2018.06.30

掃除で大活躍!重曹の特徴と効果的な使い方

こんにちは
町の引越し屋さんです。
 
重曹は掃除のときに役立つ心強いアイテム。
安く手に入り使い道が多く便利ですが、万能ではありません。
 
実際、どうやって使えばいいの?重曹で掃除をしても効果がなかったという声も上がっています。
今回は、重曹って何?どうやって使えばいいの?重曹を使わない方がいいのはどんなとき?をまとめました。 

重曹は正しく使えば非常に役立つアイテム!

重曹
 
重曹の成分は炭酸水素ナトリウム(食塩水に二酸化炭素を加えたもの)で、弱アルカリ性の物質です。
炭酸水素ナトリウムはもともと人の身体にもある成分で、入浴剤・ふくらし粉などにも使われているため、安全性の高い洗剤として使えます。
 
純度によって薬用・食用・工業用と3種類ありますが、最も安い工業用は手が荒れやすいので、日常的に使うなら食用クラスが良いでしょう。
 
重曹の特徴は次の3つです。
 
■弱アルカリ性
 
重曹は弱アルカリ性なので、酸性の汚れや臭いには効果があります。
例えば、酸性の油汚れを落としたり、酸性の臭いである生ごみや靴の消臭は得意分野。
 
しかし弱アルカリ性なので、本来アルカリ性の洗剤が効果を発揮するしつこい油汚れはあまり落とせません。
 
■水に溶けにくい
 
重曹は粒子が細かく水に溶けにくいのでクレンザーの役割があります。
その分粒子が残りやすいため、水で洗い流せるところで使うのがおすすめ。
 
■発泡性
 
重曹は温めると二酸化炭素が発生し、アルカリ性が強まります。
この性質を利用すると頑固な汚れや焦げ付きが浮きやすくなるのと、油汚れも落ちやすくなります。 

大活躍!重曹が得意な汚れ

 
重曹が得意としている場所を紹介します。

  • 鍋の焦げつきをよく落とす
  • 生ゴミや靴箱、排水溝の消臭
  • 油脂の乳化
  • タンパク質の分解
  • 金属のサビを落とす

 
焦げつきを落とすときはお湯をつける、金属サビは水に溶けにくい性質を利用して研磨剤にするとより効果的。
 

逆効果の場合もある。重曹が苦手な汚れ

 
重曹が苦手としている汚れなので使うと逆効果になる場合も・・・。 

  • ギトギトの油汚れ
  • 畳・い草・木・竹など天然素材についた汚れ
  • うるし塗りやニスが塗られた製品への汚れ
  • トイレのアンモニア臭(重曹もアルカリ性なので効果がでない)
  • お風呂やトイレなど水垢の掃除
  • フローリングについた汚れ

 
少量の油汚れは落ちますが、ギトギトの油汚れにはあまり効果がないのである程度を落としてから。
水垢やトイレのアンモニア臭といったアルカリ性の汚れ・臭は中和できないので、酸性の洗剤を使いましょう。 

場所に合わせて!重曹の使い方3パターン

 
大きく分けて重曹の使い方は3つあります。
 
■【粉】買ってきたまま使う!
 
粒子の細かさを生かして研磨剤として使います。
主な使い方は、シンクのカビ・茶渋・こびりつきを落としたり、排水口にふりかけてぬめりを溶かすなどです。
 
そのまま容器に入れて使うと消臭剤にも使え、効果がなくなってきたら掃除に再利用できるのでコスパも◎
 
意外な使い方でおすすめなのは、入浴剤にすること!
 
「お肌がスベスベになる・浴槽が掃除できる・お湯を流すときに排水口を掃除できる」
と、一石三鳥のお得な使い方です。
 
入浴剤にする場合は薬用の重曹を使ってくださいね。
 
■【重曹水】スプレーにする!
 
重曹と水をまぜてスプレーボトルに入れれば、広範囲にふりかけて水拭きが可能!
重曹のもっとも基本的は活用法で、手軽に掃除ができるのがポイント。
 
電子レンジの汚れ、まな板、タイル、洗濯槽の汚れ、排水口のヌルヌルなど色々な場所の拭き掃除で活躍します。
掃除だけでなく、消臭剤としてふりかけると消臭スプレーにもなります。
 
■【ペースト】クレンザーとして使う!
 
重曹を少し水を溶かしてペーストにして使うペーストは、頑固な汚れに効果抜群。
持ったりとしたペーストをこびりついた汚れの上にのせて、汚れが浮いてくるまで置くだけと簡単に使えるのもポイントです。
 
換気扇、頑固な茶渋、ゴムパッキンなど、落ちにくい汚れやカビにも効きます。 

重曹を使うときの注意点まとめ!

 
重曹はとても便利ですが、注意点がいくつかあります。
 
■肌荒れに注意!
 
重曹は弱アルカリ性なので人の皮膚(弱酸性)と反応します。
粉屋ペーストで使うと細かい粒子が手の表面をこするので、旗が弱い人や長時間使う場合はゴム手袋をしてください。
 
■柔らかいものやアルミに注意
 
アルミや銅に重曹を使うと反応して黒く変色してしまいます。
漆器やプラスチック、宝石、大理石などに使うと傷つくことがあるので控えてください。
 
天然素材(畳、竹、木など)に使うと黄色いシミになってしまう、フローリングだとワックスが剥がれてしまうなど使えない場所を把握しておきましょう。
 
■がんこな汚れは落ちないこともある
 
重曹は様々な場面で役立ちますが、弱アルカリ性なので強固な汚れだと落ちないことがあります。
躍起になってこすりすぎて傷がついたなんてことにならないように、落ちない場合は洗剤を使いましょう。
 
■保存方法
 
重曹は湿気を吸って固まりやすいので保存する場合は、密閉容器に入れて直射日光の当たらないところに置いてください。 

重曹は使い方さえ知っておけば掃除の頼もしい味方</2>

 
重曹は万能ではないので、どんな汚れでも使えるわけではありませんが、使えない場所・苦手な汚れを知っておけば掃除をするときに非常に役立ちます。
1つで色々なところに使えるので保管場所も少ないし、安価なのでお財布にも優しいですね。
 
まだ使ったことがない人はぜひ1度重曹で掃除をしてみてください。
案外ハマるかもしれませんよ♪



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