2019.02.06

インテリアのコツ「窓まわりの装飾”ウィンドウトリートメント”の役割」

こんにちは
町の引越し屋さんです。
 

ウィンドウトリートメントとはカーテンやブラインドなど窓まわりのアイテムのこと。
 

部屋の印象を大きく変えるだけでなく、日差しの調整やプライバシーの保護など様々な役割があります。
 

インテリアとしての要素はもちろん、機能性も考慮してピッタリのアイテムを選べるようにしましょう。
 

今回はウィンドウトリートメントの役割と種類についてまとめました。
 

ウィンドウトリートメントの役割と機能

インテリア
 

ウィンドウトリートメントは部屋の雰囲気を調整するだけでなく、様々な役割を持っています。
 

空間に与える影響が大きいのでインテリアデザインの中でも重要度の高い部分ですが、
 

意外と取り掛かりやすく、季節感も出しやすいですよ。
 

ウィンドウトリートメントの主な役割は次の6つです。
 

ウィンドウトリートメントの6つの役割

 

1、日差しの調整
 

日中の日差しや西日を和らげたり、遮ったりなど室内の自然光の量を調整します。
 

2、空間の演出
 

室内に占める面積が広い分、インテリアの印象を大きく左右する部位。
ウィンドウトリートメントは種類、素材、色、柄、など様々な選択肢があります。
 

3、プライバシーの保護
 

外からの視線を遮ることができるので防犯に役立ちます。
 

また、室内から見ても外の風景を遮断できるので部屋をスッキリと見せることができます。
 

4、防音
 

素材にもよりますが、外からの音を遮ったり、逆に室内から外へ音が漏れるのを防ぐことができます。
 

5、遮光
 

遮光性の高い素材を選べば、外からの光を完全にシャットダウンすることも可能。
 

映画鑑賞をする部屋、寝室、休息部屋などに取り入れるのがオススメ。
 

6、断熱
 

断熱効果のあるものを選ぶと、室温維持に役立ちます。
 

室内が夏場は涼しく、冬場はあったかくなるので省エネ効果も。
 

ウィンドウトリートメントを選ぶときのポイント

 

ウィンドウトリートメントの役割を活かすためには、窓の大きさとデザインだけで選ぶのではなく、
 

次のような点も含めて考えてみましょう。
 

・その部屋の使用目的や過ごし方は?
 

メンテナンス方法
(ウィンドウトリートメントは意外と汚れやすく、デザインによってはホコリも溜まりやすい)
 

・その部屋の外部環境は?
 

・部屋の照明との相性は?
 

3パターンのウィンドウトリートメント

インテリア
 

ウィンドウトリートメントのスタイルは大きく分けると、【固定式】【左右に開閉】【上下に開閉】のパターン。
 

まずはどのパターンにするかを決めてから、デザインを選んでいきましょう。
 

固定式

 

固定式は開閉ができないタイプなので、主な用途は
 

・外からの視線を遮る防犯用
・インテリアデザインに合わせた装飾用
 

になるでしょう。
 

【カフェカーテン】
 

窓の一部(下半分や中央など)に取り付ける短いカーテンのことで、目隠しや装飾が目的。
 

【タペストリー】
 

タペストリーとは、風景や人物などの模様を織った「壁掛け」のこと。
一般的には室内装飾に使われますが、ウィンドウトリートメントとしても活用できます。
 

【クロスオーバースタイル】
 

両開き2枚のカーテン上部を1/3ほどクロスさせて縫い合わせたカーテン。
 

主にレースカーテンが主流ですが、クラシックスタイルでは布地のものを取り入れても良いかもしれません。
 

ドレープがたっぷりあるのでボリュームがあり、優美な曲線でエレガントな雰囲気になりますが、
 

カーテンの中央が常に開きっぱなしになるので、人目が気にならない箇所に設置しましょう。
 

左右に開閉するタイプ

 

このスタイルで代表的なのは、中央で左右に開閉できる「カーテン」。
 

立ったまま開閉の操作ができるので、ある程度の間口があればどの部屋にも取り入れやすいスタイルです。
 

【カーテン】
 

最も多く取り入れられているウィンドウトリートメントです。
布地をレールに吊り下げ、使用しない時は窓の左右でタッセルでまとめておくのが一般的な使い方ですね。
 

【縦型ブラインド】
 

縦に並んだスラットの向きで光の量を調整することができます。
全開にする時は、ブラインドの端についた紐を引っ張り、左右のどちらか一方に寄せておきます。
 

【パネルスクリーン】
 

レールに布地で作った平面状のスクリーンを左右にスライドできるスタイル。
(障子や襖をイメージしてもらうとわかりやすいです。)
 

カーテンのようにドレープがなく、すっきりとした印象になるのですが、
構造上1枚分は収納することができません。(ふすまも必ず1枚分の大きさは開口部に残りますよね)
 

窓にスクリーンが残らないようにするには、壁の部分に収納するスペースが必要。
 

上下に開閉するタイプ

 

窓枠の上部に収めるので全開にしたときでも窓周りがすっきりと見えます。
 

ただ、大きな窓は開閉が大変になるので少し不向き。
 

【横型ブラインド】
 

横に並んだスラットの向きを調整して光量を変化させます。
全開にする時は、橋についた紐を引っ張って窓の上部に寄せます。
おそらく、会社や事務所で多く取り入れられているスタイルでしょう。
 

【ロールカーテン、ローマンシェード】
 

ロールカーテンは1枚の布をロール状に巻き上げるタイプ、ローマンシェードは1枚の布地をたたみあげるタイプで、
どちらもデザインによっては絵画のような印象になるので装飾としても活用できます。
 

【すだれ】
 

竹、麻、よもぎ、よしなど素材は様々。
 

日本では昔から使われているアイテムで、和室だけでなくエスニックスタイルや和モダンなど現代のモダンスタイルとも相性が良い。
 

【プリーツスクリーン】
 

じゃばら状(山折りと谷折りの繰り返し)になった布や紙製のスクリーンのこと。
和紙との相性が良いので和室に多く使われていますが、シンプルなデザインが多いのでナチュラルなモダンスタイルにも合います
 

ウィンドウトリートメントは選択肢が豊富

 

ウィンドウトリートメントは部屋の印象をガラッと変えたり、空間を演出するのに欠かせませんが、
 

・部屋の使用目的と希望の過ごし方
・空間のインテリアデザイン
 

を考慮しつつ【固定式・左右に開閉・上下に開閉】のスタイルさえ決めてしまえば
 

あとは、取り入れたい機能性(遮光・防音・耐熱など)を持つ素材の中からデザインを選べばOK。
 

種類は豊富ですが意外と選択肢を絞り込めるので、実は変更もしやすく、空間に合うデザインを取り入れやすい場所。
 

ですので、可能なら季節ごとに変更しても良いかもしれませんね。
 



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