2019.05.29

【リフォーム】リビングの間取りメリット・デメリット【吹き抜け、階段、小上がり和室】

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
リビングは家族団欒やリラックスする空間ですよね。
 
だからこそ間取り次第で家の住み心地や満足度が大きく変化します。
 
どんな間取りでもメリット、デメリットがあるので家族構成やライフスタイルに合わせて
 
快適な空間づくりをしていきましょう。
 
今回は
 
吹き抜け、リビングに階段を設置、小上がり和室、リビングを2階に設置
 
した場合のメリット、デメリットをまとめました。
 

リビングの間取りのメリット・デメリット

リフォーム
 

吹き抜けのメリット・デメリット

 
吹き抜けは開放感とおしゃれな雰囲気がありますが、
 
実はリフォーム後に「やめておけば良かった・・・」と後悔する人も多い間取りです。
 
メリット、デメリットのどちらも把握してから決めましょう。
 
【メリット】
 
・開放感がある
・おしゃれ
・家の中全体が明るくなる
・家族の動きがよく見えるようになるので近さを感じる
 
【デメリット】
 
・空間が広いので光熱費がかかる
・暖かい空気が上に溜まるので天井ファンなどが必要
・1階が温まりにくいので寒さ対策が必要
・2階まで音が響く
・高い位置は脚立を使っても届かない場合が多い
 

吹き抜けではなく天井を高くするという選択肢もある

 
吹き抜けは一気におしゃれな雰囲気になりますが、
 
・室温を維持するためには対策が必要
・高い位置にある窓の掃除は業者に依頼する必要がある
 
ので、ランニングコストがかかります。
 
吹き抜けに強いこだわりがあるのではなく、
 
家を明るくしたい、開放感が欲しいのであれば「天井を高くする」という選択肢も検討してみましょう。
 
骨格部分の梁を除くことは出来ませんが、梁を見せるようにして天井の高さをあげ、
 
高窓をつけると家に光が差し込み開放感が生まれます。
 
吹き抜けほどランニングコストはかかりませんし、窓も脚立を使えば届く範囲に設置できるでしょう。
 

リビングに階段を設置するメリット・デメリット

 
リビングに階段を設置すると、外出、帰宅する際に必ずリビングを通ることになるので、
 
自然と家族のコミュニケーションが増えることと、インテリア的にもおしゃれに見えるので人気があります。
 
【メリット】
 
・家族のコミュニケーションが増える
・奥行きが生まれるので、リビングが広く見える
・階段がインテリアになり、おしゃれなリビングになる
・吹き抜けとの相性がよく、組み合わせるとよりオシャレ度UP
・1階〜2階の移動がスムーズに行える
 
【デメリット】
 
・冷気が2階から降りてくるので暖房を入れていても1階は寒い
・音や匂いが2階まで伝わる
・プライバシーや独立性は低くなる
・トイレや洗面所の配置に工夫が必要
・2階の部屋へ来客があった場合、必ずリビングを通ることになる
 
階段がリビングにあると家族間のコミュニケーションは増えますが、
 
子どもが大きくなった時(特に思春期)に親の友人がリビングに滞在することを嫌がるケースや
 
水回りが必ずリビングを通らないと使えない位置にあるとストレスに感じることもあるようです。
 
子どもが成長した時のことや、将来的に二世帯を考えている場合は
 
リビングの中央ではなく入ってすぐの位置に階段を設置すると良いかもしれません。
 
また、冷気は上から下へ移動するのでどうしても冬場のリビングは寒くなります。
 
階段の手前に仕切り戸をつけたり、1階に床暖房を設置するなどの寒さ対策をしておきましょう。
 

小上がり和室のメリット・デメリット

 
小上がり和室とは、床面に高さを設けた和室のこと。
 
リビングの中に取り入れる間取りが一般的で、高低差により奥行きを感じ部屋が広く見えます。
 
【メリット】
 
・収納スペースが増える
・段差に座ってくつろげる
・収納の代わりに掘りごたつにすることもできる
・空間に立体感が生まれるのでリビングがおしゃれになる
・リビングからのゴミが入りずらいので畳が綺麗に保てる
・どんなテイストにも馴染みやすい
 
【デメリット】
 
・バリアフリーには向いていない
・幼い子どもがいる家庭は段差に注意が必要
・リビングの広さ、天井の高さ、位置によっては逆に狭く見えてしまうことがある
 
小上がり和室を設置する場合は、段差の高さが重要です。
 
段差が小さい方が良い、と思いがちですが実は10cm前後の段差はつまづきやすく危険。
 
昇降しやすい高さは20cmなのでそれを基準に、
 
小上がり和室の段差に座ってくつろぐことや
 
収納スペースとして利用することをを想定するなら30cm〜40cmを検討してください。
 
段差部分を収納として利用する場合は、出し入れの際常にかがんで使用することになるので、
 
事前にある程度誰が使うのか?何を収納するのか?なども考えてみてくださいね。
 
また、和室とリビングの境目に間仕切りをつけるかどうかも使用感や見た目を左右します。
 
小上がり和室をリビングの延長として使用するなら間仕切りは入りませんが、
 
寝室として使用するなら音や匂いを防ぐためにもつけた方が良いでしょう。
 
ただ、間仕切りをつけるとどうしても戸を閉めた時に圧迫感を感じるので
 
使用目的に合わせて扉の素材を検討しましょう。
 

リビングを2階に設置するメリット・デメリット

 
最近はリビングを2階に設置する間取りも増えてきています。
 
【メリット】
 
・日当たりが良くなる
・近隣と密接していてもプライバシーが守りやすい
・耐震性がUP
・天井を高くしやすいため開放感がある
・ロフトやバルコニーと相性が良い
 
1階と2階を比較すると、大抵の家では2階の方が日当たりが良いでしょう。
 
日当たりのあまり良くない1階に寝室を設置すると使い勝手の良い間取りになります。
 
住み始めてから近隣に家が建った場合でもリビングが2階にあると日当たりやプライバシーを守りやすいです。
 
多くの家は1階に駐車場と家族で使える広々としたバルコニーの両方を設置するのは難しいと思いますが、
 
2階にリビングがあると、1階は駐車場、2階にバルコニーとスペースをきっちり分けて使えます。
 
また、2階にリビングがあると天井の高さの自由度が上がるため、開放感が生まれやすいですし
 
空いた空間にロフトも設置できます。
 
【デメリット】
 
・子どもが幼い間は部屋割りに困ることも
・リビングへ行くために階段の上り下りが必須
・1階のリビングを2階へ移す場合は費用が高額になりやすい
・土地が広い家にはあまり向いていない
・夏場は暑くなりやすい
・庭でガーデニングをする場合は少々不便
 
2階の大部分をリビングに当てると、寝室や子ども部屋はあまり日当たりの良くない1階に設置することになります。
 
また、2階で大半の時間を過ごすと1階の様子がわからなかったり、リビングに上がってくる回数が減る可能性もあるので
 
子育て中の方は家族団欒の時間と子どものパーソナルスペースのバランスを検討してください。
 
そしてリビングへ行く際に必ず階段を使わなくてはいけないので高齢者と一緒に住んでいる場合や
 
老後のことも含めた長期的な視点で計画を立てていきましょう。
 
2階は日当たりが良い=夏場は暑いという点も要注意。
 
ペットを飼う場合は室内の温度管理もしっかり行う必要があります。
 
バルコニーで家族団欒も良いですが、庭で家庭菜園やガーデニングをメインに楽しみたい方は
 
リビングが2階にあると少々不便さを感じるかもしれません。
 
新築で建てる場合は間取りは今から考えられますが、
 
現在1階にあるリビングを2階に移す場合は水回りの場所をどうするのかによって工事費用が大幅に変わります。
 
生活動線を良くするにはトイレ、洗面、お風呂も2階に持ってきた方が良いですが
 
全ての水回りを2階にあげると現在の骨組みで重さに耐えられるか?という問題も出てきます。
 
補強工事や大掛かりな給排水工事が必要になると費用が高額になります。
 

リビングは生活の中心だからこそ良く話し合って決めましょう

 
リビングは家族団欒の場ですし、長い時間を過ごす空間でしょう。
 
どんな間取りでもメリット、デメリットはありますが、10年、20年といった長期的な目線でも考えみてください。
 
特に今後子育て、二世帯、介護などを考えている場合は、
 
そういったライフスタイルの変化にも対応できるようにしておくと良いでしょう。
 



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