2019.05.08

【リフォーム】浴室の床が冷たい!を床材交換で解消。費用やポイントまとめ

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

浴室の床が
 

・冷たい
・水はけが悪い
・滑りやすい
 

という状態で悩んでいるなら、床のみを張り替えてリフォームすると
 

毎日のバスタイムが一気に快適になりますよ。
 

浴室全体をリフォームするより費用も安く済むので、条件が合えばオススメです。
 

今回は浴室の床リフォームで知っておくと役立つ情報をまとめました。
 

浴室の床材を選ぶ時のポイントは?

お風呂リフォーム
 

浴室の床材は様々な種類が販売されているので、目的や現在のお風呂の状態に合わせて選びましょう。
 

保湿性の高い床材

 

毎日冷たい床を我慢しながらの入浴は精神的にも苦痛ですし、
 

何より冬場はヒートショック(急激な温度変化により血圧が乱れることで、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすこと)の原因にもなりかねません。
 

床材は冷たくなりにくい保湿性のあるものにしましょう。
 

保湿性が低く、冷たくなりやすいのは「タイル」や「石材」といった素材。
 

最近のタイルは加工され、保湿性のあるタイプも販売されていますが、
 

昔ながらの在来浴室には加工されていない冷たくなりやすいタイル材が使用されています。
 

水はけがよく、手入れしやすい床材

 

お風呂はどうしても湿度や温度が高くなるので、ぬめり、汚れなどがつきやすく、
 

そこからカビや雑菌が発生しやすい場所。
 

水はけがよく、汚れにくい床材や掃除のしやすいものを選ぶと良いでしょう。
 

滑りにくく、柔らかい床材

 

浴室内の転倒は死亡事故だけでなく、のちに障害が残る大きな事故になることもあり大変危険。
 

特に子どもや高齢者と一緒に暮らしている家庭は、滑りにくい床材にして安全面を確保しておきましょう。
 

また、万が一転倒してしまった場合に備えて衝撃を吸収しやすいクッション性のある床材にしておくとなお安心です。
 

浴室の床材にはどんな種類がある?

お風呂リフォーム
 

浴室の床材でよく使用されているのは次の3つです。
 

樹脂床材

 

樹脂床材はユニットバスで最も使用されている床材で、
 

・耐湿、耐水加工ができる
・滑りどめ加工ができる
・水はけが良い
・掃除がしやすい
・カラーバリエーションが多い
・既存の床にシートをかぶせるタイプもあり、施工が簡単
 

といった特徴があります。
 

少々汚れやすいのが欠点ですが、掃除はしやすいので清潔は保ちやすい床材です。
 

主にユニットバスに使われていますが、最近では在来浴室にも使用できるようになってきています。
 

木製床材

 

木製床材は木の香りを楽しめるため、最もリラックス効果が高い床材です。
 

滑りにくい加工、防カビ加工をされたものも最近では販売されていますが、コストは高め。
 

また、加工していても元は「木」ですので、
 

腐る可能性がある、カビが発生しやすい、ぬめりやすい、乾きにくいといった欠点もあるので、材質は慎重に選び、
 

換気できる窓や浴室暖房を設置するなど、湿度や水への対策も考えておくと良いかもしれません。
 

タイル

 

タイルは日本のお風呂で古くから使用されてきた材質。
 

・デザイン性が高い
・カラーやサイズの種類が多い
・床だけでなく壁にも使えるので浴室全体のコーディネートをしやすい
 

といった特徴がありますが、
 

・熱しやすく冷えやすい
・目地に水が残りやすく、掃除しにくい
・滑りやすい
・乾きにくい
 

という欠点もありました。
 

最近は、そういった欠点を補う
 

滑り止め・保湿加工がされたタイルや、
 

手入れが簡単になるように大判なタイルも販売されています。
 

浴室の床材リフォームの費用は?

お風呂リフォーム
 

床材には、樹脂、木製、タイルがありますが
 

一般的な浴室の大きさ(約0.75坪)の広さのおおよその値段は下記の通りです。
 

【樹脂床材】
 

・5万円〜
(既存の床にかぶせるシートタイプが最近の主流)
 

加工内容によって変動しますが、他の床材に比べリーズナブルです。
 

【木製床材】
 

・15万〜
 

木製は素材そのものが高めなので、他の床材に比べ費用がかかります。
 

【タイル】
 

・10万〜
 

タイルは既存のタイルの上からはる場合と、剥がしてから新たにはる場合で値段や施工時間が変わります。
 

最近はDIYでタイルを扱う方も多いですが、浴室のタイルは下地処理をきっちりした上で、慎重に施工していかないと
 

ひび割れや水漏れといったトラブルにつながるので、リフォーム会社に相談して職人さんにお願いしましょう。
 

床暖房はオススメ?

お風呂リフォーム
 

床が冷えるのを防ぐために床暖房を検討している方もいると思うので、
 

床暖房のメリット、デメリット、費用の目安などもまとめました。
 

浴室の床を床暖房にするメリット

 

【足元がいつも暖かい】
 

床暖房の最大のメリットは何といっても浴室に入った時、浴槽から出た時に「ヒヤッ」とした感覚を感じなくなること。
 

特に、タイルや石材は冷えやすい素材ですが、床暖房を入れておくことで床材の種類に関係なく、いつでも暖かい環境にすることができます。
 

【床が早く乾く】

 

浴室は水気が残っていると、すぐにカビやぬめりが発生してしまいますが、床暖房を入れていると乾燥が早く、防カビ効果があります。
 

また、ぬめりも少なくなるので掃除も楽チンになります。
 

【ヒートショック対策になる】
 

暖かい部屋から冷え切った浴室に入ると、急激な温度変化で血圧が乱れ、そのまま脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患につながったり、
 

失神して転倒するといった事故になることがあります。
 

これがヒートショックと呼ばれる現象で、特に高齢者に多いので注意が必要です。
 

床暖房を取り入れることで他の部屋との温度差を小さくできるので、ヒートショック対策になります。
 

浴室の床を床暖房にするデメリット

 

【光熱費が高い】
 

電気かガスのどちらを使うかは家庭によって違いますが、床暖房は熱源が必要なので頻繁に使用する冬場は光熱費が高くなります。
 

【メンテナンス費用がいる】
 

床暖房も10年〜ほど使うとメンテナンスが必要になります。
 

費用は5万前後が一般的です。
 

【浴室全体は暖かくならない】
 

床暖房は床を暖かくしてくれますが、浴室全体の温度を上げるには適していません。
 

在来浴室であれば、壁、天井、窓も断熱性のあるものにするか、浴室暖房乾燥機の設置も検討しましょう。
 

ユニットバスは住む地域によっても変わりますが、床暖房+壁や天井に断熱材を追加することによって、ある程度快適な空間にすることができます。
 

浴室の床を床暖房にする費用

 

メーカーによって費用は変わりますが、既存の浴室に床暖房を入れるときの費用の目安です。
 

【ユニットバス】
 

・10万〜15万程度
 

ユニットバスにオプションとして設置するのであれば10万〜が目安で、期間は3日ほどをみておきましょう。
 

【在来浴室】
 

・15万〜25万程度
 

在来浴室に施工する場合は、既存の浴室を解体し、その床下に設置するので費用が高くなります。
 

期間は3日程度ですが、解体に必要な時間によっては1週間ほどかかるケースもあります。
 

DIYでも可能だが、業者に任せた方が安心

 

普段からDIYに慣れている方だと「浴室の床も自分で出来るのでは?」と思うかもしれません。
 

ホームセンターに行けば、シートタイプの樹脂床材はたくさん売っていますし、施工自体もあまり難しい作業ではありません。
 

ただ、浴室は下処理をしっかりしておくことが大事なことや、
 

上手くできずに水漏れを起こしたり、雑菌が繁殖しやすくなってしまったりといったトラブルになる可能性もあるので、
 

出来れば職人に任せた方が良いでしょう。
 



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