2019.12.31

【リフォーム】外壁のひび割れを放置は危険!理由や原因まとめ

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
外壁のクラック(ひび割れ)は放置していると
 
建物の耐久性や防水性が低下し、家を支えている建材にも大きなダメージを与えてしまいます。
 
今回は外壁のひび割れの種類や原因などをご紹介します。
 

外壁のひび割れ

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外壁のひび割れは大きく分けて3種類あります。
 

ヘアクラック

 
ヘアクラックは外壁の表面のみで発生している浅いひび割れのことです。
 
約0.2〜0.3mm未満の髪の毛のように細いクラックなのでヘアクラックと呼ばれています。
 
ヘアクラックは外壁の塗料が劣化して弾力性を失い、
 
外壁の膨張や収縮に耐えられなくなってしまうことで発生します。
 
浅いひび割れなので家の構造や耐久性に大きな問題もなく、修復も容易にできます。
 
しかし、建物の強度に大きな影響を与える「構造クラック」というひび割れと
 
ぱっと見では見分けがつかないときもあるので、見つけたら放置せず
 
一度専門の業者に見てもらいましょう。
 

構造クラック

 
構造クラックは家の構造上で起きている問題や劣化が原因で発生しているひび割れです。
 
構造上の欠陥なので地震、寒冷地での凍結・融解、振動などで負荷がかかると
 
建物内部から力が加わって歪みが発生し、外壁にひび割れが起こってしまいます。
 
ヘアクラックよりもひび割れが深くなるので放置していると
 
雨水が外壁内部に入り込んでしまうので早目の対処が必要になります。
 

縁切れクラック

 
縁切れクラックはモルタル外壁で発生するひび割れです。
 
モルタル外壁は手作業で壁を一面ずつ塗り上げますが、
 
その途中で作業を中断して再開するとその箇所のつなぎ目がうまく密着せず
 
ひび割れを起こしてしまうことがあります。
 
この場合、塗装面にひび割れが起こってしまっているので放置していると
 
内部のモルタルに雨水が染み込んでしまうので早めに修復しましょう。
 

外壁がひび割れてしまう原因

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外壁のひび割れはなぜ起こってしまうのでしょうか?
 
その原因をご紹介します。
 

自然災害

 
日本は地震大国といわれるほど地震が頻発している国です。
 
気づかないくらい小さな揺れでも外壁には振動として伝わっているので
 
ひび割れの原因になります。
 

車や電車の振動

 
家が道路や線路沿いにあると、車や電車が通るたびに揺れが発生するので
 
外壁には負担になってしまいます。
 
特にトラックや大型車がよく通る道路沿いに家がある場合は
 
塗料や外壁の耐用年数は短くなります。
 

塗料や外壁の劣化

 
外壁は常に雨や風、紫外線に晒されているので、時間と共に劣化していきます。
 
同じように塗料も劣化していくのでひび割れが起こりやすくなります。
 

施工不良があった

 
業者の中にはきちんと施工せず手抜き工事をする業者もあります。
 
特に、外壁の塗装は手抜き工事をする業者が多いと言われています。
 
塗料は下地から丁寧に施工しないと密着せずすぐに剥がれたり、
 
ひび割れを起こしてしまいます。
 

外壁のひび割れを放置すると?

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外壁のひび割れは放置すると家全体の耐用年数を下げてしまいます。
 
小さなひび割れであれば少し放置していてもすぐに大きなダメージにはなりませんが、
 
深いひび割れを放置しているとそこから雨水が入り込んで雨漏りが発生してしまいます。
 
通常、外壁と室内の間には防水シートや断熱材があるので、すぐには雨漏りを起こしませんが、
 
長期間雨水が染み込んで雨漏りが発生したときは、家の構造部分も濡れてしまっているので
 
建物自体に深刻なダメージになっています。
 
常に湿気た状態になるのでカビが発生しやすくなりますし、
 
建材が脆くなるのでシロアリの被害も受けやすくなってしまいます。
 
【ひび割れを放置した時の影響まとめ】
 

  • 建物内部の湿度が上がり、カビが発生しやすくなる
  • 雨漏りで壁や天井にシミができる
  • 建材が腐って家の強度が下がる
  • 地震が来たときに家が崩れやすくなる
  • 脆くなった建材にシロアリが集まりやすくなる

 

まとめ

 
外壁のひび割れは放置していると家全体の強度に影響してしまうので
 
見つけたときは早めに業者へ連絡して対処してもらいましょう。
 
目視で定期的に外壁に異常がないか、状態の確認を行っておくと良いですね。



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