2019.01.26
インテリアデザイン「初心者でも簡単・オシャレ!カラートーンを使ったコーディネート」

こんにちは
町の引越屋さんです。
インテリアカラーを考える時に知っていると非常に役立つのが「色のトーン」。
普段はあまり聞き慣れませんが、トーンを意識してカラー構成をすると、
インテリアコーディネート初心者でも、まとまりのあるオシャレなデザインが可能!
これからインテリアを変えようと思っている人にはぜひ知っていて欲しいポイントです。
今回は色のトーンをカラーチャートにしてまとめました。
カラーのトーン
トーン(色調)とは、彩度と明度を組み合わせたもの。
例えば、vividと呼ばれるグループは明度・彩度が最も高く「純色」と呼ばれていて、非常にハッキリとした発色をしていますが、
paleというグループは明度が高く、彩度が低いトーンなのでやわらかい発色になります。
同じ色相でも白、グレー、黒が加わる割合と、色彩の鮮やかさの組み合わせで、全く違った印象を与えるようになりますね。
インテリアではこのトーンを揃えてデザインすると一体感が生まれ、空間全体が美しくまとまります。
(トーン一覧。1画像内は同じ彩度。明度の違いだけでも印象がガラッと変わりますね!)
↑トーン表の中では最も彩度が低いものをまとめました。
明度が高い上段は非常に優しい印象なのでファブリックや赤ちゃんグッズにもオススメカラー。
下段はインテリアに取り入れるなら重たくなりがちなのでアクセントに違うトーンの色を取り入れるのがオススメ
↑彩度と明度のバランスが良く、初心者でも取り入れやすいトーングループ
同じトーン内でまとめても◎
↑メイントーンにすると華やかな印象に。
アクセントカラーとして他のトーンに組み合わせやすいです。
↑トーン表の中で最も彩度が高いグループ
非常に華やかな印象になるので、同トーンでまとめると少し賑やかすぎる印象になるかもしれません。
アクセントカラーにオススメ。
可愛らしい印象にしたい部屋(子ども部屋など)に使うなら彩度が高く少し鮮やかなライトやソフトトーンを中心にしたり、
少し渋い印象にしたいなら、グレーみの強い(明度の低い)ベリーグレイッシュやダークグレイッシュを中心にコーディネートすると落ち着いた雰囲気になります。
同じトーン内でまとめても綺麗ですが、アクセントを加えるならメインとは違うトーンの色を1色持ってきても
メリハリができて良いと思います。
トーンを活用した色々なインテリア例
■トーンは同じで色相を変えて組み合わせる
・paleトーンで揃えて全体的にやわらかな印象にする
・全体はlightトーンで澄んだ印象にして、アクセントにライトグレーや少しdarkよりのブラウンを入れる
同じトーンで揃えるコーディネートはまとまりやすいので、初心者にもオススメ。
■同系色でトーンを変えて組み合わせる
同系色とは同じ色相で明度と彩度を変化させたもの。
(先ほどのトーン一覧から同じ色相ごとに集めてみました)
同じ色相でも明度と彩度が変わるだけで全然違った印象になりますね。
例えば、
・淡い青+濃いめの青
・淡い赤+赤
・淡いプラウン+ブラウン+ダークブラウン
といった組み合わせはオーソドックスで失敗も少ないのですが、ちょっとありきたりなコーディネートにもなりがち。
特にブラウンの同系色でまとめると地味な印象になりやすいので、
彩度や明度の高い色をアクセントカラーとして取り入れると良いかもしれません。
■反対色をトーンを揃えて取り入れる
反対色というのは、赤と緑、黄と青、のように色相環で正反対に位置する色同士のこと。
反対色を同じ配色で取り入れてコーディネートすると、派手になりすぎることもあるので、
大抵どちらかをベースにして、片方は少量をアクセントとして取り入れるのがオススメなのですが、
同じトーン内であれば色同士のぶつかり合いが少なく、特にpaleのように淡いトーンであれば
反対色でも調和したコーディネートをすることができます。
■異なる色相を違うトーンで取り入れる
これはいわゆる「好きな色を好きに取り入れる」パターンです。
トーンや明度、彩度に関係なく取り入れていくと個性ある空間になりますが、その分センスも重要。
取り入れる色の明度・彩度と配色、色面積、部屋の広さなどを踏まえて考えていきましょう。
カラートーンを揃えて一気にオシャレ度UP
カラートーンは普段あまり意識することはないかもしれませんが、インテリアのカラー配色を考える時に知っておくと、
初心者でも統一感のあるオシャレなコーディネートに仕上がりますし、
アクセントに色を取り入れたい時に、
彩度は一緒で明度の違うトーン、あるいは明度は一緒で彩度の違うトーンから選ぼうなど
ある程度カラーイメージが立てやすいので、完成してから「ちょっと違うかも・・・」といった失敗を減らすことができます♪
ぜひカラートーンも参考にしてみてくださいね。