2019.10.27

【寒さ対策】家の寒さは断熱リフォームで解決!家中ポカポカ

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
冬の寒さが厳しくなると、自宅の寒さや結露、暖房機器の使用による電気代アップ、
 
など色々と悩みを感じている人もいると思います。
 
部屋が寒すぎるとリラックスしてゆっくりくつろげませんよね。
 
今回は家の寒さを軽減するリフォームについてまとめました。
 

家の中が冷える原因は?

寒さ対策
 
家が冷える、暖房が効きにくいのは、家の気密性と断熱性の低さが原因です。
 
気密性は家の密閉度合いのことで、
 
気密性が低いと外の冷たい空気が入ってきやすくなるので、
 
暖房をつけていてもなかなか家の中は暖まりません。
 
断熱性は、床、屋根、壁などに断熱材を使用することで高められますが、
 
適切な施工をしていないと、家の中の熱を外に逃してしまいます。
 
気密性と断熱性を高めると、冬の寒さ対策だけでなく、夏は涼しい家になるので、
 
1年を通して快適に過ごせる家になります。
 

家の中で特に冷えやすい場所

 
リフォームをする時は、家の中でも特に寒くなりやすい場所を中心に検討してみましょう。
 
【リビング】
 
家の中で最も室内の暖かな空気が外へ逃げ、冷たい空気が入ってきてしまう場所は窓です。
 
リビングは多くの住宅で大きな窓がある間取りになっているので、寒さを感じやすい場所と言えます。
 
窓以外にも、床も外の冷たい空気の影響を受けやすく、断熱性を高めていないと
 
足元から冷えてしまいます。
 
【洋室】
 
子供部屋、書斎、寝室などの洋室は窓が1つ〜2つ、
 
間取りによってはバルコニーに面していて、大きな窓がついている部屋もあるので
 
冷気が侵入しやすく冷えやすい場所です。
 
特に北側に部屋があると冷えやすいので、適切な暖房機器も併用しましょう。
 
【お風呂】
 
最近は多くの家庭でユニットバスを使用していますが、
 
タイル貼りの在来浴室の家は、冬は非常に冷え込みます。
 
タイルは性質上、一度冷えるとなかなか暖まりませんし、
 
また、暖かな部屋から急に寒い場所へ移動すると
 
「ヒートショック」を起こす可能性が高まるので冬は対策が必須です。
 
【洗面所】
 
洗面所は、洗顔、歯磨き、脱衣など意外と過ごす時間は長いのですが、
 
多くの場合、日当たりの悪い場所に設置されているので
 
昼間でも暖まりにくい場所です。
 
【トイレ】
 
最近はトイレも「リラックス空間」として、快適な空間にする方が増えいます。
 
洗面所と同じく、日当たりの悪い場所に設置されていることが多いので
 
冷えやすい場所です。
 

寒さ対策のリフォームをするメリット

寒さ対策
 
家の寒さ対策のリフォームは「高気密」「高断熱」にしますが、
 
どんなメリットがあるのでしょうか?
 

メリット1、光熱費が節約できる

 
家の断熱リフォームをすると、室温の変化が穏やかになるので
 
エアコンやファンヒーターなど、空気の温度を調整する機器の稼働時間を
 
短くすることができます。
 
また、部屋の暖かな空気が外に逃げにくくなるので、
 
空調設備をつけずに過ごせる期間も長くなり、電気代を節約できます。
 

ヒートショック対策になる

 
断熱性の低い家では、暖房機器を使用している部屋と、何も使用していない場所との
 
温度差が大きくなります。
 
人の身体は、暖かい場所から急に寒い場所に移動しても体温を一定に保とうとするので
 
その時に血圧が大きく変動し、心臓や血管に大きな負担になってしまいます。
 
それが原因で心筋梗塞や脳梗塞、立ちくらみ、失神などを起こしてしまうのが
 
「ヒートショック」という状態です。
 
実は、ヒートショックの1年間の死亡者数は
 
交通事故の死亡者数の約4倍。
 
そのうち90%以上が65歳以上の高齢者なので、
 
高齢者と一緒に暮らしている方は、家の断熱性はしっかり高めて対策をしましょう。
 

場所別、断熱リフォームの方法

寒さ対策
 
では、断熱リフォームを行う場所や種類をご紹介します。
 

屋根や外壁の断熱性を高める

 
家の暖かな空気は、屋根から5%、外壁から15%ほど外へ逃げてしまっていると言われています。
 
暖かい空気は上に溜まりやすいので、屋根の断熱性が低いと暖房をつけても
 
なかなか家全体は暖まりません。
 
屋根を断熱リフォームする場合は、内側から骨組みに断熱材を敷き詰め、
 
外壁の場合は、何層にもなっている外壁の一層に断熱材を敷き詰めます。
 
施工日数を短く、費用を抑えて緊急的に断熱性を高めたい場合は
 
断熱効果のある塗料を塗る方法もあります。
 

床下の断熱性を高める

 
床からは約7%の冷気が入り込んでいるとされています。
 
空気の性質上、冷たい空気は下に、暖かい空気は上にいくので
 
床は暖まりにくい場所でもあり、部屋は暖かくなっても
 
足元は寒いままの「床冷え」が起こりやすくなります。
 
断熱リフォームは床下に断熱材を入れるだけでかなり改善します。
 
既存の床材が傷んでいるなら、同時に床の張り替えも行う必要がありますが、
 
不要であれば床下に断熱材を入れるだけなので簡単な施工で完了します。
 

窓の気密性を高める

 
家の空気の50〜60%は窓から出入りしています。
 
ですので、窓の気密性、断熱性を上げると一気に家の中が暖かになり、
 
快適に過ごせるようになります。
 
リフォームの方法は、
 
・内窓を設置して二重窓にする
 
・冷えやすいアルミのさっしを樹脂サッシへ交換する
 
・ガラスをペアガラスに交換する(断熱フィルムが内蔵されたガラス)
 
などがあります。
 
施工方法も、窓自体を交換する方法と既存の窓の上から被せる方法があるので
 
リフォーム会社と相談して、費用や現在の状態に合わせて最適な内容を選択しましょう。
 
窓周りの気密性・断熱性を高めると、同時に結露の発生も抑えることができます。
 

浴室の断熱性を高める

 
浴室は服を脱ぐので、寒暖の差による身体への影響を強く受けてしまいます。
 
断熱リフォームにより、快適に過ごせるようになるだけでなく、
 
ヒートショック対策にもなるので、窓と同じくらい優先度の高い場所です。
 
寒さ対策としては、
 
床面を冷えない素材に変えたり、浴室暖房を設置して
 
お風呂に入る前から浴室を暖められるようにすると良いでしょう。
 
浴室暖房は多くのメーカーで、乾燥機能もセットになっているので
 
洗濯物を干したり、浴室内の湿気除去も同時に行えるので便利です。
 
浴室暖房は比較的短期間で済む工事なので、浴室の寒さ対策の中では特におすすめです。
 
在来工法のタイル貼りの浴室はとても冷えやすいので、対策が必須です。
 
ユニットバスに交換したり、樹脂製の床材を貼るなどの方法があります。
 
浴室に窓がある場合は、リビングや洋室と同じように窓の断熱リフォームを行いましょう。
 

まとめ

 
家の寒さ対策リフォームのポイントは、
 
気密性と断熱性です。
 
この2つをきちんと対策しておくと、家全体の温度が保たれるだけでなく、
 
電気代の節約や結露が発生するのを抑えることにもつながります。
 
また、夏は外の暑い外気によって家の温度が上がってしまうのを防いでくれるので
 
涼しく過ごすことができます。
 
年間を通して過ごしやすくなるので、家の寒さに悩んでいる方は
 
ぜひ検討してみてください。



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