2018.09.27
空気清浄機の効果&効果的な使い方まとめ

こんにちは
町の引越屋さんです。
部屋の花粉やハウスダスト対策のために空気清浄機を使っている人、またはこれから使おうと思っている人もいると思いますが、実際のところ空気清浄機はどのくらいの効果があるのか気になりますよね。
また、空気清浄機をより効果的に使うにはどうしたら良いでしょうか?
今回は、空気清浄機の効果や効果的な使い方についてまとめました。
空気清浄機はどれぐらい効果があるの?
多くの空気清浄機のフィルターの目盛りは0.3μm(マイクロメートル)。
基本的にその大きさより大きな物質であれば、空気清浄機は効果を発揮します。
ハウスダストは効果あり
ハウスダストとは部屋の中を舞っている細かいホコリのことで、くしゃみ・せき・目のかゆみなどのアレルギー反応を起こす原因になります。
ハウスダストには、ホコリ・チリ・ダニやダニのふん・ペットの毛やフケ・粉塵などが含まれます。
ハウスダストの大きさは大体10〜100μm(マイクロメートル)なので、一般家庭やオフィス内を舞っているハウスダストであれば空気清浄機は効果があるでしょう。
もともとアレルギーがない人には効果が実感しにくいかもしれませんが、1ヶ月運転した後のフィルターには汚れがたまっているはずです。
花粉はサーキュレーターと同時使用で
花粉はハウスダスト同様、多くの空気清浄機で効果が実感できる物質です、
特に花粉対策に特化した機能を持っている機種を使えば、「効果があった」と実感できる人が多いので、毎年花粉の時期に悩んでいるなら使ってみると良いでしょう。
ただ、花粉の大きさは20〜40μmと大きめで重く床に落ちやすいので、床に落ちた花粉を空気清浄機が吸い込めるようにサーキュレーターや扇風機を使って対策をしておきましょう。
部屋の空気循環をうながし、花粉を含んだ空気が空気清浄機内に入れるように工夫することが大事。
花粉はできるだけ部屋の中に持ち込まないようにすることも大事なので、玄関に1台設置しておきましょう。
生活臭には効果あり、タバコの有害物質は×
空気清浄機はタバコのにおいや生活臭には効果がありますが、タバコの有害物質(一酸化炭素)には効果がありません。
実際、多くの空気清浄機の説明書には「タバコの有害物質は除去できない」と書かれているはずです。
タバコの煙と共に拡散される有害物質の粒子は1μmの1/1000と、細かすぎるので空気清浄機のフィルターを素通りしてしまうのです。
目に見えている煙の粒子は0.1〜1μmである程度キャッチできるので、煙やにおいの軽減はある程度望めるでしょう。
ただ、タバコの煙はフィルター本体に少しずつにおいを付着させるので、フィルターの劣化を早めます。
ウイルスはフィルターの細い機種なら効果あり
ウイルスはハウスダストや花粉に比べて粒子が細かいので、フィルターのタイプをきちんと確認しておきましょう。
ウイルスはμmの1/1000の大きさを表すnm(ナノメートル)という大きさ。
なのでウイルス対策をするならできるだけ高性能で細かいフィルターを搭載した機種を選ぶこと。
最新機種であってもウイルスは過信して良いレベルまでは効果を発揮できるとはいえないでしょう。
ただ、空気を綺麗にしたり乾燥しないようにすることで、免疫低下を防いだり感染を抑える効果はあるので、ウイルス対策をするのであれば加湿機能付きの空気清浄機を選ぶのがオススメです。
空気清浄機の効果的な使い方
空気清浄機は正しい使い方をすることで本来の性能を発揮できます。
空気清浄機は置く場所が大事
空気清浄機は空気が循環しているところへ置くこと!
例えば、
■玄関や部屋の入り口
■エアコンの吹き出し口
空気循環が多い方が空気清浄機のフィルターをたくさんの空気が通るようになるので、効果がUPします。
空気清浄機は周辺の空気を吸収して浄化すると思っている人も多いですが、実際の吸収力は弱いので部屋に置く場合はエアコンやサーキュレーター(扇風機)を併用するのが好ましいでしょう。
花粉やホコリは粒子が大きく、床に落下しやすいのですが、空気清浄機の吸引力では1度床に落ちてしまったホコリや花粉を吸い込めないからです。
玄関に置いて花粉やウイルスを遮断
家に花粉やウイルスが入り込んでくる原因は
1、玄関や窓を開けた時に入り込む
2、人にくっついて入り込む
の2つです。
そのため玄関先に空気清浄機を置くのは、かなり効果的。
玄関口で空気清浄機をフル運転で稼働させ、外から帰ってきた時は衣類をコロコロ(粘着テープ)で綺麗にするだけで、家に入り込む花粉やウイルスをかなりシャットダウンできますよ。
部屋に置くときは空気循環を意識
空気清浄機がたくさんの空気を吸い込めるようにエアコンやサーキュレーターの設置位置を意識して見ましょう。
例えば、空気は暖かい空気は上に、冷えた空気は下に流れるので、
■夏
・風速強でエアコンをかけるなら、エアコンの対角
・風速弱でエアコンをかけるなら、エアコンの真下
■冬
・風速強でエアコンをかけるなら、エアコンの真下
・風速弱でエアコンをかけるなら、エアコンの対角
に空気清浄機を置くと効果的とされています。
定期的にフィルターを手入れする
空気清浄機が吸い込んだホコリや花粉はフィルターに溜まっていくので、こまめな掃除が必要。
フィルターが汚れていると空気清浄機の十分な効果が発揮されないどころか、カビの原因になります。
また、フィルター本体の寿命は大体2〜10年なのでそれを目安に交換してください。
広い場所に設置すること
空気清浄機を置くなら部屋の隅っこよりも広い場所にしましょう。
部屋の隅は空気循環が良くないので、効果が薄くなってしまいます。
また、壁からは5cm以上離して、空気清浄機の後ろにある吸気口を塞がないように置いてください。
空気清浄機の効果を下げる使い方
短時間だけ稼働させる
空気清浄機を使う理由は、ホコリ・花粉・ウイルスやにおい対策だと思いますが、【外から帰ってきたときだけ】や【においが気になったときだけ】使うやり方ではほとんど効果がありません。
置いている場所や広さにもよりますが、部屋を綺麗にしたいなら6時間以上は連続運転させること。
ずっとフルパワーでなくとも、おまかせ運転やパワー弱で良いので長時間使いましょう。
メンテナンスをせずに放置
空気清浄機は空気の汚れを吸収して浄化しているわけですから、当然汚れは溜まります。
特にフィルターは定期的に掃除しないと、空気清浄機をつけていても効果がでません。
最低でも月1回は綺麗にすること。
また、加湿機能付きでタンクを使っている場合は、水交換の時に少量の水を入れキャップをしめて振り洗いを。
ちょっとした手入れで本来の性能を発揮できるので日々の手入れは忘れずにおこないましょう。
空気清浄機は部屋に1台おいておくとより効果的
空気清浄機を使った感想は、「効果があった」という人もいれば、「効果を感じない」という人もいます。
また、効果を体感はしていなかったけれど、フィルターを見てきちんと浄化されていると実感している人もいます。
なので空気清浄機は「おおむね効果が期待できる」という表現が適切でしょう。
最近では空気を浄化するだけでなく、様々な機能がついた機種が販売されています。
主に花粉を防ぎたいのなら花粉対策に特化した機種、においを取りたいのであればにおい対策に特化している機種を選ぶのが良いですし、ウイルス対策をするなら細かいフィルターを搭載してなおかつ加湿機能付きが良いでしょう。
逆に、ハウスダストや花粉をある程度キレイにできれば良いと考えているなら、シンプルな機能のみを搭載しているものを選んだほうが費用を抑え、手入れの手間も省けます。
このように、空気清浄機は自分に合うものを選ぶことが大事。
そして可能であれば、玄関に1台とリビングや部屋にそれぞれ1台おいて置くのが理想的です。