◆三重の情報

三重県は、紀伊半島の東側に位置し、愛知県、岐阜県、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県と接しています。県庁所在地は県中部の津市です。

海、山の豊富な自然に恵まれていることから農業・漁業が盛ん、また中京工業地帯を擁し、さらには伊勢神宮、鈴鹿サーキットなど、集客力のある施設があることから観光産業も成り立っている県です。

北勢地域は中京圏に含まれ、経済活動が活発です。最大都市は県庁所在地である津市ではなく、工業地帯にある四日市市です。かつては、石油化学コンビナートの排ガスが原因とされた「四日市ぜんそく」が問題になりましたが、現在は汚染防止技術が向上し、大気状態は良好になりました。四日市市のほかにも、亀山市はカメヤマローソク、シャープの液晶テレビ「世界の亀山モデル」で有名になりました。

大きな集客力のある観光地として、伊勢神宮や伊賀上野、二見浦、熊野古道（2004年に世界遺産登録）、ナガシマスパーランド、なばなの里、志摩スペイン村、鈴鹿サーキットなどあります。特に伊勢・志摩地区は古くからの観光地として名高く、「お伊勢参り」は江戸時代から続いています。

三重県は地理的に、関西圏と中京圏の中間に位置しているため、名古屋、関西各地からのアクセスが多いようです。鉄道はJRと近鉄ほか5社が運航しており、路線バスは三重交通が県内全域をカバーしています。