費用は単装ガラスが約7万、複層ガラスが約10万、断熱複層ガラスが約13万円です。
まとめ
家の断熱性を高めると、1年を通して快適に過ごせるようになり、
光熱費の節約や、ヒートショック対策にもつながります。
費用は高めですが、省エネ推進の補助金がでることもあるので気になる方は
自治体に問い合わせてみてください。