2018.08.17
クエン酸で掃除をするときのポイント&注意点まとめ

こんにちは
町の引越屋さんです。
クエン酸は疲れた時の疲労回復だけでなく、掃除の時に役立つアイテム。
クエン酸は酸性なので主にアルカリ性の汚れにとても効果があります。
今回は、クエン酸の効果的な使い方や注意点などをまとめました。
家中の掃除に使える「クエン酸」とは?
クエン酸は、柑橘類や梅干しなど酸っぱい食べ物にたくさん含まれています。
人間の体内にも存在する酸性の物質で、食品添加物やサプリメントなどにも使われていて、無色透明で人体に安全な成分なので掃除に使っても安心。
クエン酸を人工的に作る場合は、サツマイモのデンプンや糖を発酵して作ります。
100円ショップでも売られていて、掃除で使う分には安価なもので十分なのでたくさん使っても経済的で、少量なら触れたり口に入っても大丈夫ですが、酸性なので吸い込むと鼻や喉にピリッとした刺激を感じる場合があります。
クエン酸が効果的な汚れは?
クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れをよく落とします。
【アルカリ性の汚れ】
✔︎水垢
✔︎アンモニア臭
✔︎石鹸カス
✔︎炭酸カルシウム
✔︎タバコのヤニやにおい
クエン酸の使い方
クエン酸の使い方は主に5つあります。
クエン酸水スプレーにする
クエン酸を水で溶かしてスプレーボトルに入れたら完成。
クエン酸を使って掃除をするっとき、もっとも出番の多い仕様方法になると思います。
■準備するもの
・粉末のクエン酸
・水
・スプレーボトル
■作り方
500mlの水に対してクエン酸小さじ2を目安に混ぜる。
(200mlの場合は小さじ1が基準)
クエン酸は水に溶けやすいので少しであれば濃いめに混ぜても大丈夫。
クエン酸水をより効果的にする「クエン酸パック」
クエン酸パックはクエン酸スプレーが蒸発しないように密着させて使います。
クエン酸と汚れをしっかりとなじませて汚れを浮かせるため、スプレーをしてふくだけよりも効果があります。
方法は、クエン酸水スプレーした場所にキッチンペーパーやティッシュなどを被せて20分ほど時間を置いてからふくだけ。
少し時間はかかりますが、簡単でキレイになるのでお風呂やシンク掃除でオススメです。
クエン酸ペースト
ペーストはクエン酸水や粉末よりも汚れに密着するので頑固な汚れに効果的です。
特にトイレ掃除で役立ちます。
■用意するもの
・クエン酸
・水
■作り方
クエン酸大さじ3に対して、水小さじ1を目安に混ぜてください。
すくいあげて落とした時にドロっとしているのが硬さの目安。
水を入れすぎると効果が落ちるので少しずつ混ぜるのがコツ。
粉末のまま使う
クエン酸は粉末のままでも使うことができます。
特にキッチン周りの食洗機や電気ポット、生ゴミのにおい消しで効果的です。
重曹と合わせて使う
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を同時に使うと中和してしまうのでは?と思いますが、実はとても相性が良く一緒に使うと洗浄効果が高まります。
使い方は、重曹をふりかけた上にクエン酸水をかけるだけ、
そうすると、化学反応が起こり泡が発生するのですが、この泡が汚れを浮かしてヌメリなどの落ちにくい汚れをスッキリと落としてくれます。
特に排水口の掃除で効果的です。
クエン酸掃除で気をつけるポイント
クエン酸は安価で様々な場所に使えますが、万能ではありません。
クエン酸を使う時に気をつけたい点を6つ紹介します。
落ちない汚れもある
クエン酸は酸性なので酸性の汚れには効果がありません。
例えば、油汚れやカビといった汚れはクエン酸ではなく重曹の出番。
きちんとクエン酸の効果が発揮できるように適材適所で使い分けましょう。
また、クエン酸で落とせない頑固な汚れもあります。
そういう場合はクエン酸よりも強い酸性洗剤を使う必要があります。
有害ガスに注意
クエン酸は塩素系漂白剤と混ぜると有害ガスが発生してしまいます。
例でいうとカビに効くカビキラーといった洗剤が塩素系の漂白剤になります。
お風呂やトイレといった場所だと水垢掃除とカビ退治を同時にしたくなりますが、それは避けましょう。
「混ぜるな、危険」と書いてある洗剤とは混ぜないように気をつけてください。
口に入るのはセーフ。目に入ると痛いので注意!
クエン酸は人体に害はないので少量であれば口に入っても大丈夫。
ですが、目に入ると非常に痛いので要注意!
目に入ってしまった場合はすぐに水で洗い流すこと。
しばらくしても痛みが取れない場合は医療機関を受信してください。
使用する素材に気をつける
クエン酸を使ってはいけない素材例
✔︎大理石
大理石は主に炭酸カルシウムなので酸性のクエン酸をかけるととけます。
✔︎鉄や銅といった金属
錆びます。ステンレスは大丈夫。
✔︎コンクリート
コンクリートはアルカリ性なのでクエン酸を使うと劣化が早まります。
クエン酸の濃度に注意
クエン酸は水に溶けやすいですが、濃度には注意。
濃いほど洗浄力は上がりますが、その分素材への負担も大きくなるので水500mlに対して小さじ2を基準に少しずつ増やしてください。
放置する時間を長くしすぎない
クエン酸は弱酸性なので洗浄力は弱め。
なので、パックやペーストにして洗浄力をあげる掃除方法を使うこともありますが、放置時間は長くしすぎないこと。
濃さと同じで放置する時間が長ければ長いほど汚れを落とす効果は上がりますが、素材への影響は強くなります。
濃度にもよりますが、クエン酸水の場合は2時間を目処に確認して下さい。
クエン酸は使い方を守れば非常に便利で効果的!
クエン酸は使う素材や、塩素系漂白剤と一緒に使わないようにするといった注意点はありますが、それを守ればアルカリ性の汚れに効果的で人体にも害がないので掃除で活躍してくれる物質。
アルカリ性の汚れは
水垢、アンモニア臭、石鹸カス、炭酸カルシウム、タバコのヤニやにおいなど。
その汚れや程度に合わせて、クエン酸水スプレー、ペースト、粉末、クエン酸パック、重曹と併用を使い分けて家の中を効率よく掃除してくださいね。