2020.01.29
【リフォーム】トイレからの水漏れ!原因は?どう対処すればいい?
こんにちは
町の引越屋さんです。
突然トイレが水漏れして床が水浸しになってしまったら
どのように対処すれば良いでしょうか?
水漏れを放置していると床下まで浸水してしまい、家の土台を傷めてしまう可能性もあります。
今回はトイレが水漏れする原因や、適切な対処法をまとめました。
トイレの水漏れが起こる原因や適切な対処法は?
トイレのパイプ類からの水漏れ
トイレの排水管、給水管、内部パーツなどが劣化すると水漏れを起こすことがあります。
配管の接続部分にあるパッキンが原因の場合は自分で交換して修理できますが、
配管自体や専用の部品が劣化したり破損している場合は、業者に依頼して修理してもらいましょう。
パイプが原因の水漏れは配管の交換が4000円〜、部品交換が5000円〜と、比較的安く修理することができます。
また、止水栓が緩んでしまっているだけ、というケースもあるので
トイレの水漏れを発見したら一度止水栓も確認してみてください。
トイレのタンクからの水漏れ
タンクからの水漏れの原因で自分で直せるものは
タンク内にあるゴム風船のような「浮き玉」というパーツが外れて水漏れを起こしているケースです。
この場合は浮き玉を元の位置に戻せば水漏れは直ります。
あと水漏れの原因として多いのは、タンクにつながる配管部分のパッキンや部品の劣化ですが、
ごくまれにタンクそのものが破損して水漏れを起こしていることもあります。
パッキンは自分で交換できますが、専用の部品やタンクが破損している時は業者に依頼して
修理してもらいましょう。
タンクを外さずに修理できる場合は10000円〜、タンクを外す場合は15000円〜が目安の修理費用です。
部品が劣化してくるとタンク内の水の量が変化して、水漏れを起こしていることもあります。
タンク内の水が水位線よりも上にある場合は
浮き球を持ち上げて水漏れが止まる→タンク内の水が単純に多い
浮き球を持ち上げても水漏れが解消しない→ボールタップが故障している
タンク内の水が水位線よりも下になる場合は
ハンドルを回すと元に戻る→ゴムフロートが故障している
ハンドルを回しても解消しない→レバーハンドルが故障している
といったことが考えられます。
トイレが詰まって水漏れ
大量のトイレットペーパーや固形物を一度に流すと、トイレが詰まってしまうことがあります。
ラバーカップを使って詰まりを解消できる場合もありますが、それでもできない場合は
業者の方に対処してもらいましょう。
ラバーカップよりも圧力をかけられる器具を使うと、10000円〜15000円、
便器を外して詰まりを解消すると20000円〜30000円、
高圧洗浄を行うと30000円〜40000円が修理費用の相場です。
また、詰まりが解消したと思っても、
トイレの詰まりは配管内にこびりついて硬化してしまっていることもあるので
その後も水の流れが悪い時は業者に依頼して対処してもらった方が良いでしょう。
トイレの便器からの水漏れ
水漏れの原因が便器がひび割れたり破損している、便器周辺の配管が劣化しているなどの場合は便器本体を交換することになります。
ひび割れ箇所を修理する方法もありますが、10年以上使用している場合は
そろそろ交換する時期になるので、修理より交換する方が安心です。
便器の交換は50000円〜が相場ですが、タンクレスのトイレや高機能なトイレだと10万以上かかることもあります。
便器周りの配管の接続部分は経年で劣化していきますが、便器本体は経年で破損することは稀です。
便器の破損は、掃除をした時やトイレを利用した時に何か堅いものをぶつけてしまったり、
地震の揺れでいつもとは違った方向からの力が加わってしまう、などが原因になります。
ウォシュレットからの水漏れ
ウォシュレットやシャワートイレなどの温水洗浄便座は、劣化してくるとトラブルが多くなります。
便座にボタンが付いているタイプは充電式や電池式ではなく、コンセントから電源を取っているので
動かなくなった場合は電源切れではなく、なんらかの不具合が考えられます。
ウォシュレットの水漏れ修理は専門の知識が必要だったり、感電の危険もあるので業者に依頼しましょう。
まずは止水栓を止めて今以上に水漏れしてしまうのを防ぎ、感電しないように電源を抜いてから
業者に電話するようにしてください。
今使用している型が10年以上前のものだと交換する部品が廃盤になっていることもあるので
その場合はウォシュレットごと交換することになります。
便座のみの交換だと10000円〜20000円、ウォシュレットを交換すると50000円〜15万円ほどが目安の費用です。
ウォシュレットのノズル部分からの水漏れは、他の箇所からの水漏れと比べて気づきにくいので
異変に気づいた時にはすでにトイレ下の床材まで浸水していた・・・ということにもなりかねません。
また、タンクが内蔵されていないタンクレスのタイプでも配管の接触部分から水漏れを起こすことはあるので
タンクレス=水漏れしない、というわけではありません。
トイレの床下からの水漏れ
トイレの水漏れを放置して床が傷んでしまうと、床材を張り替えたり、場合によっては家の土台を補修しなければいけないかもしれません。
トイレは床下か壁に向かって排水を流す構造になっているのですが、その配管部分が劣化して接着面が脆くなると
衝撃を受けたときにズレて水漏れを起こすことがあります。
床下の水漏れは目で確認することは難しいですが、漏れ出る水は汚水なので悪臭で判断することができます。
トイレを清潔にしていても汚物の匂いが取れない場合は、床下で水漏れを起こしているかもしれません。
放置していると床材も交換することになるので、できるだけ早めに対処しましょう。
トイレの床材はクッションフロア、フローリング、タイルなどが多く使われていますが
最も安価で張り替えられるのはクッションフロアです。
床の張り替えはクッションフロアで20000〜40000円ほどです。
複合フローリングだと30000〜60000円になります。
クッションフロアは耐用年数は短いですが、汚れに強く掃除が簡単なので人気があります。
フローリングは木の温もりがありますが、水汚れにあまり強くないので、こまめに床掃除をしておかないと
黒いシミができてしまう点に注意です。
トイレの水漏れ時3つの注意点
トイレが水漏れを起こした時は次の3点を行いましょう。
止水栓は閉めて、ウォシュレットは電源OFF
トイレが水漏れを起こした時は、まずウォシュレットの電源を抜いて配管にある止水栓を閉めて水を止めましょう。
止水栓はタンクと配管の接続部分に設置されていて、マイナスドライバーで回すことができます。
止水栓を止めると給水管からの水はストップするので、今以上に水漏れしてしまうのを防ぐことができます。
ウォシュレットは水に強い造りになっていますが、大量に水がかかると故障したり、
配線部分が漏電して感電してしまう可能性があります。
水漏れ部部分にはタオルを敷き詰めておく
止水栓を止めて水漏れをストップさせたら、次は濡れてしまった箇所にタオルを敷き詰めて
できるだけ水分を吸収させてください。
水浸しの状態で放置すると、床下に染み込んで家の土台を傷めたり、
2階にトイレがあると1階に水が流れ落ちてしまうことがあります。
業者に電話
トイレの水漏れはパッキンの交換程度であれば自分でもできますが、
どこから水漏れしているかわからなかったり、大量に水漏れしている時は
自分で直せないことの方が多いので、できるだけ早く業者に電話しましょう。
特にマンションの場合は放っておくと下の階まで水が染み込んでしまうことがあり、
修理代や水道代が高額になってしまうことがあります。
まとめ
トイレの水漏れは発見したらできるだけ早めに対処してもらいましょう。
早めに対応すると最小限の修理で済むので費用も安く抑えられます。