2020.03.13

【リフォーム】防音リフォームで楽器演奏もホームシアターもOKに!

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

家の音に関する問題は、外部から侵入してくる音と、家庭内の生活音の2つがあります。
 

外部からの騒音が気になる場合や、話し声が外に漏れている、家で楽器を楽しむ場合は
 

近隣の住宅との関係性を保ち、プライバシーを守るために防音工事を検討してみましょう。
 

防音工事の種類と必要性

防音リフォーム
 

家の内部からの音漏れは、多くの場合窓や壁から発生しています。
 

話し声やピアノの音程度だと、音が漏れている箇所を防音工事をすれば軽減できますが、
 

ドラムのように重低音を発し、音と同時に振動が発生するような楽器を家で使う場合は
 

窓や壁だけでなく、床、天井を含め、部屋全体を防音・防振工事をしなければいけません。
 

防音工事にはいくつか種類があるので、目的によって最適な方法を選びましょう。
 

なぜ防音工事は必要なのか?

 

防音工事をする目的は2つあります。
 

1つは外から入ってくる音を遮ること。
 

家の近くに大型トラックが走る道路がある、電車や飛行機の音が大きい、
 

深夜に車の出し入れを頻繁にする、などの外部からの音を遮断します。
 

もう1つは、家の生活音が外に漏れないようにするため。
 

話し声程度なら外に漏れることはあまりありませんが、
 

子どもが家の中で走り回る、楽器演奏や音楽鑑賞をする、ホームシアターを設置しているなどの場合は
 

生活音が近隣の家に漏れないように音を遮断しましょう。
 

特にマンションの場合は、騒音が原因でトラブルになることもあるので、
 

良好な関係を築くためにも防音リフォームは効果的です。
 

どの程度、防音する?

 

防音工事は遮断したい音や、防音のレベルをきちんと決めることが大事。
 

外部、内部どちらの音を遮断したいのかによっても、工事内容は大きく変わります。
 

外からの騒音は、窓を二重にしたり、ドアの気密性を高めると改善します。
 

ですが、内部の音を防音する時は、音の大きさや種類によっては
 

窓やドアの交換以外にも、壁、天井、床も防音しなければいけません。
 

工事の難易度は内部の防音の方が難しく、その分費用も高額になります。
 

高性能な防音が必要なケースは?

 

防音工事は、性能が上がるほど費用がかかるので、費用を抑えて効果を下げた工事をする方もいます。
 

ですが、その場合、多くの方がやっぱりもう少し高性能にしたいと再リフォームしています。
 

そうなると費用が余計にかかってしまうので、最初から自分の望む防音性能になるよう
 

業者の方に相談して計画していきましょう。
 

少々お金をかけても遮音効果を重視した方が良いのは次のような場合です。
 

家でカラオケをする

 

家でカラオケをする人は、しっかり防音しておきましょう。
 

小さな音で楽しむ、と言っても音楽と人の歌声は響きやすいからです。
 

家で楽器の演奏をする

 

家で楽器を演奏する人は、防音しておきましょう。
 

ただ、楽器はカラオケや人の声と違って楽器によって出る音域が決まっています。
 

ですので、ある程度決まった楽器のみを演奏する場合は、その楽器の音域のみに合わせたリフォームが可能です。
 

あとは、演奏する時間帯ですが、深夜に演奏する場合は高性能な防音室にしておきましょう。
 

ホームシアターを設置している

 

最近は自宅でも映画を楽しめるようホームシアターを設置する人が増えてきています。
 

いつもテレビを見るのと同じ程度の音量であれば問題ありませんが、
 

せっかくなら音響もこだわり、大きな音でみたい方もいるでしょう。
 

その場合は防音室を設置しましょう。
 

映画は人の声、BGM、効果音など、発する音域が広いので性能が良くなければ
 

音は外に漏れてしまいます。
 

特に、重低音は床や壁を伝って振動になるので気を付けましょう。
 

防音工事3つの種類

 

防音工事は
 

  • 遮音
  • 吸音
  • 防振
  •  

    の3つがあります。
     

    遮音工事

     

    音は空気を震わせ振動して発生し、伝えられているので、空気の通り道を塞ぐと音を遮ることができます。
     

    窓、壁、ドアなど、音が漏れている箇所を気密性の高いものに交換します。
     

    吸音工事

     

    吸音は音を吸収する素材を床や壁に入れて、音が外に出ていくのを防ぎます。
     

    最も多いのは床のフローリングをクッション性の高いものに交換するリフォームです。
     

    防振工事

     

    ドラムや音楽の重低音は、床や壁を通すと振動になります。
     

    この振動は隣近所や下の階に響きやすいので、床や窓を二重にして振動を防ぎます。
     

    防音リフォーム目安の費用

    防音リフォーム
     

    防音リフォームをすると、隣人を気にせずに生活や趣味を楽しむことができます。
     

    防音リフォームの目安の費用をご紹介します。
     

    床の防音リフォーム

     

    子どもが家を走りまわる音は、下の階に響きます。
     

    防音機能のあるフローリングへの張り替えは6畳で約20万〜30万円。
     

    床材の下に防音マットを敷くリフォームは6畳で約10万〜20万円。
     

    二重床にする場合は6畳で約13万〜20万円が目安の費用です。
     

    壁の防音リフォーム

     

    壁の防音リフォームは、楽器演奏やカラオケ、ホームシアターを設置している人に特におすすめです。
     

    リフォームでは、壁の中に防音材を入れます。
     

    防音材には色々な種類があるので、目的に合わせて素材を選びましょう。
     

    目安は10畳で20万〜25万円です。
     

    窓の防音リフォーム

     

    窓は空気が出入りするので、音もよく伝えてしまいます。
     

    最も多い防音対策は、内窓をつけて二重にするリフォーム。
     

    二重窓は防音だけでなく、結露や防犯対策、断熱効果もあるので、とても効果的です。
     

    ただ、部屋にいくつか窓がある場合は全て防音しなければ効果がないので気を付けましょう。
     

    費用はガラスの素材や大きさによって違いますが、1つの窓で5万〜10万円です。
     

    天井の防音リフォーム

     

    天井の防音リフォームは、ホームシアターやカラオケ、楽器演奏を行う人や
     

    マンションでは上の階からの音をシャットダウンしたい人に向いています。
     

    天井に吸音材や遮音シートを貼り付けるのですが、均一に貼らなければあまり効果がありません。
     

    他の箇所のリフォームより費用は高めで、30万〜100万円ほどかかることもあります。
     

    ドアの防音リフォーム

     

    ドアは玄関のドアよりも、家の中のドアを防音リフォームが人気です。
     

    例えば、
     

  • プライベート空間の音が漏れないようにしたい
  •  

  • 洗濯の音が聞こえないようにしたい
  •  

  • トイレの音が聞こえないようにしたい
  •  

    などの理由からです。
     

    ドアのサイズや、既製品でまかなえるかどうか、によって費用は変わりますが
     

    1枚20万〜40万円が予算になります。
     

    まとめ

     

    防音リフォームは一部のみに行うこともできますが、
     

    ホームシアターやカラオケ、楽器など、大きな音や高低の大きな音を出すものを
     

    楽しみたい場合は、一室を防音してしまった方が近隣の方にも迷惑がかからず、
     

    趣味を楽しむことができるでしょう。
     

    費用は家の構造や使われている建材によって大きく変わるので実際に家に来てもらって
     

    現地見積もりをお願いしましょう。



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