2018.12.08
インテリア・デザインの基本!7つのモダン・スタイルとクラシック・スタイル
こんにちは
町の引越屋さんです
十人十色という言葉があるように、インテリア・デザインも「こうしなくてはいけない」といった決まりはありません。
ですがいくつか基本のスタイルがあり、それを知ると部屋のインテリアを考える時にとっても便利!
一軒家や分譲マンションはもちろん、賃貸マンションでも楽しめます。
今回はインテリア・デザインの基本、7つのモダン・スタイルとクラシック・スタイルを紹介します。
インテリアの基本スタイル
インテリア・デザインは大きく分けると、【モダン・スタイル】と【クラシック・スタイル】に分けることができます。
モダンは機能的なものを重視し、シンプル・合理的なスタイルで、クラシックは様式を重視し、装飾的・古典的なスタイルのことです。
どちらかに統一したお部屋も素敵ですが、最近はモダンとクラシックの両方を取り入れたモダン・クラシックといったスタイルを楽しむ人も増えています。
7つのモダン・スタイル
モダン・スタイルの始まりは20世紀に起こった「モニタリズム」という芸術運動で、これはヨーロッパの伝統的な「クラシックなもの」に対抗した運動のこと。
この運動で多くの巨匠デザイナーや建築家が生まれ、世界中に広まり発展しました。
現在はアメリカ・北欧・日本など世界の様々なところに広まり、大きく分けると7つありますが、どれも各地の特徴を生かしたスタイルになっています。
モダニズム
モダニズムはモダン・スタイルの基本になるスタイルで、70年代に流行したポップなデザイン、80年代に人気だったイタリアやフランスのデザイン、
無駄を一切省きシンプルを極めたミニマリズムなスタイルまで幅広く含み、20世紀の初めから現代までのモダン・デザインの総称のことです。
余計なものを置かず、「引き算」を意識したコーディネートが基本で、レトロな家具〜流行りの家具まで生かしやすいスタイルです。
ミッドセンチュリー
ミッドセンチュリーはモダニズムを明るく開放的にしたスタイルのことで、1940年〜60年ごろに主流だったデザインです。
特徴としては、
・カラフルな色使い
・丸み(曲線)の多いデザイン
・レトロな雰囲気
のあるスタイルで、ポップで明快な印象を与えます。
北欧スタイル
北欧スタイルは装飾の少ないシンプルなデザイン&自然志向。
カラーはグレー味のある優しい色やモノトーンが基本ですが、ファブリックには色彩豊かなものがたくさんあります。
木の家具や洗練されたデザインの照明などもあり、日本でも人気のスタイルです。
シャビーシック・クラシック
シャビー・シックはヨーロッパのコテージや屋敷のような部屋と温かさのあるクラシックがベース。
そこへアンティーク風に加工した家具や使用感のある家具を組み合わせて、オールドな雰囲気を楽しむスタイル。
重厚な印象を与える本格的なクラシック・スタイルとは違って、現代風に装飾されたモダン・スタイルです。
ナチュラル・スタイル
ナチュラル・スタイルは天然のものをたくさん使い、素朴さやナチュラルさを生かすスタイルのこと。
木や植物由来の素材、コットン、リネン、アンティークなものも取り入れながら、ゆったりと暮らすスローライフの居心地の良さをイメージします。
インテリアの基本が木なので、北欧スタイルと相性の良いスタイルです。
エスニック・スタイル
エスニックというと、異国情緒溢れるタイ・バリ・ベトナムなどのアジア系のインテリアが主ですが、最近は鮮やかな色彩や幾何学模様といったアフリカや中近東のインテリアの人気も高くなっています。
リゾート風にしたり、オリエンタルな雰囲気にしたりと、ゴージャス〜カジュアルまでアレンジしやすいスタイルです。
和モダン・スタイル
和を現代風にアレンジしたスタイルを和モダンと呼びます。
格子、畳、木の家具などの日本の伝統的なものをアレンジした家具や、和洋を融合して配置するデザインが主流。
シンプル〜ゴージャスまで幅広く、他のモダン・スタイルとも組み合わせやすいので、北欧やナチュラルとMIXして仕上げるのも人気。
クラシック・スタイル
クラシック・スタイルは17世紀〜19世紀のヨーロッパをベースにしたスタイルで、華美で貴族趣味なフランスのスタイルがモデルになっています。
日本ではフランスより少し控えめで合理的な要素の加わるイギリス調のスタイルも人気。
クラシック・スタイルの特徴は、幾何学を取り入れ、シンメトリー(左右対称)のデザインに仕上げることです。
上品な素材を使い、彫りや装飾で華やかに演出したり猫脚があるような重厚なものが基本のスタイル。
色は、フランス調は白やパステルカラー、イギリス調は茶やモスグリーンなどをよく使います。
他にはオリーブ、ベージュ、クリーム、淡いグリーン、ゴールドといったカラーを多く取り入れてみましょう。
カーテンをドレープ付きのものにしたり、大理石やスタッコ(化粧漆喰)もクラシック・スタイルと相性の良いアイテムです。
ただ、現在では本格的なクラシック・スタイルよりも、現代風にアレンジしたモダン・クラシックの方が主流で、様式やディティールにはクラシックテイストのものを取り入れながら、
色を黒、グレー、シルバー、ワインレッドなどにすると程よくモダンらしさが出ます。
クラシックなインテリアは重厚感がある分、閉ざされた空間・内向きな印象になりがちですが、モダン的な物や装飾の少なさ、室内に自然光を取り入れるデザインを融合させることで、
重くなりすぎない軽快なクラシック・スタイルを楽しむことができます。
インテリア・デザインにこだわって自分らしい空間を
インテリア・デザインというと「センスが良い人の特別なもの」といった印象を持つかもしれませんが、
誰でも日常の一部として簡単に取り入れることができ、心地よく暮らせるスタイルを作り出せます。
住居スペースがホッと安心してリラックスする空間になるだけで、豊かな日常を過ごすことができると思います。