2019.08.21

【雨漏り】急な雨漏り、場所の特定はどうしたらいい?雨漏り対策まとめ

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
雨漏りが起こった場合、原因を特定して修理が必要になりますが、
 
場所の調べ方はどうしたらいいのでしょうか?
 
また、雨漏りが起こらないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
 
今回は雨漏りが起きたの場所の特定法と雨漏り対策についてまとめました。
 

雨漏りの調べ方は?

雨漏り
 
雨漏りの場所の調べ方は、業者に依頼するか、自分で発見するかになりますが、
 
実は、雨漏りはプロでも原因を突き止めるのが難しいトラブルだとされています。
 
なので、雨漏りを発見したら自分で特定するよりも業者に依頼するのが最も確実で、素早い対応になります。
 

業者に依頼して雨漏りの箇所を調べてもらう方法

 
雨漏りの箇所を調べる方法は主に4つあり、費用は2万〜20万円ほどが相場になります。
 

方法1、目視検査(2万〜)

 
業者の人に来てもらい、目視で雨漏り箇所を確認してもらいます。
 
ただ見るだけなので精度は低いですが、目視検査をして怪しいと感じた場所を
 
さらに詳しく調べていくこともあります。
 
目視検査は業者によっては無料で行ってくれることもあります。
 

方法2、散水検査(5万〜)

 
雨漏りの原因の予想される場所にわざと水を流してみる方法です。
 
目視検査よりも精度が上がるのですが、
 
雨が強い場合のみ雨漏りする、風が強い場合のみ雨漏りする、などの条件が揃ったときのみ
 
雨漏りが起こる場合は箇所を特定することができません。
 

方法3、発光検査(15万〜)

 
雨漏りが起こっていそうな場所に紫外線に反応して発光する液体を流し、調べる方法です。
 
目視調査や散水調査と比べると精度が上がり、雨漏りが複数の箇所から起こっていても判別できます。
 

方法4、赤外線検査(20万〜)

 
器具を使い、雨漏りをして変化した温度を調べて部位を特定する方法です。
 
天井、壁、サッシなどどの部位の雨漏りでも特定できるので凡庸性は高いのですが、
 
調査するために三脚を置くスペースが必要になります。
 

自分で雨漏りの箇所を調べる方法

 
自分で雨漏りの場所を特定するのは、目視でしか探せない上、確認箇所が多くとても大変。
 
しかも、見つけたとしても自分で綺麗に修理するのは至難の技なので
 
やってみたものの、やっぱり業者に依頼する・・・というケースがとても多いのが現状です。
 
雨漏りが起こった場合、以下のような場所を探してみてください。
 
・屋根
・外壁
・ベランダ
・サッシ
・雨どい

 
また、ただこの箇所を見るだけではなく、一つ一つの部位を確認する必要があります。
 
例えば屋根だと
 
・瓦
・コーキング部分
・漆喰
・棟板金
・スレート屋根の隙間
 
など、たくさんのポイントがあります。
 
雨漏り箇所を見つけることができても、綺麗に修理できないと
 
再び雨漏りしてしまったり、違う箇所から雨漏りするようになってしまいます。
 

雨漏りは何故起こる?

雨漏り
 
では、なぜ雨漏りは発生するのか?
 
その原因についてまとめました。
 

屋根そのものの劣化

 
屋根は毎日紫外線、風、雨にさらされているので少しずつ劣化していきます。
 
もちろん、防水処理がされているので通常は雨漏りすることはありませんが
 
台風や豪雨などの災害で瓦が破損している、抜けている、屋根に亀裂が入っている
 
などのトラブルがあると雨漏りは起こりやすくなります。
 
防水処理は10年程度が耐久年数なので、定期的にメンテナンスをしましょう。
 

屋根の防水シートの劣化

 
屋根の内側には「防水シート」というシートが貼られ、雨の侵入を防いでいます。
 
ただ、シートは10年〜15年程度で劣化し、雨漏りの原因になります。
 
屋根リフォームを行う際は一緒に防水シートも交換しましょう。
 

建築時のミス

 
家を建てる時の施工が適当で、雨漏り対策が十分に行われなかった場合は1年〜3年ほどで雨漏りが起こります。
 
また、屋根を塗装する時の下地処理、下塗り、コーキングの処理などもきちんと行わないと
 
すぐに雨漏りしてしまいます。
 

ベランダの防水性の劣化

 
雨漏りはベランダからも発生します。
 
壁際にたくさん物を置いていると、湿度が高まりコケやカビが発生し劣化速度が早まることもあるので
 
できれば壁際はすっきりとさせておくのがおすすめ。
 
ベランダの防水処理の耐久性は約10年なので、定期的に業者に確認してもらいましょう。
 

サッシの劣化

 
実は窓サッシは雨漏りの原因で多い箇所。
 
防水処理が劣化すると雨水が内部に侵入してくるので、定期的にメンテナンスしましょう。
 

屋根のトップライト周辺や天窓

 
屋根にトップライトや太陽光発電パネルをつけていると
 
どうしても雨漏りは発生しやすくなります。
 
きちんと防水加工をして雨漏り対策をしてくれているかを
 
設置する時に業者の人に確認してください。
 

雨どいからの浸水

 
雨どいは、屋根の水を地面に流す排水管のこと。
 
雨どいが破損していたり、土、ゴミなどが詰まっていると雨漏りしやすくなります。
 

雨漏り対策

雨漏り
 
雨漏りを防止するには、家のメンテナンスを定期的に行うこと。
 

ベランダの定期リフォーム

 
ベランダは大体5年ごとにトップコート塗装、
 
10年〜15年に一度防水シートの張替えを行うのが理想的。
 
一般住宅のベランダだと、
 
トップコート塗装が5万前後、防水シートの張替えは10万前後で行えます。
 
日頃から排水溝の土やゴミは掃除しておくのがおすすめです。
 

外壁の定期リフォーム

 
雨漏りというと屋根や屋上から発生しそうですが、実は外壁からの雨漏りも多いのです。
 
特に増築したことのある家だと、既存の部分と増築部分の接合部分から雨漏りしたり、
 
高い位置の外壁のヒビに気が付かずに雨漏りしてきたり、などが多いケースです。
 
目安は10年に一度業者の人に点検をしてもらい、必要に応じてリフォームを行いましょう。
 

窓や天窓の定期リフォーム

 
窓や天窓は約15年に一度、パッキン交換とコーキング補修をするのが理想的。
 
天窓の耐久年数は約25年。
 
屋根の定期点検やリフォームをする時に合わせて天窓の点検もしてしまいましょう。
 

まとめ

 
雨漏りしてしまった場合は、部位の特定や修理が素人には難しいので早めに業者に依頼するのが得策。
 
業者が来るまでの間は、雨漏りしているところにバケツを置いたりブルーシートをかぶせるなどの
 
応急処置をしておきましょう。
 
あとは、建物や塗料の耐久年数に合わせて定期的なメンテナンスやリフォームを行うことが大事。
 
少々面倒に感じるかもしれませんが、定期的にメンテナンスしておいたほうが
 
結果的に費用や労力がかからないことが多いからです。
 



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