2019.08.17

【DIY】外壁はDIYできる?できない?DIYするメリット・デメリット

こんにちは
町の引越し屋さんです。
 
外壁リフォームですが、業務に依頼すると少々高額になります。
 
では、費用を最も抑える方法の一つとして、
 
自分で塗料を塗ってDIYすれば安くすみそうですが、
 
実際、外壁を自分でDIYすることは可能なのでしょうか?
 
今回は外壁は自分で塗装できるのか?業者に依頼するのが良いのか?
 
についてまとめました。
 

外壁DIYのメリット・デメリットは?

リフォーム
 
外壁塗装をDIYしたらどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
 

外壁塗装をDIYするメリット

 
・業者に依頼するより費用が安くなる
 
実は、外壁を自分で塗るメリットはこのひとつのみ。
 
外壁を自分で塗るのは圧倒的にデメリットの方が多くなります。
 

外壁塗装をDIYするデメリット

 
・仕上がりの質が低くなる
・時間がかかりすぎる
・労力が多い
・耐久性が下がる

 
実は外壁の塗装の中には、国家資格や認定資格が存在するほど
 
高度な技術や豊富な知識が必要なものもあります。
 
今は本やネットで手軽に知識を得ることはできますが、技術面は経験を積むしかありません。
 
不慣れな状態で塗装をしても、雨漏りをしたりすぐに剥がれてしまうなどのトラブルが起こったり
 
塗りムラができて美しい仕上がりにすることは難しいのが現状。
 
仕上がりが綺麗にできないということは、その塗料の持つ耐久性が発揮されないので、
 
15年もつと思っていたところが、5年程度で塗り替えが必要になることもありえます。
 
そうなると再び自分で塗り直すか、業者に依頼することになると思いますが、
 
外壁をDIYすると、非常に長い期間が必要になるので本当に大変。
 
通常、外壁塗装を業者に依頼すると養生や足場の設置〜塗装〜撤去作業まで
 
晴れの日に日中通しで作業をして10日〜3週間程度で完了しますが
 
自分で行うと連日何時間も作業するのは難しいですし、塗装自体の作業効率も落ちるので
 
4ヶ月〜半年以上はかかると見積もっておく必要があります。
 
そのため、外壁のDIYはどうしても自分で塗装を行いたいという方や
 
塗装範囲がごく一部のみという場合を除いて業者に依頼する方が良いでしょう。
 

外壁をDIYするときに使う塗料

リフォーム
 
自分で外壁塗装を行うときに候補に上がる塗料はこの4つです。
 
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・ラジカル塗料

 
DIYをすると業者に依頼したときよりも耐久年数が30%ほど低下するとされています。
 

ウレタン塗料

 
ウレタンは外壁に利用されることの多い塗料の中で最も低価格。
 
密着性が優れているので、鉄・アルミ・コンクリート・モルタル・木材など、
 
様々な下地に塗装することができるので、とても扱いやすい塗料です。
 
ウレタン塗料の特徴をまとめると
 
・付着性に優れていて剥がれにくい
・ひび割れしにくい
・ツヤや光沢があり高級感がある
・様々な素材に塗装できる
・古くから使用されているので、扱える業者が多い
・紫外線が当たると黄色く変色しやすい
・少々汚れやすい
 
などが挙げられます。
 
耐用年数は業者に依頼をして8年〜10年です。
 

シリコン塗料

 
シリコン塗料は今日本で最も使用されている塗料です。(現住宅の約70%)
 
耐水性、透湿性、断熱性と価格のバランスが良いので、迷った際はシリコン塗料を選んでおくと良いでしょう。
 
シリコン塗料の特徴をまとめると
 
・汚れに強い
・耐久性が高い
・透湿性が高い(湿気を通しやすいのでカビや藻が生えにくい)
・結露対策にもなる
・断熱性が高い
・遮断性が高い
・コストパフォーマンスが良い
・ひび割れしやすい(弾性が低い)
・重ね塗りには向いていない
 
などが挙げられます。
 
耐久年数は業者に依頼して10年程度です。
 

フッ素塗料

 
フッ素塗料は耐久性・耐熱性・耐汚性が高く、紫外線や雨にも強いのですが
 
価格も非常に高価。
 
フッ素塗料を利用するケースでは家全体を自分でDIYするよりも、
 
屋根のみに利用するなど範囲を狭めて価格を抑えて業者に依頼する方が多いようです。
 
フッ素塗料の特徴をまとめると、
 
・耐摩擦性、耐熱性が高い
・汚れに強い
・機能性が高い(航空宇宙産業機器にも使われている)
・雨、紫外線に強い
・高級感が出る
・親水性が高く、付着した汚れも雨水で自然と流れ落ちる
・価格が高い
・ツヤなしの外観にできない
 
などが挙げられます。
 
耐久年数は業者に依頼をして15年〜20年です。
 

ラジカル塗料

 
ラジカル塗料は2012年に販売が開始されたばかりの新しい塗料です。
 
これまでの塗料は年数が経つとチョーキング現象が発生していたのですが、
 
ラジカル塗料の主原料になっている高耐候酸化チタンと光安定剤は
 
チョーキング現象を抑える効果があるため、劣化や変色しずらい塗料です。
 
シリコン塗料を同じ価格帯で、フッ素塗料と同等の機能性を持っているので
 
今後、外壁塗料の中で主流になるとされています。
 
ただ、まだ販売されてから予想耐久年数までの年月が経っていないので、
 
他の塗料よりもトラブルが予測しずらいところが欠点です。
 
ラジカル塗料の特徴をまとめると、
 
・チョーキング現象が起こりにくい
・汚れに強い
・カビや藻に強い
・親水性に優れているので雨汚れに強い
・コストパフォーマンスが良い
・フッ素塗料と同等の性能を持っている
・塗装時の光沢が長続きする
・変色しにくい
・色々な下地(素材)と相性が良く、塗布しやすい
・伸びがよく、塗りやすいため失敗が少ない
・思い通りの色にできないことがある
(高耐候酸化チタンが白色顔料のため、濃い色にできない可能性がある)
・実績がない
(推定での耐久性は出ていますが、まだ販売されてからその月日が経っていないので実証できない)
 
などが挙げられます。
 

外壁塗料は業者に依頼するのが良し

 
外壁をDIYすることは不可能ではありませんが、
 
かかる手間、時間、耐久年数の短縮などを考えると、業者に依頼するのがおすすめです。
 
確かにDIYをすると材料費は、業者に依頼するときの半額程度に抑えられるのですが、
 
足場の設置をどうするのか?雨漏り対策は?仕上がりのムラはどうする?すぐに剥がれた場合は?
 
などのトラブルが起こってから業者に依頼することになるよりも、
 
最初からプロにお願いしておくのが無難です。
 



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