2019.11.24
【リフォーム】庭に駐車場を増設!選択肢と費用を安くするコツ
こんにちは
町の引越屋さんです。
戸建てで車を持っていると敷地内に駐車場があった方が便利ですよね。
とりあえず車が止まればOKという方も多いですが、
費用と実用性のバランスの良い駐車場を目指しましょう。
新たに駐車スペースを庭や外構に設置する場合に考えるべき点は、
駐車スペースのタイプ、庭や外構の舗装方法、フェンスの種類です。
戸建ての駐車スペースのタイプ
では、戸建ての駐車スペースにはどのような種類や選択肢があるのでしょうか。
駐車場
駐車場は、車を敷地内に駐車するスペースの総称ですが、
この場合は特に壁や屋根は設けず、駐車に必要なスペースを確保している状態のこと。
雨や鳥の糞の汚れは防げませんが、最も手軽に用意することができます。
ガレージや車庫
車を壁、屋根、シャッターに囲まれたスペースへ駐車する建物のことです。
住宅の一部に設置するタイプと、独立して設置されたタイプがあります。
完全屋内なので車を傷や汚れから守ることができ、
開いたスペースには工具や予備のタイヤを置いたりもできます。
しかし、ガレージは周囲を壁に囲まれた空間なので固定資産税の対象になります。
カーポート
15m2以内の広さの駐車場をカーポートといい、
駐車スペースに柱を立てて屋根をつけた形状をしています。
積雪がなく、強風の吹かない地域であれば柱は片側2本のタイプ、
積雪があったり、強風が頻繁に吹く地域であれば
4本柱のタイプや積雪量に合うタイプを選びましょう。
カーポートは屋根はありますが、壁はないの家屋として見られないので
固定資産税の対象にはなりません。
新築ではなく、リフォームで庭や外構に駐車スペースを設置するのであれば
費用や機能性の面で最もおすすめです。
ビルドインガレージ
ビルドインガレージは建物の1階部分を駐車スペースにしたもの。
狭い土地を有効活用できる、屋内とつながっているので
車を趣味にしている方がリビングから眺められる、
濡れずに車へ乗り降りできるなどのメリットがあります。
庭や外構の舗装方法
庭や外構を駐車スペースにするには、芝生や土の状態を
砂利、アスファルト、コンクリートなどで舗装しましょう。
砂利で舗装する
庭を舗装する方法で最も簡単で安価なのが砂利を敷くこと。
乾かす必要がないので施工当日から駐車スペースを利用できます。
ただ、タイヤがよく通る場所にわだち(車輪の跡)が出来やすく、
古くなるにつれ砂埃が舞いやすくなるというデメリットがあります。
タイヤがよく通る場所は問題ありませんが、それ以外の場所は
雑草が生えてくるのでこまめに綺麗にするか、
除草シートを敷いておく必要があります。
【費用の目安】
1台分除草シートなし・・・4万円〜
1台分除草シートあり・・・5万円〜
2台分除草シートなし・・・6万円〜
2台分除草シートあり・・・10万円〜
アスファルトで舗装する
アスファルトはアスファルト(原油を生成した後に残る炭化水素物)と
砕石、砂、石粉などを混ぜた物のことで、
一般道路やショッピングセンターの駐車場でよく使われています。
コンクリートより安く施工できるので、費用面を考えるとアスファルトを
選びがちですが、その分耐久性もコンクリートより劣ります。
住宅の駐車場は一般道路やショッビングセンターの駐車場よりも狭い範囲で
頻繁に車が出入りするので耐久面は大きく影響してきます。
数年で劣化して凸凹し、メンテナンスが必要になるケースもあるので
長期的に使用するのであればコンクリートのほうがおすすめです。
【アスファルトのメリット】
・価格がコンクリートより安い
・工期が短い
・柔らかいので車の走行性に優れている
・継ぎ目や補修の跡が目立たないので見た目が綺麗
【アスファルトのデメリット】
・耐久性が低い
・雑草が生えてくる
・ヒートアイランド現象が起こる
・デザイン性は乏しい(黒っぽい色)
【アスファルトの費用の目安】
1m2あたり・・・5000円〜
コンクリートで舗装する
コンクリートは綺麗に施工できる、デザインが豊富、などのメリットから
住宅の駐車場でよく利用されています。
アスファルトと違って表面がツルッとしているので
汚れても水で洗い流すだけで大まかな汚れが取れるので、手入れが楽です。
ただ、費用が高額、施工期間が長いなどのデメリットもあります。
【コンクリートのメリット】
・耐久性が高い
・アスファルトと比べて高温になりにくい
・デザインが豊富
・白っぽい色もあるので外構が明るく見える
【コンクリートのデメリット】
・費用が高い
・施工期間が長い
【コンクリートの費用の目安】
1m2あたり・・・8000円〜
フェンスの種類
防犯面を強化するには駐車場の入り口にフェンスを設置しましょう。
フェンスは、チェーンポール、オープンゲート、シャッターの3種類あります。
チェーンポール
チェーンポールは駐車場の入り口に数本ポールをたて、チェーンを渡したもの。
安価で防犯効果があります。
【目安の費用】
8万〜
オープンゲート
オープンゲートは、ゲートを上部に上げて開けるタイプのフェンスのこと。
ゲートを収納するスペースがいらないので狭いスペースでも設置が可能です。
チェーンポールよりも防犯性が高く、見栄えもよくなります。
【費用の目安】
13万〜
シャッター
シャッターは駐車場を完全に遮断できるので高い防犯性と
車を傷や汚れから守る機能性があります。
シャッターは完全に外から見えなくなるタイプと
内部が見える代わりに通風・採光ができるタイプがあります。
ガレージや車庫、ビルドインガレージはシャッターをつけて
本来の機能性を発揮できるので必須になるでしょう。
【費用の目安】
手動・・・50万〜
自動・・・70万〜
庭や外構を駐車場にする時のコツや注意点
新たに駐車場を設置するとなると、200万〜ほどの費用が必要になるケースも
たくさんあります。
駐車場を設置するには人件費や素材費用以外にも土木工事が必要になることが多いからです。
そこで、庭を駐車場にする際に費用を抑えるコツや気をつける点をご紹介します。
タイヤが通る部分のみコンクリートにする
デザイン性や耐久性を考慮すると駐車場の舗装はコンクリートが最もおすすめですが、
1から前面をコンクリート舗装すると費用がかかります。
そこで費用を抑えるためにおすすめなのが、タイヤが通る部分のみをコンクリートに、
それ以外の部分は芝生のまま残したり安価な砂利を敷くデザインです。
費用を抑えながら、デザイン性もUPするのでよく選択される方法です。
庭や外構工事と同時に行う
既存の庭をリフォームするには土木工事を同時に行います。
そのため他にも庭や外構で気になるところがあるなら、同時に施工したほうが
トータル費用は安くなる可能性があります。
一度で必要な費用は増えますが、同時に施工したほうが人件費や諸経費などで
抑えられる費用があるからです。
費用をかけるところ、かけないところを明確にする
必要のない場所にお金をかけない、というのは当たり前のように感じますが、
リフォーム会社の方に任せっきりにしていると
人目につかない部分にも良い素材が使われていたりするものです。
ですので、道路から見える部分や見えない部分、
家から見える部分、見えない部分などを見極め、
どんな素材を使うかをある程度提案できるようにしておくと
費用が抑えられることがあります。
ある程度のライフスタイルの変化は予測する
今後生活する中で、家族構成や車の所有台数が変化する可能性や
乗る車の大きさが変わるかもしれないといった予測をある程度しておきましょう。
外構工事は基本的に費用が高めなので、1度で済むならそれに越したことはありません。
また、いずれ撤去する予定があるのなら
コンクリートで舗装してしまうより砂利やアスファルトを使用しておいたほうが良いでしょう。
複数の会社に相談し、見積もりをとる
これは外構工事に限らずリフォームを行う時の基本ですが、
相談や見積もりは複数の会社に依頼しましょう。
特に外構工事は失敗談の多い箇所なので、少なくとも3社〜4社程度は依頼し、
親身に相談に乗ってくれるか、適正な価格で施工してくれるか、などを見極めましょう。
まとめ
新しく駐車スペースを設置するには、希望のタイプと機能性、
あとは施工費用のバランスを考慮して優先順位を明確にしましょう。