2020.01.22

【リフォーム】床の沈みはシロアリが原因かも?シロアリ侵入の特徴と防止策

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

シロアリは家の建材や断熱材などを侵食し、家の耐久性を大きく低下させる原因になります。
 

地震の多い日本では家の耐久性は安全に暮らすため非常に大切な問題です。
 

今回はシロアリの生態やシロアリが家に侵入しているときに現れる特徴、
 

シロアリの予防策などをまとめました。
 

シロアリってどんなアリ?

リフォーム
 

シロアリを退治して、被害を防止するためにはシロアリがどんなアリなのかを
 

知っておきましょう。
 

シロアリは住宅に住みき家を食べる

 

シロアリは元々は自然に生えている木や土を食べるアリですが
 

食糧がなくなってくると良い餌場を求めて移動する修正があります。
 

基本的には湿度が高く暗い場所を好むので
 

お風呂場や洗面所などの床下に住み着きます。
 

木材だけはなく、
 

プラスチック、コンクリート、断熱材など、あらゆる素材を食べてしまうので
 

床下、外壁、屋根などもシロアリの被害を受ける恐れがあります。
 

ですので、床下からシロアリが見つかった場合は他の箇所も点検しておかないと
 

住宅が劣化した状態を放置してしまうこともあります。
 

家を食べるシロアリは4種類

 

現在、日本の住宅に被害を与えるシロアリは4種類います。
 

  • ヤマトシロアリ
  • 全国に生息していて、湿気の多い場所を好む
     

  • イエシロアリ
  • 寒さに弱いので主に西日本に生息していて、繁殖力が非常に高い
     

  • アメリカカンザイシロアリ
  • 主に本州・九州に生息していて、乾いた木材も好んで食べる
     

  • ダイコクシロアリ
  • 主に沖縄に生息していて、乾燥した地域でも活発に活動できる
     

    シロアリ被害を放置するとどうなる?

     

    シロアリが侵入しているのを放置すると
     

    家の建材を餌にしてしまうので、土台としての機能が衰えます。
     

    シロアリは餌がなくなると移動するので、一度家に入ってくると
     

    床下、壁、天井、屋根、などを移動しながら次々と家を食べてしまいます。
     

    主に土や木を好んで食べますが、シロアリの種類によっては
     

    コンクリートや断熱材なども食べてしまいます。
     

    ですので、放置すればするほど家の構造上で大切な部分が腐食し、
     

    家の耐久性が劣化してしまいます。
     

    シロアリのチェックシート

    リフォーム
     

    次のような特徴があると、シロアリの被害を受けているかもしれません。
     

    シロアリの羽アリが家の周りにいる

     

    シロアリは毎年初夏〜秋頃に羽アリになって飛びまわります。
     

    数匹〜数十匹なら風に飛ばされてやってきたか、
     

    近所で行ったシロアリ駆除を免れたシロアリの可能性もありますが、
     

    そのまま巣を作って住みつくと非常に厄介です。
     

    シロアリを見つけた場合は掃除機で吸い取って殺虫剤をかけておきましょう。
     

    また、シロアリの羽アリは家には影響のないクロアリの羽アリにも非常に良く似ているので
     

    見分けられるとなお良いでしょう。
     

    【シロアリの羽アリの特徴】
     

  • 羽の模様が薄く、細かい
  • 触覚の先が数珠のようになっている
  • 羽の長さがすべて均一
  • 腰にくびれがない
  •  

    【クロアリの羽アリの特徴】
     

  • 羽の模様が太く、荒い
  • 触覚の先がくの字になっている
  • 羽の長さが異なる
  • 腰がくびれている
  •  

    床の踏み心地がゆるい、ギシギシ音がなる

     

    シロアリに床下の建材を食べられてスカスカになってくると
     

    床を踏んだときに沈み込んだり、ギシギシと音が鳴るようになります。
     

    特に、特定の箇所だけが沈み込む場合は一度床下を確認したほうが良いかもしれません。
     

    ドアが閉めにくくなっている

     

    シロアリに床材、柱などが食べられると建物の耐久性が下がり、
     

    家を水平に保てなくなります。
     

    そうするとドアや引き戸の建て付けが悪くなり
     

    きちんと閉められなくなります。
     

    また、この場合はシロアリ被害のほかに地盤沈下の可能性もあるので
     

    シロアリと土台の点検の両方を行うと良いでしょう。
     

    蟻道(ぎどう)がある

     

    蟻道とはシロアリが泥や木くずを分泌物で固めた泥などを使って作った
     

    シロアリの通り道のことです。
     

    シロアリは明るい場所や乾いた場所を嫌うので、木材の中に蟻道を作って
     

    住宅へ近づき侵入してきます。
     

    蟻道は壊してしまうとシロアリを逃してしまう場合があるので
     

    見つけても業者がくるまでは触らずにそのままにしておきましょう。
     

    大量にフンが落ちている

     

    シロアリの多くは蟻道を作って侵入してきますが、
     

    アメリカカンザイシロアリは蟻道を作らずに家の中に入ってきます。
     

    その場合は約1mm前後のフンが落ちていると家の中に侵入している可能性が
     

    高いと覚えておいてください。
     

    蟻道と同じようにシロアリの巣を特定するために有益な情報なので
     

    フンも業者の方が来るまでは触らずにおいておきましょう。
     

    シロアリ対策

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    シロアリが家に寄って来ないようにするにはどうすれば良いのか?
     

    効果的な防止方法をご紹介します。
     

    シロアリの駆除剤を撒いておく

     

    シロアリの駆除剤を床下に配布しておきましょう。
     

    防蟻剤の効果は約5年のものが多いですが、効果がなくなったときに
     

    床下の湿気が多いとすぐにシロアリが発生してしまうので
     

    効果が切れる前に点検してもらうようにしましょう。
     

    家の近くにダンボールや木材をおいておかない

     

    床下はシロアリの被害を最も多く受けている箇所です。
     

    ですのでシロアリが好む木材やダンボール、ゴミは床下はもちろん、
     

    家の周りにも置かないようにしましょう。
     

    ダンボールや木材につられてやってきたシロアリがそのまま
     

    家の中に侵入してきてしまう可能性があるからです。
     

    床下の通気口は風通しを良くしておく

     

    床下にある通気口は植木鉢やゴミ、ダンボール、木材などで
     

    塞いでしまわないように気をつけましょう。
     

    通気口を塞いでしまうと、床下の湿度が高くなりシロアリが発生しやすくなってしまいます。
     

    まとめ

     

    シロアリは家の建材を食べて耐久性を低下させてしまいます。
     

    地震の多い日本では耐震性が低下すると
     

    揺れたときにそのまま倒壊する危険性が高まります。
     

    シロアリのリフォームは初期であれば簡単な作業で終了しますが、
     

    柱などにも被害状況が及べば大掛かりなリフォームになってしまいます。
     

    きちんと予防し、気になった時は早めに相談へいきましょう。



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