2019.05.11
【リフォーム】浴室の壁材を変えて心機一転!オススメの素材と費用の目安
こんにちは
町の引越し屋さんです。
浴室は湿気が多く、カビや汚れがつきやすい場所。
そのため劣化しやすく、綺麗に使っていても変色やひび割れが起こることもあります。
その時は快適に過ごせるようリフォームしましょう。
今回は浴室の壁材の選び方や素材の特徴についてまとめました。
浴室の壁材を選び時のポイントは?
浴室の壁材を選ぶときには次の4つを考えてみましょう。
汚れやカビに強い素材を選ぶ
リフォームをしてもすぐに汚れる、カビが繁殖する、では意味がないですよね。
最近は防汚、防カビ加工した素材がたくさん販売されています。
少し値段が高くなっても、掃除が楽になったり、次回のリフォームまでの期間が長くなったりと
メリット面の方が大きいでしょう。
天井や床も同時に行うべきなのか検証する
壁が変色したりひび割れるといった劣化が見られる場合、同時に天井や床も劣化していないでしょうか?
もし可能であれば、壁と同時に天井と床も施工してしまうのがオススメです。
というのも、天井、壁、床を同時に行うと素材や色などを合わせやすく、統一感のあるデザインになるからです。
断熱性、保湿性を考慮する
浴室は天井、壁、床に使われている素材によって、冷えやすさや保湿性が全く異なります。
特にタイル張りの在来浴室では、冬場に浴室に入ると室内との温度差が大きくなり、「ヒヤッ」とする不快感を感じている人も多いでしょう。
これは近年増えているヒートショック(急激な温度変化により血圧が乱れ、心筋梗塞、脳梗塞、失神などを起こすこと)の原因にもなっています。
防汚、防カビと同様に、断熱性や保湿性も考慮して壁材を選びましょう。
色は淡い色が無難
毎日湯船に浸かって1日の疲れを癒すのを楽しみにしている方も多いでしょう。
浴室はリラックスできる空間にしておきましょう。
そのためには壁の色も大事なポイント。
ダーク系(黒、濃いグレー、紺など)は高級感を出したい場合にオススメなのですが、壁全体がダークカラーになると
なんだか浴室が暗い雰囲気に・・・。
また、ダークカラーは空間を狭くみせる効果があるので、壁全体にするとちょっと圧迫感を感じるかもしれません。
もしダークカラーを取り入れるなら壁の一面のみ、などアクセントとして入れるのがオススメです。
では、壁一面を明るく清潔感のある真っ白にするとどうなの?という話ですが、
真っ白にすると確かに明るい雰囲気にはなるのですが、実は汚れやカビがとても目立ってしまうため掃除が大変。
そこでオススメなのが、パステルカラーのような淡い色やベージュ。
これらの色は浴室を明るく清潔に見せつつも、程よく汚れも目立たなくしてくれます。
最近はデザインパネルもたくさん取り扱われていますが、こういったパネルもダークカラーと同じように
壁の一部にアクセントとして取り入れるのがオススメです。
浴室の壁材にはどんな種類がある?
現在、浴室の壁材でよく使われているのは
・樹脂系パネル
・浴室専用シート
・木材
・塗装
・タイル
の4つ。
それぞれの特徴をまとめました。
樹脂系パネル
樹脂系パネルはユニットバスで最も使用されていて、断熱性、防水性、保湿性などがしっかりしています。
最近は乾きやすくする速乾加工や、防汚・防カビ加工されたタイプもあり、機能性だけでなくコストパフォーマンスも良い素材です。
また、デザインバリエーションが豊富で、好みの浴室にしやすいのも樹脂系パネルのメリットでしょう。
現在ユニットバスを使用している場合は、一度解体し壁を新しいものに交換して組み立てる方法で施行されます。
下処理をしっかりとすれば在来浴室にも施行できますが、
在来浴室の場合は元々張られているタイルを剥がしてから施行する手間や費用がかかることと、
剥がしてみないと土台の傷み具合がわからないので想像以上に下処理の費用が必要になるケースもあります。
ただ、下処理がしっかりできていないと、パネルの下で菌が繁殖してしまうので、剥がしてから傷みがわかった場合はしっかりと処理してもらいましょう。
浴室専用シート
現在の浴室の壁の上に塩化ビニール製の専用のシートを貼り付けるだけなので、
1日〜2日程度で手軽にリフォームできるのがシートの良い点。
ホームセンターでも売られているのでDIYもできますが、
きちんと下処理をしておかないと樹脂系パネル同様、カビが繁殖してしまうのでリフォーム会社に依頼する方が無難。
シートの表面は防汚、防カビ加工されていたり、保湿性に優れたものも多く販売されているので機能性は問題ないでしょう。
シートもユニットバス、在来浴室、どちらにも施行でき、デザインも豊富です。
木材
木材は浴室には向いていなさそうですが、きちんと浴室に使えるよう加工すれば取り入れることができます。
木材の良い点はやはりデザイン性とリラックス効果に優れている点。
ユニットバスに使用されるケースは稀なので、主に在来浴室で使用しますが、他の素材に比べてリフォーム費用は非常に高くなります。
また、加工されていても元々は木なので、手入れや換気をしっかりとして乾燥させるなどのメンテナンスが重要になります。
塗装
塗装は現在の壁の上に塗料を塗り見た目を綺麗にします。
安く、新品のような仕上がりになりますが、しっかりと下処理をした上に塗装することが重要です。
塗装した上に防カビ加工、防水加工などをすることもできますが、保湿性が低い、汚れがつきやすいという欠点もあります。
タイル
タイルは浴室を始め、水回りによく使われる素材。
種類や色が豊富なので好みのデザインにしやすいのがポイント。
そのまま使うと、とても冷えやすく固いので、冷たさを緩和する加工やクッション性を出す加工をされたタイルを選びましょう。
ユニットバスはタイルを使用できないケースも多いので、主にハーフユニットバスや在来浴室の場合に使われる壁材です。
施行に時間がかかることや、目地に汚れやカビがつきやすいので日々の手入れが必要な点を考慮して選ぶようにしましょう。
浴室の壁リフォームの費用や期間の目安
壁リフォームに必要な費用や期間は、素材はもちろんですが、現在の浴室がユニットバスか在来浴室なのかによっても変化します。
樹脂系パネル
樹脂系パネルはメーカーによって4万〜10万円と大きく差があります。
そこに基本工事費(約5万〜15万)
ユニットバスの場合は、既存のユニットのパネル解体、新規パネル取付と組み立て、コーキング費。
在来浴室の場合は、浴室の壁の上に貼り付ける場合は下地処理費とパネル取付費が必要で、壁を取り除く場合は撤去費が(5万前後)プラスで必要になります。
ですので、合わせると15万〜30万くらいを想定しておきましょう。
また、工事期間の目安は1日〜2日でリフォーム終了日から浴室を使用できます。
浴室専用シート
ユニットバスの壁に専用のシートを貼るだけの場合は素材費と施行費で10万〜15万程度。
壁が痛んでいたり、カビや汚れを綺麗にする下処理をする場合はプラスで3万〜5万は必要になるので、
総額13万〜20万程度を考えておきましょう。
在来浴室はユニットバスより手間がかかるので20万〜23万程度は考えておきましょう。
工事期間の目安は1日〜2日で、リフォーム終了日から浴室を使用できます。
木材
木材は主に在来浴室に使われますが、材料費が高いので工事費用の総額も高め。
下処理、素材費、工事費合わせて60万円程度は考えておきましょう。
工事期間は5日〜と長めなのでその間は銭湯や知り合いにお風呂を借りれるようにしておきましょう。
木材を使用した場合は乾かし定着させる時間が必要なので、リフォームが完了した翌日から浴室は使えるようになります。
塗装
塗装してリフォームする場合、ユニットバス、在来浴室に関係なく、ほとんどのケースで現在の壁を補修したり下処理を行います。
下処理費用と施行費を合わせて、
ユニットバスで10万〜13万、在来浴室で13万〜15万円と、他の素材と比べると費用は安め。
施行後に防カビ加工や防水加工をする場合はプラスで5万円ほど必要です。
工事期間は2日〜3日程度で、リフォーム完了後の翌日から浴室が使えます。
タイル
タイルは主に在来浴室に施されます。
既存のタイルを撤去して新しいタイルに張り替える場合は10万〜13万程度、下地を補修したり防水工事をしてからはる場合はプラス5万円程度必要です。
工事期間は2日〜3日で、リフォーム完了後の翌日から浴室が使えます。
壁を変えるだけでイメージは一新
浴室の壁を新しくするだけで、ガラッとイメージを変えることができます。
最近は、ウッド調、天然石調、花柄、織物、ツートン、ポップなイラスト、グラデーションなどデザイン性の高いものがたくさん販売されているので、
好みのものがきっと見つかるはずです。
リフォーム会社の人とじっくり相談しながら進めていってくださいね。