2019.09.19

【屋根の防水加工】10年に1度は必ず!屋根防水の方法と費用まとめ

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
屋根や屋上はきちんと防水しておかなければ、雨漏りしたり建物が傷む原因になります。
 
今回は、屋根への防水対策の種類、費用や耐用年数、防水を塗装で行う方法や種類など
 
屋根の防水加工をするときに知っておくと役立つ知識をまとめました。
 

屋根の防水の種類

リフォーム
 
屋根を防水加工をすると
 
・雨漏りや建物の腐食を防ぐ
・外観の美しさを保つ

 
といった効果があります。
 
防水加工は基本的には平らな屋根が対象で、
 
傾斜のある屋根は内部に専用の防水シートを張って対策するのが一般的なので
 
今回のケースには当てはまりません。
 
屋根防水は3種類あります。
 
1、シート防水
 
2、FRP塗料防水
 
3、ウレタン塗料防水
 
価格や特徴から、屋根にはシート防水とウレタン防水、ベランダはFRP防水が人気です。
 
それぞれの特徴は次の通りです。
 

1、シート防水

 
シート防水は、塩化ビニル樹脂やゴムをシート状にし、屋根にかぶせて施工します。
 
価格が安く、工事期間が短い、丈夫といったメリットがありますが、
 
形状が固定されていて変えることができないので、簡単な構造の屋根にしか施工できません。
 
また、シート状なので2と3の方法に比べると隙間ができてしまうのも欠点です。
 
シート防水が可能な屋根は限られるので、複雑な構造の屋根にはFRP塗料か、ウレタン塗料を使用することになります。
 
【価格】
1㎡あたり3000円〜5000円程度
(30坪の家の屋根で15万〜30万円)
 
【耐用年数】
12年〜15年程度
 

FRP防水

 
FRPとは、プラスチックやガラス繊維を使用した塗料で、表面がガラスのように光沢のある仕上がりになる防水塗料です。
 
塗料なので、どんな構造の屋根にも施工でき、隙間なく防水加工ができます。
 
工事期間も短く、熱や傷に強いのですが、
 
仕上がりの塗膜が硬いので衝撃には弱くひび割れしやすいというデメリットもあります。
 
価格はウレタン塗料よりも少し高いので、費用を抑えたい人には向いていません。
 
【価格】
1㎡あたり6000円〜8000円程度
(30坪の家の屋根で30万〜40万円)
 
【耐用年数】
10年〜15年程度
 

ウレタン防水

 
ウレタン防水塗料は、液体のウレタン樹脂を重ね塗りして仕上げます。
 
FRPよりも価格を抑えて防水加工することができ、複雑な形状の屋根にも使用できます。
 
ただ、重ね塗りをするためムラができて厚さが均一にならない、FRPと比べて劣化が早いというデメリットもあります。
 
見た目にこだわるのであれば、FRP防水の方が良いでしょう。
 
【価格】
1㎡あたり4000円〜7000円程度
(30坪の家の屋根で20万〜35万円)
 
【耐用年数】
10年〜13年程度
 

屋根の防水で気をつけること

リフォーム
 
屋根の防水工事で失敗しないように次のことに気をつけましょう。
 

屋根の雨漏りは屋根の修理業者

 
屋根から雨漏りした場合は、防水加工の業者ではなく、
 
屋根の修理をしてくれる業者に依頼しましょう。
 
雨漏りは原因を特定することが難しく、屋根の構造に詳しくないとわからないので、
 
防水加工の業者は雨漏りの対応は行なっていないケースが多くあります。
 

傾斜がある屋根は、葺き替えが必要

 
屋根の防水加工は傾斜のある屋根には適応できません。
 
傾斜のある屋根は表面に防水加工を施すのではなく、
 
内部に防水シートを張って対処しています。
 
そのため、一度屋根を剥がして交換する葺き替え作業が必要になります。
 

業者をしっかりと選ぶ

 
防水加工の優良業者を探すためには、
 
・相見積もりをする
・料金表を確認する

 
を行いましょう。
 

相見積もりが大事

 
相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼して、比較することです。
 
できれば3社ほど行うことが理想的です。
 
2社だと価格差や工事内容に大きな違いがあったとしても、適正な基準が判断しにくいからです。
 
高すぎる業者はお金もうけ主義、安すぎる業者は手抜き工事を行う可能性もあるので、
 
3社以上に見積もりを依頼して、標準を見極めましょう。
 

料金表が曖昧すぎる業者は避ける

 
見積もり表を見ると「一式」として、重要ではない項目は詳細を記載せず、ひとまとめに表記していることがあります。
 
これ自体は何の問題もないのですが、重要な項目が一式と表記されている場合は気をつけましょう。
 
例えば、塗装面積が一式と表記されていたり、
 
使用する塗料の商品名を省いて「ウレタン塗料」というように抽象的な表記になっている場合は
 
きちんと詳細を聞いた方が良いでしょう。
 

まとめ

 
屋根は絶えず雨や紫外線にさらされているので、10年に1度の頻度で防水加工をしておきましょう。
 
また、屋根の修理は防水加工とは異なる工事なので、
 
必要であれば、防水加工の時期と合わせてメンテナンスを行ってくださいね。
 



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