2018.08.13
エアコン掃除のコツ!自分でできるフィルター&ファン掃除

こんにちは
町の引越屋さんです。
一年を通して使用する人も多いエアコンはその分汚れやホコリがたまりやすい家電です。
エアコンが汚れていると内部に溜まった汚れやカビが部屋中にひろがりアレルギーやにおいの原因になります。
なので、定期的に掃除をしておきましょう!
今回は自分でできるエアコンの掃除方法をまとめました。
エアコン掃除のポイント
エアコンは室内の空気を取り込み、温めたり冷やしたりして吐き出しているので、その時にホコリやゴミも一緒に吸い込んでいます。
そのため使い続けているとフィルターが詰まり、空気循環がうまくできずエアコンの効きが悪くなります。
自分ができるエアコン掃除はフィルターと手の届く範囲の汚れになりますが、それでも効果はあります。
業者に頼むと1万〜2万は必要になるので、こまめに自分で掃除をしておいて、徹底して掃除したい時だけ業者に依頼すればOKな状態を保ちましょう。
エアコン掃除に必要な道具
✔︎柔らかめなブラシor使い古しの歯ブラシ
✔︎エアコン掃除用のスプレー
✔︎45リットルのゴミ袋数枚
✔︎ガムテープor養生テープ
✔︎新聞紙
✔︎タオル(捨てても良いやつが◎)
エアコン用スプレーの種類
■中性のエアコン洗浄液
中性の洗剤は主に界面活性剤が汚れ成分を浮き上がらせます。
中性なので金属の腐食が起こりにくくエアコン本体への影響が最も少ない上、中和剤もいらないので広範囲に使えます。
ホコリや粉塵といったエアコンの汚れに強いのですが、泡立つので水で洗い流す作業が必要です。
■アルカリ性のエアコン洗浄液
アルカリ性の洗浄液は、性質上アルミ・すず・亜鉛などの金属に付着すると腐食の恐れ、皮膚に付着すると炎症お起こす恐れがあるので、手袋をしようしましょう。
頑固な汚れも高い洗浄力で落とすことができるのでとても便利です。
油汚れ、タバコのヤニなどにも効果があるので工場やキッチン(厨房)にあるエアコン掃除に有効です。
■酸性のエアコン洗浄液
酸性の洗浄液はシリカ・カリウムが堆積した汚れにも効果があります。
ただ、鉄・銅・アルミといった金属へは腐食作用があるので気をつけましょう。
アルカリ性洗剤の中和処理にも使えます。
市販のエアコン掃除用スプレーって効果的?
今は100均でもエアコン掃除用スプレーは手に入りますが、どれぐらい効果があるのか?と思う人もいるはず。
効果としては、”一時的に”においを抑えたり、少々なら汚れを落とす効果もありますが、噴射したスプレーを洗い流すことができないのでしばらくするとその洗剤が原因でにおいが発生したり、新しくカビが発生することもあります。
スプレーでは汚れの根幹を落とすことができないので、キレイにするには洗剤やスプレーで汚れを浮かせて分解して、水洗いor拭き取ること。
スプレーを使うときはキレイに洗い流すか、成分をしっかりとチェックして使いましょう。
市販のスプレーの多くは界面活性剤や除菌剤、防カビ成分に香料などを混ぜて作られています。
汚れを落とす成分がたくさん入っている方が効果的に思いますが、洗剤の成分がエアコン内に残ってしまうと逆効果。
そこでオススメなのが「アルカリ電解水」。
水を分解させてアルカリ性にしている洗浄液なので洗い流しが必要な成分が一切入っていません。
勢いよく噴射できるスプレーボトルに入れれば、こびりついている汚れも意外と落とすことができます!
お掃除機能付きエアコンは掃除しなくも大丈夫は間違い!
最近のエアコンには自動掃除機能がついてるエアコンがあります。
こういった機能がついていると掃除しなくても大丈夫なのでは?と思いがちですが、それは大きな間違い。
自動お掃除機能はフィルター部分に設置されたブラシが、フィルターについているホコリを取って室外へ放出しているものがほとんど。
ファンや内部のパーツに汚れは堆積するので、お掃除機能がついていても定期的なエアコン掃除は必要です。
エアコン掃除の手順
エアコン掃除を自分でするときに大切なポイントは、エアコン周りを養生することと、掃除の後にしっかりと乾燥させること。
エアコン掃除の下準備
【養生シート】
エアコン掃除をすると汚水がエアコンから流れ出るので掃除の前に養生シートをしておくこと。
45リットルのゴミ袋をエアコンの下にしっかりと固定して出てきた水を受け止めれるようにしておきましょう。
重みで剥がれないようにしっかりと貼り付けてください。
エアコンの下に家具やラグがある場合は移動させるか、床の上にビニールや新聞を敷いておくと安心です。
【換気】
エアコン掃除用のスプレーを使う場合、においが強いことが多いので窓は開けておくこと。
【エアコンの電源を切ってプラグを抜く】
エアコンを掃除するときは電源を落とし、プラグを抜いておくこと。
フィルターの掃除
エアコンはカビが増殖する3つの条件、湿度・温度・栄養(汚れ)が揃っているのでこまめに掃除しておかないと、あっという間にカビまみれになります。
エアコンから吐き出されたカビを吸い込んでアレルギーや肺炎を発症するケースもあるので、注意が必要。
フィルター掃除は、フィルターを取り外したら表→裏の順に掃除機をかけましょう。
大まかなホコリを吸い取ったら、フィルターを10分ほど中性洗剤を溶かしたバケツに浸して汚れが気になる部分を歯ブラシやブラシでこすってキレイにしましょう。
(固いブラシを使うとフィルターが傷つくのでやわらかいブラシを用意すること。)
油やヤニ汚れがこびりついている場合は、中性洗剤の代わりにぬるま湯に重曹を溶かしてつければよく落ちます。
フィルターは洗った後、軽く水気をとったら影干しでしっかりと乾燥させてくださいね。
濡れたままにしておくとカビの原因になります。
フィンの掃除
冷却フィン(熱交換器)の掃除は、まず表面についているホコリを掃除機で吸い取ってから、固くしぼったタオルで拭きます。
その後、洗浄用スプレーを吹きかけて内部にある汚れをとります。(オススメはアルカリ電解水)
洗い流さない洗浄スプレーを使った場合は、水をスプレーボトルに入れて噴射してしっかり洗い流すこと。
ファンの掃除
エアコンの送風口の奥にある筒状のパーツがファンです。
市販のファン用スプレーは洗浄用と洗い流し用の2本セットが多く、その使用方法通りに使って掃除すればOK。
ファンを回転させながらまんべんなくふきつけて、20分〜30分おいてから洗い流し用の洗剤でしっかりと流せばおしまい。
洗浄用のスプレーしかなかった場合はフィンと同じように水をスプレーして洗ってください。
大事なのは掃除が終わった後は送風運転をして水気を飛ばすこと!
30分ほど送風かドライで運転して乾燥させましょう。
エアコン掃除は定期的にしてカビ予防を!
エアコン掃除の頻度は、毎日8時間以上つかうのであれば、2週間に1回はフィルターを掃除し、それよりも頻度が少ない場合でも月に1回はキレイにしましょう。
ファンやフィンはそこまで頻繁に掃除しなくても大丈夫ですが、1シーズン使ったら掃除をしておきましょう。
エアコンはカビが発生しやすい温度・湿度・栄養が揃っているので、気をつけておかないと部屋中にカビを撒き散らすようになってしまいます。
フィルター・フィン・ファンは自分でも掃除できる場所ですのでこまめに掃除してみてくださいね。
それでも取れない臭いや汚れはプロに頼みましょう。