2019.07.27

【防音対策】窓リフォームで静かで快適な暮らしをGET

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
家でくつろいでいるときに、外から色々な音が聞こえてくるとなかなか落ち着けませんよね。
 
実は、音の多くは窓から入ってきているので、防音対策をするなら、まず1番は窓がオススメ!
 
今回は窓の防音リフォームの中でも2つの方法についてまとめました。
 

「騒音」ってどんな音?

リフォーム
 
家の中に届く音には伝わり方が2つあり、
 
・工事の振動や車の音が建物に伝わって届く音
・それ以外の空気を伝わって聞こえる音
 
があります。
 
人が”不快”と感じる音の原因の多くは2つ目の「空気の振動で伝わる音」です。
 
そして、その空気を伝わってくる音は壁よりも薄い窓から入ってくるため、
 
窓が大きいほどたくさんの音が家の中に入るようになります。
 
ですので、家の騒音を改善するには、窓のリフォームを行うのが非常に効果的です。
 

どのくらいの大きさの音が「うるさい」と感じる?

 
一般的に音の大きさはdB(デシベル)という単位が使われます。
 
人が快適に過ごせる音量は、
 
日中で45dB以下、夜は35dB以下が目安になっています。
 
音量の目安ですが、図書館や静かなオフィスが約40〜50dB、深夜の静かな公園で約35dBです。
 
ですので、人が快適に暮らせる音量はとても静かな環境になります。
 
逆に、人が「うるさい」「騒音」だと感じるのは65dB以上から。
 
だいたいショッピングモールや繁華街の音量が65dB前後です。
 
繁華街や交通量の多い道の近くに住んでいると、静かな環境で眠れずストレスがたまるケースも多いので
 
家の防音対策、特に窓の防音はしっかりとしておきましょう。
 

防音性を高めるにはどうしたらいい?

 
防音性を高めるには、「気密性」がポイント。
 
多くの騒音は空気から伝わっているので、気密性を上げると防音性も相乗して高まります。
 
窓から入ってくる騒音は、ガラスだけでなくサッシの隙間からも入ってきているので、
 
防音リフォームは窓やサッシの「隙間をなくすこと」がポイントになります。
 

2つの窓の防音リフォーム方法

リフォーム
 
窓の防音対策ですが、方法は2つあります。
 
ひとつは、二重窓(内窓)にすること。
 
もうひとつは、防音ガラスに取り替えることです。
 
それぞれの方法をご紹介します。
 

二重窓(内窓)リフォーム

 
防音対策でもっともオススメなのが、従来の窓ガラスの内側に5mm程度のガラスをつける方法です。
 
おおよそ10dB下がると「うるさい」と感じていた音が半分程度に聞こえると言われているのですが、
 
5mmのガラスを設置すると15dB〜20dB程度、音を遮断できます。
 
もう少しわかりやすくすると、騒音がリフォームのbefore→afterで半分程度に感じることができるということです。
 
なぜ、内窓を設置すると音を遮断できるのかというと、
 
外窓(既存の窓)と内窓との間に空間ができ、
 
その空気がクッションの役割を果たしてくれ、2つの窓の間で反射しあうようになります。
 
その間に音量が小さくなり、家に届く音自体が小さくなるからです。
 

二重窓にする4つのメリット

 
内窓リフォームをすると防音対策以外にも4つのメリットがあります。
 
1、断熱性がUPする
 
窓は家の中で暖気や冷気が出入りする場所です。
 
通常、夏は外気が室内に出て行き、冬は室内の空気が室外に漏れてしまうのですが、
 
窓を二重にして断熱効果を上げると、こういった空気の流れを格段に塞ぐことができます。
 
断熱効果を上げるとエアコンの温度設定を過剰にする必要もなくなるので、
 
電気代の節約や環境への配慮にもつながります。
 
2、結露対策になる
 
室内と外気温の温度の差が大きいと、窓に結露がついてしまいますよね。
 
結露を放置していると、カビやダニの原因になります。
 
カビやダニを放っておくと、壁や天井にまで広がったり、アレルギーの原因にも・・・。
 
内窓にすると外気との温度差を小さくできるので結露対策にもなります。
 
3、花粉が室内に入り込むのを防ぐ
 
内窓をつけると窓が二重になるので、窓から室内に入ってくる花粉も少なくなります。
 
4、防犯対策になる
 
空き巣の約6割は窓から侵入してくることがわかっています。
 
最初は窓が2重になり慣れないかもしれませんが、防犯面を考えると内窓はとてもオススメです。
 

二重窓にする3つのデメリット

 
1、慣れるまで開閉が面倒
 
窓が2つになるので、慣れるまでは窓の開閉が面倒に感じる人もいます。
 
2、掃除の手間が増える
 
窓の2つになるので掃除の手間も少々増えます。
 
3、リフォーム前より空間が少し狭く感じる
 
内窓は従来の窓の内側に新たに窓を設置するので、室内に数mm〜数cmの出っ張りができます。
 
もともと狭い部屋だと、その数cmでも少し部屋が狭くなったように感じるかもしれません。
 

内窓を設置する費用

 
従来の窓の内に新しい窓を設置するだけなので、作業も簡単です。
 
一般的な洋室についている窓で8万〜15万円程度、
 
キッチンの小窓や腰壁上の窓だと4万〜6万程度が費用の相場。
 
ただ、高性能なガラス(遮熱、断熱、紫外線カットなど)を使用するとその分高くなるので、
 
30万前後必要になるかもしれません。
 

防音ガラスリフォーム

 
内窓リフォームより防音性は劣りますが、窓ガラスそのものを
 
遮音性の高いガラスに交換するのもひとつの方法です。
 
実は、一般的に使用されているガラスは音には弱く、遮音性はほとんどありません。
 
遮音ガラスは一般的なガラスとは違い、
 
防音性の高い特殊な膜を2枚のガラスで挟んだ特別なガラスです。
 
窓ガラスにはたくさんの種類がありますが(断熱アップ、結露防止加工など)、
 
防音性を高めたいなら、きちんと防音ガラスを選ぶことが大事。
 
また、内窓を設置するのと合わせて交換するとより高い防音効果が実感できます。
 

快適に過ごすために防音リフォームはあり

 
家でのんびり過ごしたり、夜静かに眠りたいときに、
 
外から色々な音が聞こえてくると、家が落ち着く環境になりませんよね。
 
窓の防音性を高めると同時に、
 
断熱効果や、光熱費の節約、結露の防止など相乗効果もたくさんあります。
 
窓のリフォームは施工時間も短く、手軽にできるので気になる場合はリフォーム会社に相談してみましょう。
 



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