2019.12.29

【トタン板塗装】リフォーム時期の見極め方と目安の期間

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
トタン板は軽量で安く施工できますが他の建材と比べて耐久性が劣る点がデメリットです。
 
トタン板を使用した場合は、耐久性をあげて耐用年数を伸ばすために
 
定期的に塗装を塗り替えることがとても大事。
 
塗装をする最適な時期はいつ頃で、リフォームの日数はどのくらいかかるのでしょうか?
 
今回は、トタン板の外壁の塗装を塗り替える時期や目安の日数などを調べてまとめました。
 

トタン板外壁の塗装を塗り替える目安

リフォーム
 
トタン屋根の塗装はその塗料の耐用年数に合わせて塗り替えるものですが、
 
それ以外にも次のようなタイミングで塗り替えましょう。
 

塗装が変色したり退色している

 
塗られた塗料が色褪せていたり変色していた場合は塗り替えの時期が近い証拠です。
 
塗料は常に雨風や紫外線にさらされているので塗料の表面は劣化して
 
防水機能が低下していきます。
 
するとサビが発生しやすくなってしまうのです。
 

チョーキング現象が起きている

 
チョーキング現象とは、塗料の表面に粉が吹き出している状態のことです。
 
チョーキング現象が起きているということは
 
劣化した塗料の成分が分裂して剥がれ落ちてしまっているので
 
トタン板を保護する性能はほぼ残っていません。
 
また、浮きサビが見られる場合も要注意です。
 
浮きサビとは、塗装のおくでサビが発生して塗料が浮き上がってしまっている状態なので
 
すぐに塗料を剥がしてサビを除去し、新しく塗装しなければいけません。
 

塗装が剥がれたり、割れたり、膨らんでいる

 
塗料の種類や成分によっては劣化してもチョーキング現象を起こさず、
 
フィルム状に剥がれてしまうケースもあります。
 
塗装の剥がれ、割れ、膨らみは塗膜の柔軟性が失われている証拠なので
 
防水性はなくなってしまっています。
 
塗膜が膨らんでいるのは塗料の劣化以外に、先ほど述べた浮きサビ(内部のサビ)が原因になっていることもあるので
 
早めに対応しましょう。
 

カビやコケが既に発生している

 
湿気が多かったり通気性が悪いとトタン板にカビやコケが生えてしまいます。
 
まだ初期段階の表面のみであれば外壁用の洗剤をつけてブラシでこすると取り除くことができますが
 
内部まで侵食してしまっていると塗り替えが必要になります。
 
コケは発生すると長時間、湿気に晒されてしまうことになるので
 
トタン板の内部がサビる原因になってしまいます。
 

シーリングが破断している

 
トタン板同士の隙間には雨水の侵入を防ぐためにシーリングという樹脂製の素材で埋められています。
 
シーリングは柔軟性があり伸び縮みしていますが、劣化してくると弾力性がなくなり
 
固くなって切れてしまったり剥がれてしまいます。
 
そうなると雨水がどんどん侵入してきてしまうので早めにシーリングを取り替えて
 
再塗装も行いましょう。
 

トタン板外壁の塗り替えにかかる時間

リフォーム
 
トタン板の塗装にかかる時間やおすすめの季節を
 
手順を追いながらご紹介します。
 

トタン板塗装の手順

 
1、古い塗膜を剥がす
 
まず既存の塗料を専用の薬を使って剥がします。
 
2、トタン板の状態を整える
 
トタン板の表面がサビていた場合は除去してトタン板を整えます。
 
3、プライマーを塗る(下塗り)
 
プライマーとは塗料の定着を良くする下塗り剤のことで、
 
サビ防止成分も含まれているのでトタン板の耐久性もアップします。
 
4、中塗りをする
 
下塗りが乾いたら塗料を塗っていきます。
 
塗料をしっかりと塗り、塗装の厚みを出します。
 
5、上塗りをする
 
中塗りが乾いたらもう一度同じ色で上塗りをします。
 
上塗りはローラーやブラシの跡が残らないように丁寧に塗ります。
 

必要な時間

 
一般的に外壁の塗装は足場を組み養生するので
 
その設置と解体の日数(1日)や、しっかりと塗料を乾かす時間も必要なので
 
約2週間ほどかかると想定しておきましょう。
 
また、雨が多い季節や、湿度が高い季節は塗料が乾きにくいので
 
通常より1週間〜10日ほど工事期間が長くなることもあります。
 

トタン板の塗装に適した季節

 
塗料は気温が高く、空気が乾いている時期の方が早く乾燥するので
 
春や秋がおすすめの季節です。
 
夏は暑いので早く乾きますが、台風やゲリラ豪雨も多いので思うように作業ができず
 
工事期間が延びてしまうケースも多くなります。
 
冬は空気が乾燥していて、雨も少ないのですが
 
寒い地域だと外壁や塗料に残った水分が凍結して塗装が剥がれてしまうことや
 
積雪で足場の設置が難しいケースもあります。
 
最近の塗料は季節や天候に左右されない製品が多いですが
 
塗装作業は職人さんの手作業なので天候や季節の影響を考えると
 
春や秋が最もスムーズに施工できる季節になります。
 

まとめ

 
トタン板は軽量で安価なので、ガレージや倉庫にも多く使われていますが、
 
他の建材よりも耐久性が低いので、塗装はしっかりとしておきましょう。
 
塗料の耐用年数はウレタン塗料で約8年、シリコン樹脂で12〜14年、
 
セラミックやフッ素が約15年ですが
 
その年数より1年ほど早く再塗装するのが理想的だといわれています。
 
トタン板自体が傷んでしまうと取り替えが必要になるので
 
そうなる前にメンテナンスしてくださいね。



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