2019.05.25

【リフォーム】リビングリフォームで失敗しない間取りの考え方

こんにちは
町の引越屋さんです。
 
リビングは家族団欒の場でもあり、最も長い時間を過ごす空間という方も多いでしょう。
 
そのため、理想や外観を重視してリフォームする方も多いのですが、
 
施工後に「思っていたのと違う・・・」「意外と使いづらい」という失敗も多いのです。
 
今回はリビングリフォームをする時に気をつけたい2つのポイントをお伝えします。
 

リビングの間取りの考え方

リフォーム
 
リビングの間取りを考える時は次の2つを考慮してみましょう。
 

メリットとデメリットの両方をきちんと考える

 
どんな間取りにもメリット、デメリットがあります。
 
つい今の間取りのデメリットに目がいって、理想の間取りのメリットをみてしまいがちですが、
 
リフォーム後に「やっぱり使い勝手が悪い・・・」とならないよう、色々な場面を想定して検討しましょう。
 
例えば、
 
吹き抜けは、
 
・開放的、おしゃれ
・部屋が明るくなる
 
などの理由で人気がありますが、
 
・音が響きやすい
・暖房や冷房の効率が下がるので光熱費が高くなる
 
というデメリットもあります。
 
他の例だと、
 
多くの家では玄関を開けると廊下がありますが、
 
廊下をなくしてし、玄関を開けたらすぐにリビングにするリフォームも
 
・空間を最大限利用できるのでリビングが広くなる
・壁が少なくなるので風通りや光の入りが良くなる
 
などの理由で人気があります。
 
しかし、
 
・冷暖房が外へ逃げやすいので光熱費がかさむ
・独立性が低いのでニオイや音が伝わりやすい
 
といったデメリットもあります。
 
デメリットを考慮した上でその間取りを取り入れるか、またはデメリットを補う工事を同時に行って取り入れるなど
 
様々な方法がありますので、その辺りもリフォーム会社の人とよく話し合って決めていきましょう。
 

ライフスタイルの導線を考える

 
間取りの失敗例で多いのは、
 
メリット、デメリットはしっかり考慮して間取り図を作ったものの
 
【家族の動線や家具の配置を含めたライフスタイルまで想像しきっていなかった】というケース。
 
間取り図ができたら「この家で生活してみたら、どんな感じだろう」と想像してみましょう。
 
動線というのは、人が移動するときの動きのことです。
 
家庭では、
 
洗濯、掃除、ゴミ捨てなど家事をする時に使う家事動線と、
 
玄関→リビング→洗面所などの移動で使う生活動線があります。
 
ですので間取り図ができたら1度、家事動線と生活動線を記入してみましょう。
 
2つの動線が交差する回数が多いとすれ違う回数が多くなるので使い勝手は悪くなります。
 
例えば、
 
・生活動線がソファとテレビの間を通っているので、テレビを見てもいる途中で家族が移動すると必ず前を遮る
・来客者が来ると必ず家族がくつろいでいる部屋を通らないといけない
 
という間取りは使い勝手はあまり良くないでしょう。
 
しかし、どんな間取りにしても全てのデメリットを避けることは難しいです。
 
よくある例としては、
 
【子どもが2階にある自分の部屋へ行く際、家族とコミュニケーションが取れるようにしたい】
 
という理由でリビングに階段を設置することがあります。
 
その間取りは確かにコミュニケーションはとりやすくなりますが、
 
子どもの友達が遊びに来た時も必ずリビングを通らなければいけないので、家族でくつろいでいる様子が丸見えになります。
 
何を優先するのか?どんなライフスタイルをしたいのか?などを家族みんなで話し合って優先順位をつけていきましょう。
 

LDKってどう考えたらいいの?

リフォーム
 
住宅の間取り図を見ていると、
 
2DK、1LDK、というように「LDK」という表記をよく見かけますよね。
 
これらは
 
L・・・リビング
D・・・ダイニング
K・・・キッチン
 
の略です。
 
LDKというように全て一体型にして開放的な空間にした間取りや、
 
キッチンだけ独立させたLD+K、
 
全て独立したL+D+Kなど様々な間取りがあり、
 
それぞれメリット、デメリットがあります。
 

LDK

 
【メリット】
 
・空間が開放的になるので、家族間でコミュニケーションが取りやすい
・最も空間を有効活用できるので、部屋が広くなる
 
【デメリット】
 
・来客からキッチン、ダイニング、リビング全てが丸見えになる
・キッチンからの匂い、音、煙がダイニングやリビングにも広がる
 

LD+K

 
【メリット】
 
・来客があってもダイニングやリビングからキッチンが見えない
 
【デメリット】
 
・調理中は家族とコミュニケーションが取りずらい。
 

L+DK

 
【メリット】
 
・家族が食事していたり、くつろいでいても来客からは見えない
 
【デメリット】
 
・リビングとダイニング&キッチンが独立するので、食事中にテレビが見えない
・食事時間がバラバラだと食事の時間が孤独になる可能性がある
 

L+D+K

 
【メリット】
 
・それぞれの部屋の役割が明確になるので使い勝手が良い
 
【デメリット】
 
・それぞれ独立させるために間仕切りが必要になるので、スペースが狭いとできない
 
どんな間取りでもメリット、デメリットがありますので、
 
家族のライフスタイルや優先順位に合わせて間取りを決め、デメリット面を補う施工を検討すると
 
満足度の高いリフォームになるでしょう。
 

リビングは間取りだけでなく家具配置もしっかり考えること

 
リビングは家族団欒の場なので、間取りだけでなく家具の配置やスペースもしっかりと考えましょう。
 
例えば、いくら間取りが良くとも元々のスペースが狭いリビングだとソファ、テーブル、テレビを置いてしまうと
 
テレビを見ながらソファでゆっくりくつろげなかったり、掃除がしづらくなる可能性が出てきますね。
 
そういう場合は思い切ってテーブルかソファのどちらかを置かない、奥行きの小さい家具を探すなどの工夫が必要です。
 
リビングの間取りを考えるときは
 
・来客が来る頻度
・来客との過ごし方
・家族のライフスタイル
・家事を行う順序
・家族間で大事にする価値観の優先順位
・理想の間取りのメリット、デメリット
 
など、
 
間取り×ライフスタイルを連携させて相談するようにしましょう。
 
リビングのリフォームは50万程度で完了するものから500万以上かかる場合など、
 
施工内容によって期間も費用も大きく変動します。
 
リフォーム会社を選ぶ時もいくつか相談して見積もりを取ってから決めるようにしましょう。
 



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