2019.11.06

【リフォーム】ベランダ塗装の適切な時期は?使用する塗料の特徴や費用

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
ベランダも経年とともに劣化するので、それに合わせて塗装をし直さなければいけません。
 
そのまま放置していると、雨漏りを起こしたり建物自体の劣化に影響する可能性もあるので
 
適切な時期に適切な方法でメンテナンスを行いましょう。
 
今回はベランダ塗装を行う目安や塗料の特徴などをまとめました。
 

ベランダ塗装の時期

リフォーム
 
ベランダのメンテナンスが必要かどうかは劣化状態を見て決めましょう。
 

劣化1・ひび割れ

 
ベランダの表面がひび割れている状態です。
 
ひび割れを放置しているとそこから雨水が入り込み、雨漏りを起こしてしまいます。
 
小さく浅いひび割れが少々ある程度ならまだ大丈夫ですが、
 
そのひび割れが下地素材に及ぶ深い割れの場合は補修しなければいけません。
 

劣化2・剥がれ

 
ベランダの塗装が剥がれてしまっている状態です。
 
ベランダの塗装は、外壁の素材を紫外線や雨などから守る役割があるので
 
剥がれてしまうと雨漏りを起こしたり、建物の素材が直接紫外線のダメージを受けて
 
劣化が早まるなどの影響が出てきます。
 
ベランダの塗装が剥がれていたら、塗装を行いましょう。
 

劣化3・ふくらみ

 
ふくらみとは、塗装が膨れ、下地との間に空洞ができてしまっている状態です。
 
内部に水が溜まったまま放置すると、下地が侵食されてしまうので
 
ひび割れや剥がれよりも深刻な状態です。
 
ベランダで数カ所ふくらみが見られるようになったら塗装を行いましょう。
 

劣化4・外壁や床が破損

 
塗装部分ではなく、ベランダの外壁や床の素材ごと破損している場合は
 
早急に補修を行いましょう。
 
破損が激しいと塗装だけではカバーできないこともあり、
 
そうなると下地素材を修繕する工事が必要になります。
 

ベランダ塗装の種類

リフォーム
 
ベランダの塗装は
 
防水加工と外壁塗装の2種類があります。
 
防水加工はベランダの床に施工する塗装で、
 
デザイン性よりも水を通さないことを最優先させています。
 
床以外の壁や天井などには外壁塗装を行います。
 
外壁塗装は防水機能は付いていませんが、紫外線をカットする効果があったり、
 
デザインやカラーバリエーションが豊富です。
 
それぞれの特徴をご紹介します。
 

ベランダの防水加工

 
防水加工をすると水分を弾き、床に水が染み込まないようにしてくれます。
 
ベランダの防水加工は大きく分けて2つあります。
 
【FRP防水】
 
FRPは紫外線や劣化に強い硬い塗料を塗る加工砲です。
 
費用は高額ですが耐久性にも優れています。
 
乾燥が早いことも特徴の一つです。
 
【ウレタン防水】
 
FRP防水に比べると安価ですが、耐久性も少々劣ります。
 
手作業で塗装を行うので塗りムラができやすいデメリットもあります。
 
とはいえ、手ごろな価格で最低限の防水性は確保できるので、多くの住宅で使用されています。
 

外壁塗装

 
ベランダで使用する外壁塗装は4つあります。
 
その4つが
 
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料

 
それぞれの特徴をご紹介します。
 

ウレタン塗料

 
ウレタン塗料は、費用が最も抑えて施工することができます。
 
ただ、その分耐久性も低いため短いスパンで塗り直しが必要になります。
 
【費用の目安】
 
2100円〜3100円/m2
 
【耐用年数】
 
8〜10年
 

シリコン塗装

 
シリコン塗料は外壁塗装で最も一般的に使われています。
 
耐久性と費用のバランスが良く、コストパフォーマンスが良いので
 
どの塗料か迷った場合はシリコン塗装を選ぶと良いでしょう。
 
【費用の目安】
 
2750円〜4000円/m2
 
【耐用年数】
 
10年〜15年
 

フッ素塗装

 
フッ素塗装は耐久性に優れていますが、その分かかる費用も高め。
 
ただ、一度施工すると長期間メンテナンスが不要なので
 
費用よりも耐久性を重視したい方におすすめです。
 
【費用の目安】
 
3800円〜5000円/m2
 
【耐用年数】
 
15年〜20年
 

無機塗装

 
無機塗装は非常に長い耐久性を持っていますが、費用も高額です。
 
フッ素塗装よりも耐久性に優れていますが、実は品質さの激しい塗料でもあります。
 
無機成分がたくさん含まれているほど耐久性が高くなるのですが
 
悪徳な業者では低品質な無機塗料を使っていることもあります。
 
無機塗料の品質をある程度判別できる方におすすめの方法です。
 
【費用の目安】
 
3800円〜5000円/m2
 
【耐用年数】
 
18年〜22年
 

ベランダ塗装で気をつけること

リフォーム
 
では、ベランダ塗装で気をつけておきたいことをいくつかご紹介します。
 

なるべく早期の段階で補修する

 
ベランダはトップコート(防水加工)の下に防水層(外壁塗装)、
 
防水層の下に構造用合板、という作りになっていることが多いです。
 
そして下層に行くほど、補修費用が高額になります。
 
ですので、ベランダの塗装は劣化が確認できた早い段階で行ってしまった方が
 
結果的には費用が安く済むケースが多くなります。
 
放置して内部まで劣化や損傷が進んでしまうと、高額な修繕費用がかかってしまうこともあります。
 

依頼する業者をきちんと選ぶこと

 
塗装リフォームは悪質な業者を施工前に見抜くのはとても難しいとされています。
 
そういった業者は、塗料を減らした状態で施工をして耐久性を落としたり、
 
不適切な施工を行い、十分な機能性を確保できない、といったこともあります。
 
そのため、施工後に剥がれてしまったり、ヒビが入ってしまったら
 
無償で塗り直しをしてくれるアフターケアの付いている業者を選ぶようにしましょう。
 

まとめ

 
ベランダのメンテナンスは意外と大掛かりで大変な作業になります。
 
ですがほったらかしにしていると、雨漏りを起こしたり建物そのものの劣化にも
 
影響を与えてしまいます。
 
劣化している状態がわかったらできるだけ早くメンテナンスを行うようにしましょう。
 



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