2019.10.17

【寒さ対策】簡単すぐできてお部屋ぽかぽか!お部屋の防寒方法

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
寒い冬は部屋を暖めるためにエアコンやヒーターを長時間つけたまま
 
という家庭も多いと思います。
 
そうすると、電気代が気になる・・・という方もいるでしょう。
 
夏のように窓を開けて室温調整が出来ないので
 
どうしても冬は電気代が高くなりがちです。
 
そこで今回は、冬場の電気代を節約できる部屋の寒さ対策をご紹介します。
 

部屋が冷えてしまう理由と防寒のポイント

寒さ対策
 
最近は断熱性能を高めた住宅が増えてきていますが、そういった家でも冬は寒さを感じます。
 
冬の部屋が冷えてしまう理由は、空気の性質が関係しています。
 
基本的に冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ移動する性質を持っています。
 
ですので冬場はどんなにエアコンをつけていても、床に近い部分は暖まりにくく寒さを感じやすいのです。
 
そして最も部屋の暖かな空気が出ていってしまいやすい場所が「窓」です。
 
実は、暖まった部屋の空気の50%は窓から逃げてしまうといわれているので、
 
窓の断熱性が低いと、どれだけ床、壁、天井に断熱材を入れても、部屋は冷えてしまいます。
 
(床、壁、天井からは10%〜20%)
 
窓の断熱性が低いと結露も発生しやすくなり、カビやダニが繁殖する原因にもなってしまいます。
 
ですので部屋の寒さ対策で重要なポイントはまず「窓」、
 
そして底冷えという言葉もあるように、暖房をつけても暖まりにくい「床」です。
 

すぐできる部屋の寒さ対策

寒さ対策
 
部屋を暖かくするには、まずは窓と床を重点的に対策しましょう。
 

窓の防寒

 
窓の防寒は「機密性」がポイント。
 
いくら部屋を暖めても機密性が低ければ、暖かな空気は外へ逃げ、冷たい空気が入ってくることになります。
 
ここでは、すぐできる窓の防寒対策をご紹介します。
 

プチプチを活用する

 
プチプチは買い物をした時に梱包材として使用されていますが、実は防寒対策でもとても役立ちます。
 
空気は、もともとは熱を通しにくく逃しにくい性質があり(断熱性が高い)、
 
反対にガラスは熱が通りやすく逃しやすい性質を持っています。
 
熱が通りやすいガラスに空気をたくさん含むプチプチをはることで、
 
空気の層を作り出せるので、室内の暖かな空気が外に逃げるのを防ぐことができるのです。
 
防寒に使うプチプチは100均やホームセンターで手に入る安いもので十分です。
 
プチプチをはる時は、ガラス面のみにはるのではなく窓枠全体を覆うようにはると機密性が高まりより効果的です。
 
プチプチは平らな面と空気の入っている面がありますが、
 
空気の入っている膨らんでいる面を窓側になるようはりつけてください。
 

断熱シートをはる

 
ホームセンターで売っている断熱シートも、窓の防寒に役立ちます。
 
寒さ対策になる理由もプチプチと同じで、断熱シートをはることで空気の層がつくれるから。
 
空気の層とは、新たに見えない窓を設置するイメージを持ってもらうとわかりやすいのですが、
 
熱を逃しやすいガラス窓の内側に、機密性と断熱効果の高い空気の窓を設置することで、
 
冷たい外気の侵入を防ぎ、同時に部屋の暖かな空気が出ていってしまうのも防ぐことができるのです。
 
断熱シートにはいくつか種類がありますが、一押しは「プチプチタイプ」のシート。
 
一般的な梱包材のプチプチよりも空気の層が厚く作られているので、より断熱効果が期待できます。
 

アルミシートをはる

 
アルミシートは、レジャーや防災に使っている方が多いですが、実はとても保湿性に優れているので
 
窓の防寒対策にもってこいのアイテムです。
 
使い方はプチプチと同じで窓枠を覆うようにはりつけるだけです。
 
アルミシートの保湿性は毛布の5倍ともいわれているので、寒さの厳しい地域や
 
強い風が吹きやすい地域の方に特におすすめです。
 

隙間テープを貼る

 
今までご紹介した方法は、窓を覆って部屋の機密性を高める方法ですが、
 
それだけでは隙間から暖かな空気が逃げていってしまう可能性もあります。
 
そういった隙間を防いでくれるのが隙間テープです。
 
窓の窓枠とサッシの間やレール部分にテープを貼るだけなので、とても簡単。
 
100均一やホームセンターで安く手に入ります。
 
テープの種類によっては貼り方によっては窓の開閉に支障が出るので、
 
貼った後に窓の動きを確認してくださいね。
 

シャッターや雨戸をうまく活用する

 
プチプチ、断熱テープ、アルミシート、隙間テープは
 
どちらかというと部屋の空気が外に逃げるのを防ぐ効果の高い方法です。
 
外から冷たい空気が入ってくるのを防ぐには
 
シャッターや雨戸を効果的に使うようにしましょう。
 
両方を同時に行うことで、外からも冷えにくく家の中の温度も保ちやすい状態を作ることができます。
 
ただ、1日中雨戸やシャッターを閉めっぱなしというのも良くないので
 
日中は開けて太陽の光を取り込み、日が沈む前に閉めるようにするのがベストです。
 

カーテンを見直す

 
カーテンをつけているのに、窓の近くが寒い、という場合はカーテンの丈や生地を見直してみましょう。
 
カーテンの丈が短すぎる、幅が小さすぎる、生地が薄いと外の冷たい空気を通しやすくなります。
 
冬場は生地の厚いカーテンに変え、丈は床から1cm〜2cmになるようにしましょう。
 
床につくほうが暖かいのでは?と思いますが、そうするとホコリが溜まりやすくなったり、
 
環境によってはカーテンにカビが生えやすくなるのであまりおすすめしません。
 
すぐにカーテンを交換できない場合は、カーテンの内側に洗濯バサミなどでプチプチをつけておくと防寒できます。
 

床の防寒

 
窓の防寒対策ができたら、次は床も対策をしておきましょう。
 
床はエアコンで室温を上げても暖まりにくいので、寒さを感じやすいのです。
 

パズルマットを敷く

 
パズルマットは別名「ジョイントマット」や「コルクマット」とも呼ばれていますが、
 
一つ一つがパズルピースのような形をしていて、
 
部屋の大きさに合わせてパズルのように組み合わせて使うシートのことです。
 
手軽に部屋の印象を変えたい人、フローリングに傷がつくのを防ぎたい人、
 
弾力性があるので赤ちゃんや子どものいる家庭では馴染みがあるかもしれませんが、
 
実は防寒対策にも効果的です。
 
カラーバリエーションが豊富で、弾力性があり柔らかいので部屋の大きさに合わせて自由にカットすることもできるので
 
インテリアとしてもおすすめ。
 
100均一、ホームセンター、ネットショップなどで安く購入できるのも良い点です。
 

ラグやカーペットを敷く

 
カーペットやラグを敷いておくのも、防寒に効果があります。
 
その際は、ウールや羊毛などが使われた断熱効果のあるものを選びましょう。
 
ただ、同じ素材を使っていても商品によって肌触りや暖かさが全く違うので
 
ネットで注文した場合、「想像と違う・・・」という話もよく聞くので
 
実物を確認せずに購入する場合は、そうした失敗もあることを頭の片隅に置いておきましょう。
 

アルミシートを敷く

 
窓の防寒対策でもご紹介したアルミシートは、床の防寒にも役立ちます。
 
アルミシートは保湿性が高いので、パズルマットやカーペットの下に敷いて併用すると
 
床から底冷えする・・・という状態を大幅に改善できます。
 

部屋の湿度を調整する

 
窓と床の対策以外に、全体を通して効果的なのが部屋の湿度管理です。
 
防寒と湿度?と思われる方もいるかもしれませんが、
 
体感温度と湿度は関係性があります。
 
例えば、同じ季節、同じぐらいの気温でも
 
晴れの日と曇りの日では、曇りの日の方が暑く感じるのではないでしょうか。
 
なぜなら、曇りの日の方が晴れの日と比べて湿度が高く、ジメッとしているから。
 
湿度とは、空気中に含まれている水分量のことで、
 
湿度が高いほどジメッとし、低いほどカラッとした空気になります。
 
日本の気候は、夏は湿度が高くジメッと蒸し暑く
 
冬は湿度が低くカラッと乾燥しやすい傾向にあります。
 
人の身体は湿度が高いほど暑く、空気が乾燥しているほど寒く感じるため、
 
冬の湿度の低い室内では、実際の温度よりも寒く感じてしまうのです。
 
おおよそですが湿度が10%変化するだけで、体感温度は2度ほど変わると言われています。
 
部屋の湿度が低いと寒さを感じやすいだけでなく、
 
肌が乾燥したり、インフルエンザ菌の活動が活発になったりと、良いことがありません。
 
冬場は意識して加湿器をつけたり、霧吹きで部屋全体の水分量を増やしたりするなど
 
部屋の湿度を保つ工夫をしてみてください。
 

まとめ

 
今回紹介した方法はあまりコストをかけず、すぐに実践できるものばかりです。
 
暖房の温度を上げても、窓から暖かな空気が逃げたり、外の冷たい空気が入ってきていると
 
なかなか部屋は暖まりませんし、
 
床が冷たいと底冷えしてしまい、体感温度が上がりません。
 
簡単な対策で暖房の設定温度を必要以上に上げなくとも暖まるようになるので、
 
ぜひ一度試してみてください。
 



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