2019.12.11

【リフォーム】フェンスなしで開放的!オープン外構のメリット・デメリット

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
最近の住宅は敷地に塀やフェンスを設置しない「オープン外構」
 
の人気が高まってきています。
 
塀がないのでとても開放的で、死角がないので防犯効果も高いとされていますが
 
敷地が常にオープンだからこそ起こるトラブルもあります。
 
今回はオープン外構のメリットやデメリット、防犯対策などをまとめました。
 

オープン外構って??

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日本の住宅は敷地の周囲を目隠しの塀やフェンスで囲う外構が一般的でしたが、
 
最近は外構にフェンスを設置しないスタイルが人気です。
 
この塀やフェンスのない家をオープン外構といいます。
 

オープン外構は海外のスタイル

 
オープン外構は元々はアメリカの住宅でよくみられるスタイルです。
 
アメリカでは超高級住宅か低所得者層の住宅は、
 
日本のように敷地を囲っている場合が多いのですが、
 
中流階級の人たちが住む家はオープン外構が主流になっています。
 
理由は、アメリカの家は一軒一軒の敷地が広いので隣家や通行人の視線が気にならないことと、
 
オープン外構の方が安全性が高いという考え方があるからです。
 

狭い土地の家におすすめ

 
オープン外構が最もおすすめなのは、狭小住宅です。
 
塀やフェンスを設置すると圧迫感があるので視覚的に敷地が狭く感じてしまうのですが、
 
実際に、ブロックやフェンスは10cm前後の厚みがあるので、
 
設置するだけで多くの面積を必要としてしまいます。
 
また、狭小住宅に駐車場を設置するなら、オープン外構にしておいた方が
 
車の出し入れが楽になります。
 

オープン外構のメリットとデメリット

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ではオープン外構にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
 
それぞれご紹介します。
 

オープン外構のメリット

 

圧倒的な開放感

 
オープン外構の最大のメリットは、やはり塀やフェンスがない開放感です。
 
塀やフェンスに遮れないので、風通しがよく、日当たりにも影響がありません。
 
また、敷地を最大限に活用できます。
 

近所の人と交流しやすい

 
オープン外構の場合、庭に出ているときに、
 
外を歩いている近所の人や隣家の人と顔を合わす機会が増えるので
 
近所の人との交流が盛んになる傾向があるようです。
 
最近は近所付き合いが減ってきていますが、オープン外構の地域は
 
今でも地域コミュニケーションが行われていることが多いようです。
 

駐車スペースに車を入れやすい

 
オープン外構は駐車スペースを自由に確保しやすく、
 
車の出し入れが容易になります。
 
また、来客した方の車もとめやすいので、車を頻繁に出し入れする家庭では
 
オープン外構の方が利便性が高いでしょう。
 

ガーデニングのモチベーションになる

 
ガーデニングが趣味な方は、自分の育てた草花を近所の人にみてもらったり、
 
四季の移り変わりを近所の人たちにも感じてもらうことができます。
 
ガーデニングが近所の方と交流するきっかけになることもあるでしょう。
 

予算を抑えやすい

 
家を建てる時にうっかり忘れがちなのが外構工事です。
 
外構は家とは別の設計になるので、予算が足りない・・・というケースもたくさんあります。
 
もちろん、外構に使う設備の質によって予算は変わりますが、
 
前面を塀やフェンスで囲むよりも費用を抑えやすいでしょう。
 

死角がないので防犯性が高い

 
オープン外構は防犯性については人それぞれで意見が分かれますが、
 
一般的には室内への侵入を防ぐ効果は高いとされています。
 
家に塀がないとすぐに侵入されてしまうのでは?と思いますが、
 
道路や隣家からも丸見えなので不審者が近づきにいくいからです。
 
たくさんの家が密集している地域ほど、オープン外構にすると防犯性が高まると
 
考えることもできます。
 

オープン外構のデメリット

 

隣家や通行人からプライバシーを守る対策が必要

 
塀やフェンスがない分、家の中が外から丸見えになるので
 
プライバシーを守る対策はきちんとしておきましょう。
 
トイレやお風呂が見えている場合は木を植えたり
 
その部分のみ目隠しフェンスを設置すると効果的です。
 

隣家の人に侵入されやすい

 
隣家の人や近所の方がコミュニケーションが上手で社交的な人ばかりとは限りません。
 
オープン外構だからこそ、起こるトラブルが隣家との境界線の問題です。
 
相手が自分の敷地内に勝手に物を置いたり、
 
遊んでいた子どもやペットが侵入してくる・・・というようなトラブルは
 
実際に起こっています。
 

全く関係ない第三者が敷地内に入ってくることがある

 
室内への侵入を防ぐ効果の高いオープン外構ですが、
 
敷地内への侵入を防ぐのは少々むずかしいというデメリットがあります。
 
近所の方や見知らぬ第三者、子ども、ペットなどが敷地内を通行してしまうことが
 
少なからず起こります。
 
ですので、少しの時間でも絶対に敷地内へ入って欲しくない意識が強い方には
 
オープン外構はおすすめできません。
 

オープン外構の防犯性を高める方法

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オープン外構は見通しがよく、死角はありませんが、
 
防犯対策はきちんとしておきましょう。
 

防犯カメラやセンサーライトを設置する

 
人が通ると反応してライトがつくのがセンサーライトです。
 
夜でもセンサーライトがつくと目立つので、敷地や室内には侵入しづらくなります。
 
駐車場がある場合は、そちらにもセンサーライトを設置しておきましょう。
 
また、合わせて防犯カメラもとりつけておくと心理的に近付きたくなくなるので効果的です。
 

インターフォンにカメラをつける

 
オープン外構は営業や訪問販売の人も敷地内に入ってきます。
 
こういった第三者の訪問がトラブルにつながるケースも多いので
 
オープン外構にする時は相手の顔や名刺を玄関を開けなくても確認できるよう
 
カメラ付きのインターフォンを取り付けましょう。
 

防犯用の砂利を敷く

 
防犯用の砂利は踏んだ時、普通の砂利よりもジャリッジャリと大きな音が出るようになっています。
 
なので家の周りや玄関付近に敷き詰めておくと防犯対策になります。
 

カーポートの屋根や室外機の配置を気をつける

 
駐車場のカーポートや室外機を足場にして2階へのぼろうとする人もいます。
 
カーポートや室外機は一度設置すると簡単には場所を変えることができないので
 
配置に気をつけるか、防犯カメラも同時に設置するなどの対策をしておきましょう。
 
換気用の小さな窓であれば格子をつけるのも良いでしょう。
 

まとめ

 
オープン外構は開放的で防犯効果も高いことや、
 
欧米風のデザインの住宅の人気が高まっているなどの理由で
 
今後も増えていくとされています。
 
外構工事は失敗も多いので、依頼する業者を決める時は
 
必ず現地調査をしてもらった上で何社か見積もりをとって比較してくださいね。



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