2020.01.14

【掃除】フローリングの黒ずみ・カビ・汚れの撃退法

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

フローリングは変色したり、黒ずんでしまうことがあります。
 

そういった状態になった時、どのように対処すれば良いのでしょうか?
 

また、変色したり黒ずんでしまう原因はいったい何なのでしょうか。
 

今回はフローリングが黒ずんだり変色してしまう原因や
 

適切な対処法などをまとめました。
 

フローリングが変色する理由

フローリング
 

なぜフローリングの床は変色してしまうのでしょうか?
 

その原因をまとめました。
 

カビの黒ずみ

 

カーペット、ジョイントマット、ラグ、ソファー、コタツ、布団などを
 

フローリングの上に敷きっぱなしにしていると
 

そこに湿気がたまりカビが発生することがあります。
 

特に布団類は水分を吸収しやすいので、定期的に移動させて
 

フローリングと布団の両方の通気性をよくしておかないと
 

どちらにもカビが発生してしまいます。
 

カビは湿気が多く、20度〜30度くらいの環境でたくさん発生し、繁殖するので
 

フローリングと布団やカーペットの間はカビにとって居心地の良い環境なのです。
 

カビは発見したらできるだけ早く対応するのが良いでしょう。
 

放置しているとどんどん繁殖してフローリングを全面張り替えるしか
 

方法がなくなってしまうからです。
 

皮脂の汚れ

 

裸足でフローリングを歩くと、足の裏の皮脂が付着し
 

それが酸化して黒ずむことがあります。
 

特に子どもやペットがいる家庭は、フローリングの上お裸足で歩く頻度も多いので
 

フローリングも汚れやすくなります。
 

ワックスの劣化

 

フローリングの表面にはフリーリングを保護するためにワックスが塗られていますが、
 

フローリングの上を歩いたり、物をおいたり、湿気や紫外線によって劣化し剥がれていきます。
 

劣化したワックスではフローリングを保護できないので、
 

そこに汚れがついて黒ずんでしまいます。
 

化学製品

 

私たちは日常生活でたくさんの化学製品を使用しています。
 

例えば、化粧品、メイク落とし、漂白剤、洗剤、毛染め液、など。
 

そういった液体をフローリングにこぼしてしまった時に
 

しっかり拭き取れていなかったり、
 

掃除をする時に強い洗剤を使ってしまった時にワックスが剥がれて
 

フローリングが傷んで黒ずんでしまうことがあります。
 

ジュースや油汚れ

 

フローリングに飲み物をこぼしてそのまま放置していると
 

床が腐って変色してしまうことがあります。
 

また、油汚れも放置しているとフローリングを傷めて黒ずみの原因になります。
 

ペットの尿

 

ペットを育てている方は、フローリングの上に尿をしてしまったのを
 

気づかないまま放置してしまうとフローリングが傷んでしまいます。
 

他の汚れとは違って尿はアルカリ性の液体なので、
 

フローリング材がアルカリ焼けを起こしてしまうのです。
 

タバコ

 

タバコには一般的に「やに」と呼ばれるタールという成分が含まれています。
 

厄介なことにタールは一度付着するとなかなか落とすことができません。
 

フローリングの上で喫煙する場合は床に灰が落ちないように気をつけないと
 

どんどん黒く変色してしまいます。
 

フローリングの黒ずみを自分で綺麗にする方法

フローリング
 

フローリングの汚れは誤った方法や洗剤を使用してしまうと
 

逆に汚れを広げてしまったり、フローリングを傷めてしまうので
 

正しい選択ができるようにしておきましょう。
 

一般的な汚れを綺麗にする手順

 

フローリングの床に黒ずみや汚れを発見したら、まずはこの手順の掃除をしてみましょう。
 

1、フローリングをワイパーや雑巾でふく

 

まずは床に落ちているゴミ、ほこり、髪の毛を綺麗にしましょう。
 

注意点は、掃除機やほうきは使わないことです。
 

カビは掃除機のフィルターより粒子が細かいので、掃除機で吸い上げると
 

排気部分からカビを拡散してしまいます。
 

ですのでフローリング用のワイパーや硬く絞った雑巾で拭き掃除をしてください。
 

2、スチームクリーナー

 

スチームクリーナーは高温の蒸気の力で、汚れを浮かして落とすことができます。
 

カーペットやラグなど布製品の染み抜きによく使われますが、フローリングにも有効です。
 

熱い蒸気を吹き付けるので染み付いた汚れを取るだけでなく、
 

カビを殺菌することができます。
 

3、中性洗剤を使う

 

スチームクリーナーがない方は、中性洗剤も効果的です。
 

中性の洗剤はフローリングを傷めにくく、ワックスを溶かしてしまうこともありません。
 

ただし濃度が濃いと逆効果になってしまいます。
 

目安は、バケツに1杯ぬるま湯を入れて、スプーン1杯ほどの洗剤を混ぜると良いでしょう。
 

洗剤をつけたワイパーや雑巾で拭いた後、水拭きして完了です。
 

カビはクエン酸が効果的

 

カビによる黒ずみはクエン酸や酢など、酸性の液体が効果的です。
 

クエン酸を入れた水を汚れに吹きかけ、雑巾で拭き取ってください。
 

クエン酸や酢以外にもアルコールスプレーも効果があります。
 

小さい子どもやペットがいる家庭では、掃除した箇所が肌に触れたり
 

舐めてしまっても害がないようしっかりと水拭きをしておきましょう。
 

注意点としては、濃度の濃い酸性の液体をふりかけたり、
 

しっかりと水拭きせずに成分がフローリングに残ったままでいると
 

表面のワックスを溶かしてしまったり、変色の原因になることです。
 

油汚れはアルカリ性の洗剤

 

皮脂や油汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的です。
 

どこのご家庭にもある台所用洗剤の大半はアルカリ性なので
 

それを使用すると良いでしょう。
 

台所用洗剤を水に溶かしてスプレーボトルに入れおくと扱いやすく便利です。
 

汚れの部分に吹きつけて乾いた雑巾で拭き取ってさらに最後に水拭きもしてください。
 

洗剤が残っていると滑りやすくなったり、子どもやペットが舐めてしまう可能性があるからです。
 

酸性の洗剤と同様、アルカリ性の洗剤も長時間フローリングと接触した状態になると
 

表面のワックスを溶かしてしまうので気をつけてください。
 

ワックスの劣化は塗り替えが必要

 

フローリングはもともと傷つきやすいので、ワックスを塗って保護しています。
 

そのワックスが劣化して剥がれてしまうと、フローリングは汚れを防げなくなるので
 

黒ずんだり変色を起こしてしまいます。
 

汚れを今までにご紹介した方法で落としたら、ワックスを塗り替えましょう。
 

綺麗な状態を保つには年に1回が理想的です。
 

賃貸マンションでは入居前に管理会社が塗り替えを行っています。
 

長年住んでワックスを塗り替えたいと思った時は
 

管理会社の許可をとってから行ってくださいね。
 

フローリングの汚れで気をつけること

フローリング
 

フローリングの掃除をする時に気をつけるのは次の3点です。
 

掃除機は使用しない

 

拭き掃除をする前は床にあるゴミやホコリを綺麗にしなければいけませんが、
 

その時に掃除機を使用するのはNG。
 

なぜなら、掃除機のフィルターよりもカビの粒子が細かいので
 

吸い上げたカビの胞子を排気口から部屋にばら撒いてしまう可能性があるからです。
 

綺麗にするつもりが、カビの繁殖を手伝ってしまうことになるので、
 

クイックルワイパーや雑巾で取り除くようにしましょう。
 

同じ理由でほうきも使用しない方が良いでしょう。
 

重曹や漂白剤など強い洗剤は控える

 

浴室用洗剤や重曹は皮脂汚れに効果的ですが、フローリングの場合は控えた方が良いでしょう。
 

重曹は水で薄めて使う分には問題ありませんが、頑固な汚れがあっても
 

ペースト状で使用するのは避けてください。
 

重曹ペーストは汚れと一緒にワックスを剥がしてしまうからです。
 

漂白剤は汚れだけでなく、フローリングの色まで抜いてしまうので変色を起こしてしまいます。
 

洗剤を使った箇所はしっかりと水拭きする

 

洗剤を吹きつけて掃除した箇所はしっかりと水拭きをして
 

洗剤の成分がフローリングに残らないようにしましょう。
 

子どもやペットのいる家庭ではその箇所に触れたり誤って舐めてしまうこともありますし、
 

洗剤の成分が長時間フローリングに残っているとそこが黒ずんだり変色は起こる可能性があります。
 

ただ、水拭きをするときも雑巾は硬く絞って、拭いた後に余分な水分がフローリングに
 

残らないようにしてくださいね。
 

まとめ

 

フローリングは傷みやすく汚れやすいデリケートな建材です。
 

汚れやカビを防ぐ1番良い方法は日頃からのこまめな掃除や、
 

汚れやすい箇所にはマットやシートを敷くようにしましょう。
 

そしてそのマットやシートも敷きっぱなしで湿気が篭らないよう
 

定期的に取り替えたり洗濯して清潔を保つようにしてくださいね。



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