2019.08.24

【外壁コーキング】最適な交換時期と目安の費用

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
コーキングとは外壁のひび割れを修復したり、目地を埋めるために使用するゴム素材のことで、
 
劣化すると、家の下地が傷みが早くなったり、雨漏りが発生してしまいます。
 
コーキングの劣化を放置しておくと大がかりな補修工事が必要になるので、
 
コーキングが劣化し始める約10年程度で一度点検してリフォームを行いましょう。
 
今回は外壁のコーキング補修についてまとめました。
 

コーキング劣化の目安は?

外壁
 
弾力と伸縮性のあるコーキングはただ外壁の目地を埋めるだけでなく、
 
紫外線・雨・風などの影響で微妙に収縮している外壁材のズレを調整する役割があります。
 
コーキングの劣化は家全体の耐久性にも関係してくるのできちんと定期的にメンテナンスを行いましょう。
 

コーキングのひび割れ

 
コーキングがひび割れしてくると、柔軟性が落ちて硬くなってきている証拠なので近々交換が必要だと考えておきましょう。
 
大きなひび割れになると雨水が侵入してしまうので要注意。
 
また、ひび割れを放置するとコーキングに亀裂が入り切れてしまう「破断」という状態になります。
 
そうなると早急にリフォームが必要になってしまうので、ひび割れのうちからリフォームを計画しましょう。
 

コーキングの剥離

 
コーキングの弾力が落ち外壁から剥がれてしまう「剥離」の状態になると
 
隙間から雨水やシロアリが侵入してきてしまうので、早急にリフォームが必要です。
 
コーキングが剥離するほど劣化しているということは、コーキングの補修だけでなく
 
外壁塗装も必要になるかもしれません。
 

コーキングが黒くにじむブリード現象

 
ブリード現象とは、コーキングを補修→外壁塗装を行ったあとに黒くにじんでしまう現象のこと。
 
これは劣化より施工不良によって起こっているケースがほとんどです。
 
コーキングの成分が塗装を変色させてしまって起こっているので、外壁の耐久性にはあまり関係ありませんが
 
見栄えが悪くなるので気になる場合は業者に相談しましょう。
 

コーキングの修復方法と費用

外壁
 
最近はホームセンターでコーキング剤を手に入れることができるので、
 
自分で修復しようと考える人もいるのですが、外壁のコーキングは業者に依頼しましょう。
 
なぜなら、
 
・補修箇所が高い場合、はしごから転落する事故が多い
・仕上げがうまくいかず、剥がせなくなった
・コーキングしても雨漏りが直らない
・コーキングの性能が発揮できない
・中途半端な仕上がりになり結局業者に依頼することになった

 
などのトラブルがとても多いからです。
 
中には自分でコーイングをしようとしたものの、うまくできず業者に依頼したら
 
そのコーキングを剥がすための料金が必要になったというケースもあります。
 
外壁は家の耐久性を担う重要な要素なので、最初から業者に依頼するのがおすすめです。
 
コーキングの修復は、
 
・古くなったコーキングを剥がし、新しいコーキングで目地を埋め直す「打ち替え」
・既存のコーキングの上に重ねて施工する「増し打ち」

 
がありますが、外壁のコーティングでは打ち替えで施工しましょう。
 
増し打ちだと馴染みが悪く、ひび割れの内部まで修復できないので結局徐々に剥がれてしまいます。
 

コーキング補修に必要な期間

 
コーキングはしっかりと乾かして(乾燥まで3日以上)、水を弾く状態にしなければいけません。
 
雨が降ってくると作業ができなくなるのでその分工事期間は長くなります。
 

コーキングの費用

 
【打ち替えで行う目安】
 
足場の設置・・・15万〜20万
既存コーキング撤去・・・3万〜5万
コーキング・・・1㎡あたり900円〜1200円
 
【増し打ちで行う目安】
 
足場の設置・・・15万〜20万
コーキング・・・1㎡あたり500円〜900円
 

コーキングの種類

外壁
 
コーキングにはいくつか種類があります。
 

1液型か2液型

 
コーキング材は大きく分けて1型液と2型液があります。
 
【1型液】
 
1型液は1駅のみで使えるため、素人でも扱いやすくホームセンターでも手に入ります。
 
作業は楽にすむのですが、内部が乾きにくいというデメリットがあります。
 
【2型液】
 
2型液は主剤と硬化剤を混ぜ合わせて作るため、施工・管理に時間と経験が必要です。
 
扱いが難しい分、耐久性も高く内部乾燥も早いのが特徴です。
 

コーキングの素材

 
外壁で主に使用されているのは次の3つです。
 
【水性アクリルコーキング】
 
水性アクリルはひと昔前に主流だった1液型のコーキング材です。
 
作業は楽に済ませられますが、乾きにくくしっかりと乾かさないと雨で流れてしまうので
 
予定より工事の期間が長くなりがちです。
 
【ウレタン系コーキング】
 
ひび割れ、サイディングの補修などでよく使用されています。
 
1液型と2液型のどちらも用意されているので、施工期間や用途に合わせて使い分けましょう。
 
【変形シリコンコーキング】
 
他の素材の上から塗装できない一般的なシリコンとは異なり、
 
変形シリコンは既存の塗装の上から重ねることができるため、使い勝手の良い素材です。
 
ウレタン系と同じく1液型と2液型の両方あります。
 

まとめ

 
コーキングの劣化を放置していると、雨漏りやシロアリの被害に合って
 
大がかりな外壁リフォームが必要になることもあります。
 
なのでコーキングのひび割れを発見したまたは、以前補修してから10年以上経っている場合は
 
一度点検して劣化が進む前に改善できるようにしましょう。
 



シェア