2020.02.01

【リフォーム】トイレの床の変色はどうして起こる?トイレにぴったりの床材は?

こんにちは
町の引越屋さんです。
 

トイレの床が変色したり腐食してしまった場合は、放置していると家の土台部分まで傷んでしまう可能性があるので
 

張り替えをしなければいけません。
 

トイレの床が傷んでしまうのはどういったことが原因なのでしょうか?
 

今回はトイレの床が傷む原因や、トイレの床に適した床材についてまとめました。
 

トイレの床が変色したり腐食する原因

トイレリフォーム
 

トイレの床にはフローリングが広く利用されていますが、変色したり腐食してしまうことがあります。
 

その原因には次のようなことが考えられます。
 

水濡れや尿シミ

 

トイレの床材で良く使用されているフローリングは、アルカリ性に弱い特徴があります。
 

尿(アンモニア)はアルカリ性なので、跳ねてそのままにしていると
 

フローリングが傷んでシミになってしまいます。
 

また、トイレの水漏れや尿はねを放置して水分が床に長時間ついたままになっていると、
 

床に吸収され腐食する原因になります。
 

カビ(トイレ内の湿度が高い)

 

カビは湿度80%以上、気温25〜30度の環境で最も繁殖します。
 

トイレは狭い空間で頻繁に水を使用しますし、タンクや便器にも水が溜まっているので
 

湿度が高くなりやすい場所です。
 

なので換気をしていないと空気中に浮遊しているカビは、あっという間に繁殖してしまいます。
 

トイレの床やマットにカビが生えやすいのは、手を洗ったときの水が飛び散っていたり、
 

換気が不十分だからなのです。
 

結露

 

トイレ内は湿度が高いので、窓やガラスがあると空気が冷やされ
 

結露が発生してしまいます。
 

結露が発生する場所は限られているので、毎回同じ場所に水がたまり、
 

床を変色させたり腐食させてしまいます。
 

紫外線による床材の劣化

 

フローリングは紫外線にもあまり強くないので、直射日光が長時間入り込む場合、
 

フローリングが劣化して変色してしまう可能性があります。
 

洗剤の成分

 

一般的に便器用の洗剤やカビ用の洗剤は酸性の成分でできています。
 

フローリングはアルカリ性、酸性どちらにも弱いので
 

トイレ用洗剤が垂れたり、フローリングをトイレ用洗剤で掃除してしまうと
 

変色する原因になります。
 
 
トイレのフローリングはフローリング専用の洗剤か中性洗剤を使うようにしましょう。
 

トイレの床材の選び方

トイレリフォーム
 

トイレの床をリフォームするときはどのような素材を選べば良いのでしょうか?
 

トイレに良く使われる床材は、フッションフロア、フローリング、タイルがあります。
 

それぞれの特徴をご紹介します。
 

クッションフロア

 

クッションフロアは柔らかく、水に強い塩化ビニル系の素材です。
 

水に強いので、尿や水はねも拭き取りやすく、掃除がしやすい点がトイレの床材にぴったりな点です。
 

価格も安く、コストパフォーマンスに優れているので最も多く利用されています。
 

デザインや色のバリエーションが豊富で柔らかく加工しやすいので、
 

既存の床材の上からDIYで重ね張りしている方もたくさんいらっしゃいます。
 

ただ、ビニール製品なので裸足で歩くとベタつきを感じやすいのがデメリットです。
 

フローリング

 

フローリングには人工的に作った合板フローリングと、天然素材の無垢フローリングがあります。
 

合板フローリング

 

合板フローリングとは、スライス状にした木の板を重ね合わせた素材のことで
 

無垢フローリングと比べて変形しにくいことが特徴です。
 

日本の住宅の床材の中では最も使用されている素材でもあります。
 

ただ、アンモニアや水に弱く、変色しやすいのでトイレに使用すると
 

こまめな掃除が必要になります。
 

無垢フローリング

 

無垢フローリングは一枚の木の板から作られたフローリングです。
 

素足で触れると木の自然な触感が気持ちよいのですが、
 

合板フローリングよりもさらに水やアンモニアに弱く、腐食したり変色しやすい素材です。
 

また、一度シミになったり、匂いがついてしまってもなかなか落とせないため、
 

実はトイレの床材にはあまり向いていません。
 

どうしても使いたい場合は、表面に防汚加工や防臭加工を施し、毎日掃除するようにしましょう。
 

タイル

 

タイルは水やアンモニアに強く、汚れも落としやすいので昔から水回りで使われています。
 

トイレの床材をタイルにするだけで高級感を出すことができます。
 

タイルによって吸水性が違うので、トイレの床には施釉タイルのような吸水性が低いタイルを使用しましょう。
 

また、最近ではトイレの床に使いやすいよう、防汚加工や菌の繁殖を抑える加工をしているタイルや
 

汚れが落としやすい加工をしたタイルなども販売されています。
 

ただ、タイルは目地は劣化してくると水が浸透するので、そこからカビが生えてしまいます。
 

ですのでタイルを使用した場合は、あまり水を使った掃除はしすぎないように注意しましょう。
 

まとめ

 

トイレは密閉され、湿気も多い空間なので気づけばカビが生えていたり、
 

床が変色・腐食してしまっていた・・・ということも起こりやすい場所です。
 

衛生上良くないので、こまめに掃除することが1番ですが、
 

変色や腐食を発見したときはリフォームで床をきれいにしてしまいましょう。



シェア