2019.07.20

【人気の床材5つを比較】メリット・デメリットを生かした床材の選び方

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
床材は部屋の雰囲気を左右するのでデザイン性はとても大事ですよね。
 
日本の家庭でよく使われている床材は、
 
・フローリング
・クッションフロア
・タイル
・カーペット
・畳
 
の5つ。
 
今回はそれぞれの素材の特徴と向いている部屋を紹介します。
 

フローリングの特徴

リフォーム
 
フローリングは、
 
1枚の木をスライスしてフローリングにした【無垢材フローリング】と、
 
数枚の木材を接着剤で重ねた【複合フローリング】の2種類があり、
 
一般的な家やマンションでは複合フローリングが使われています。
 
フローリングは掃除が簡単で、カラーバリエーションが豊富なので、いろいろな場所に合わせやすく、
 
床材の中では最も多く利用されています。
 

無垢材フローリング

 
【メリット】
 
・木の風合いや温もりのある雰囲気を楽しめる
・経年変化を楽しめる
・柔らかく、肌触りが良い
・保湿性や断熱性が高い
・調湿作用がある(湿度が高い時は湿気を吸収、乾燥している時は放出する)
・夏でもベタつかない
 
【デメリット】
 
・湿度変化によって木が膨張したり収縮するので、反ったり割れたりしやすい
・汚れが落ちにくい
・傷は付きやすいが、ついてもあまり目立たない
 

無垢材フローリングが向いている部屋

 
リビング、ダイニング、寝室、書斎、玄関など、
 
デザイン性を求める部屋、自然な雰囲気を取り入れてリラックスしたい部屋にオススメです。
 
汚れやすい子ども部屋やペットのいる部屋、水回りなどは掃除やメンテナンスが少し大変かもしれません。
 

複合フローリング

 
【メリット】
 
・張り替えのコストが安い
・色や柄のバリエーションが豊富
・日々の掃除が簡単
 
【デメリット】
 
・触れた時の感触が硬い
・傷がつくと修復が難しい
・高級感が出にくい
 

複合フローリングが向いている部屋

 
最も一般的な床材なので、
 
リビング、ダイニング、寝室、書斎、玄関、キッチン、子ども部屋など、どの部屋にも取り入れやすいです。
 
水滴やアンモニア汚れは変色やシミになりやすいので、マットを敷いて対策しましょう。
 

クッションフロアの特徴

リフォーム
 
クッションフロアは、塩化ビニール樹脂の裏にクッションを貼り付けた床材。
 
床材の中では価格が安く、手頃にリフォームが可能です。
 
【メリット】
 
・耐水性が高い
・防汚性が高く、汚れが落ちやすい
・日々の掃除が楽
・弾力性があり、足腰が疲れにくい
・抗菌、消臭などの加工ができ、部屋に合わせて機能性を選べる
・張り替え費用が安い
・カラーとデザインのバリエーションが豊富
 
【デメリット】
 
・熱に弱いので日差しの強い部屋だと変色したり剥がれやすい
・ゴム汚染に注意が必要
・湿気がこもりやすい
 

クッションフロアが向いている部屋

 
クッションフロアは汚れや水に強い特性を生かして、
 
子ども部屋、脱衣所や洗面所、トイレ、キッチン、ペットが過ごす部屋などに取り入れると手入れが楽になりオススメです。
 
油汚れがついたり、広範囲が濡れると滑りやすくなるので注意しましょう。
 

タイルの特徴

リフォーム
 
タイルは、日本の家庭では昔から使われてきた馴染みのある素材です。
 
【メリット】
 
・耐久性が高く、一度取り入れるとメンテナンスがほとんどいらない
・耐水性が高い
・色やデザインが豊富
・サイズがたくさんあり、扱いやすい
・床だけでなく壁にも使える
 
【デメリット】
 
・熱しやすく冷めやすい
・硬いので直接寝転ぶ場所には不向き
・目地に汚れが溜まりやすい
・滑りやすい
 

タイルが向いている部屋

 
タイルは玄関や浴室で最もよく使われる素材です。
 
キッチンに取り入れてもオシャレな空間になりますが、その場合は油汚れで滑りやすくなるので
 
表面が凸凹に加工されたタイルや防汚加工がされたタイルを使いましょう。
 

カーペットの特徴

リフォーム
 
カーペットは、足触りが柔らかで吸音性があるので、マンションや子ども部屋にオススメです。
 
【メリット】
 
・足触りが柔らかい
・高級感が出る
・遮音性が高い
・保湿性が高い
・衝撃を吸収してくれる
 
【デメリット】
 
・水分を吸収しやすいので、液体をこぼした時の掃除が大変
・湿気が多いとカビが生える
・こまめに掃除をしておかないとダニが発生する
・滑りが悪いので、椅子や車椅子を使用する部屋には向かない
・クリーニングに手間がかかる
 

カーペットが向いている部屋

 
カーペットは、寝室やリビングの一部に取り入れるのが多いですが、
 
全面カーペットにするよりも、ラグや絨毯などで取り入れるのが一般的。
 
汚れやすい子ども部屋や、ペットの爪が引っかかりそうな部屋では控えた方が良いかもしれません。
 

畳の特徴

リフォーム
 
畳は日本で生まれた伝統的な床材。
 
最近は和室のない家も増えていますが、日本人には馴染深い素材ですね。
 
【メリット】
 
・い草の芳香成分にリラックス効果がある
・調湿効果が高い(夏は涼しく、冬は暖かい)
・クッション性が高い
・遮音効果が高い
・断熱性が高い
・肌触りが良い
 
【デメリット】
 
・定期的なメンテナンスが必要(裏返し、表替え、新調)
・太陽の光で日焼けして退色する(青→褐色)
・ダニが発生しやすい
・カビが発生しやすい
・家具を置いた後がつきやすい
・汚れがシミになりやすい
 

畳が向いている部屋

 
畳といえば和室ですが、
 
最近はリビングの一角の床に高さを設けた小上がり和室や
 
琉球畳のようなスタイリッシュな畳を洋室に取り入れた和モダンなど、
 
洋室ベースのライフスタイルに合わせて畳を取り入れるのが主流です。
 

ライフスタイルに合わせた床材チョイス

 
床材はデザイン性はもちろん、直接肌に触れるので触感や、手入れのしやすさなども重要なポイントです。
 
それぞれにメリットやデメリットがあるので、
 
ライフスタイルや理想の空間に合わせて最適な素材をリフォーム会社の人と相談して選びましょう。
 



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