2019.06.05
【リフォーム】押入れをクローゼットにする費用は?気をつける4つのポイント

こんにちは
町の引越屋さんです。
・長年使っていて押入れが傷んでいる
・そもそも和室をあまり使わない
・押入れは収納したものが取り出しにくい
などの理由から、クローゼットにリフォームを検討している方もいるでしょう。
押入れは元々は布団を収納できるよう、奥行きのある作りになっています。
ですが、物置として活用するなら奥の方にしまったものが取り出しにくく、
結局手前しか使わない・・・という方も多いのではないでしょうか。
今回は和室の押入れをクローゼットにする時の費用や注意点をまとめました。
クローゼットの種類と費用の目安
押入れ→クローゼットのリフォームは3パターンあります。
・簡易クローゼット
・一般的なクローゼット
・ウォークインクローゼット
簡易クローゼットへのリフォームと費用
簡易クローゼットとは、
押入れの中にある中段をなくして一つの大きな空間にしてしまい、ハンガーパイプを取り付けるリフォームです。
・ふすまはそのままでOK
・洋服がかけられるようになればOK
・カラーBOXを置けるようになればOK
などの希望であれば、クローゼットとして十分使えますし費用も抑えられるのでオススメです。
【費用の目安】2万5千円〜6万円程度
工事内容は、
ふすまを残し、棚を外してパイプを取り付けるだけなので費用は非常にリーズナブルに済みます。
一般的なクローゼットへのリフォームと費用
押入れ→クローゼットのリフォームで最も多い工事内容で、
簡易クローゼットの工事に加え、ふすまを扉に変更します。
そのほかにも、棚を追加で設置したり、内面にクロスを貼ったりなど
外観と内部を両方リフォームします。
【費用の目安】10万〜20万円
・ふすまを扉に変更する
・押入れの中段を取り除く
・ハンガーパイプを設置
この3つが基本の工事で、あとは好みに合わせて
・壁のクロスを貼る(2万5千円〜)
・クローゼットの上部に棚を作る(4万〜)
・クローゼット内部に棚や仕切りを作る(7万〜)
などができます。
ウォークインクローゼットへのリフォームと費用
通常のクローゼットは約1畳ほどの大きさですが、ウォークインクローゼットは3畳ほどの広さが一般的です。
そのため押入れをウォークインクローゼットにするには、元の大きさより広げる少々大掛かりな工事が必要です。
ウォークインクローゼットはたくさんの物を一カ所に収納できるので、家全体の片付けがしやすくなりますが、
内部に歩くスペースを設けるため、壁面クローゼットより面積あたりにかけられる服の数は少なくなります。
メリット、デメリットを踏まえリフォーム会社の人とよく相談するようにしましょう。
【費用の目安】20万円〜50万円
ウォークインクローゼットにするには押入れ部分だけでなく、その周辺も同時に工事を行うので
他の工事より費用は高めです。
押入れをクローゼットに変更するときに気をつけること
押入れをリフォームする際は次の4点に気をつけてください。
クローゼットの扉を選ぶ
扉の形状はクローゼットの使い勝手に大きく影響する大切なポイント。
扉の種類は折れ戸、引き戸、開き戸の3つがあります。
【折れ戸】
大きく開閉できるので中を見やすく、衣類を取り出しやすいので最も使い勝手は良い扉です。
折れ戸にも色々と種類はありますが、フルオープンできるタイプがオススメです。
小さなお子さんのいる家庭では、扉を開閉する際に指を挟まないように気をつけてください。
【引き戸】
引き戸は狭いスペースでも開閉できます。
クローゼットのある部屋に家具を置く予定があるなら、引き戸にしておくと家具が配置しやすいです。
ただ、設置にはドアを引いた時のスペースも確保できるようにしなくてはいけません。
【開き戸】
大きく開閉できる折れ戸、狭いスペースでも開閉できる引き戸と比べると、
開閉するために大きく場所をとってしまう開き戸にするメリットはあまりありません。
デザイン的に開き戸にしたい!という強いこだわりがない限りは、折れ戸か引き戸を検討しましょう。
床の材質に注意
押入れの床は下地がなく、薄いベニヤ板のみというケースも非常に多いです。
クローゼットとして使い始めて沢山収納すると、床が重量に耐えられなくなる可能性もあります。
押入れをクローゼットにする際は、きちんと床の補強工事が必要かどうかを業者の人に確認しましょう。
結露対策が必要
押入れは風通りが悪いので、カビや結露によって傷んでしまっているかもしれません。
その場合は修繕し、断熱材を入れて結露対策をしておきましょう。
マンションではあまりありませんが、戸建ての場合は床下にシロアリ被害がないかどうかも確認しておくと安心です。
クローゼット内のクロスも重要
クローゼットは構造上、どうしても風通りが悪くカビが生えやすい場所。
もし予算に少しゆとりがあるなら、押入れの壁に調湿効果のあるクロスを張ることをオススメします。
おおよそですが一般的な押入れ(幅1m程度、高さ2m程度)であれば2万前後で張れます。
最近では湿気が多い時は吸収、少ない時は放出してくれるものや、においを吸収してくれるなど、
高機能な商品もたくさんありますが、そういったものも3万円前後で張り替えられます。
今のライフスタイルに合わせて
最近は和室に布団を敷いて寝ることも少なくなってきているので、
押入れの使い勝手がイマイチ良くない・・・と感じる人も多いかもしれません。
外観は和室に合うように襖はそのままで中だけをリフォームしたり、
この機に和室を洋室に変えてしまう、などいろいろなケースがあります。
簡易クローゼットのように手軽にできる工事〜広さを変えてウォークインクローゼットにする工事まで
費用や形状も様々なので、興味があればリフォーム業者に相談してみてください。