2019.01.12
インテリア×ライフスタイル!自分に合うインテリアの見つけ方

こんにちは
町の引越屋さんです。
インテリア・デザインを好みのテイストに合わせても、それで暮らしにくさを感じてしまうのはNGですよね。
そうならないためには、自分のライフスタイルとインテリアを融合させて空間を作ることが大事。
自分好みの部屋に住みながら生活を豊かにするためには少しの工夫は必要です。
今回はインテリアデザイン×ライフスタイルの融合とは?や、取り入れ方の例をまとめました。
インテリアを決める要素とバランス
壁、天井、床、窓、ラグ、カーペット、照明、家具、置物、絵、観葉植物などインテリアを構成する全ての要素を「エレメント」と言います。
インテリアは一つひとつのエレメントにのデザインや配置にこだわるだけでなく、色・形・大きさを含め空間全体のバランスや組み合わせを考えることが大事。
組み合わせ方によって、同じテイストのデザインを選んでも全く違った印象の部屋に仕上がります。
下にインテリア・エレメントの例をまとめました。
壁
・クロス(布、紙、ビニールなど)
・珪藻土(けいそうど)
・漆喰(しっくい)
・土壁
天井
・石膏ボード
・ロックウール板
・クロス(布、紙、ビニールなど)
・無垢材
・合板
・珪藻土
・漆喰
床
・フローリング
・クッションフロア
・無垢材
・タイル
窓
・カーテン
・ブラインド
・スクリーン
・シェード
窓周りの装飾はもちろん、光の入れ具合なども調整可能なので部屋の印象を大きく変えることができる場所
ラグ、カーペット
面積が大きいので部屋のイメージがガラッと変わります。
部屋のメインカラーを持ってくるのがオススメ。
照明
照明は部屋の明るさを調整するだけでなく、間接的に使って空間の印象を変えることも可能。
また、デザイン性の高いシャンデリアやスタンドライト、テーブルライトなどは光量調整だけでなく、
インテリア・デザインを演出する役割も持ちます。
家具
生活に欠かせないだけでなく、好みのインテリア・スタイルへの影響も大きい。
毎日使うものなので機能性も考慮して選びましょう。
インテリアアクセサリーや観葉植物
インテリア・アクセサリーはクッション、置物、絵など小物全般のことでインテリア・スタイルを決定する大切な要素。
テイストを合わせても良いし、差し色に全く違うテイストのものを組み合わせても良いですね。
観葉植物を取り入れると癒し効果があります。
自分らしいインテリア・デザインの探し方
インテリア・スタイルは好みのデザインを選ぶことはもちろん、自分のライフスタイルと融合させることが大事。
まずネット、雑誌、本、SNSなどで気になったアイテムを集めて、それを各デザインごとに分類していけば、
もっとも数の多かったインテリアのスタイルが自分の好みだとわかりますよね。
そこに今のライフスタイルを合わせていくと「心地よい、好きなテイストの部屋」が出来上がります。
部屋のテイストとライフスタイルが調和して初めてインテリア・デザインは成功となります。
ライフスタイルは大きく分けると6つに分類できるので、その説明とライフスタイルチェックリストをまとめました。
ぜひ自分のスタイルを探してみてくださいね。
アウトドア派
スポーツやキャンプ、登山などアクティブで自然に触れるのが好きな人のこと。
アウトドアに必要な道具を収納したり、メンテナンスするスペースも必要ですよね。
なので空間を開放的に使って、物の出し入れをしやすくしましょう。
あなたはアウトドア派?チェックリスト
・体を動かすことが好き
・休みの日はキャンプや釣り、サイクリング、登山などアクティブに過ごす
・開放感のある空間が好き
・海や山など自然が好き
・アウトドアの道具を収納したりメンテナンスするスペースが欲しい
・アウトドア以外ではあまりお金をつかうことがない
・室内では裸足や薄着で過ごす
鑑賞派
絵画、映画、音楽などの鑑賞が好きでスポーツも観るほうが好きなタイプ。
自宅にホームシアターや音響を置いたりなど、AV機器を充実させることが好きな人が多いですね。
観賞するための部屋や空間には防音&遮光対策をしておくことと、CD、DVD、Blu-ray 、本などを保管するスペースも必要です。
あなたは鑑賞波?チェックリスト
・絵、映画、音楽などアート鑑賞が好き
・スポーツは自分でするより観る派
・映画、コンサート、演劇などをよく見にいく
・自宅にホームシアターや音響設備が欲しい
・お気に入りの作品を飾るスペースが欲しい
・AV機器にはお金をかける
・CD、DVD、Blu-ray、本などをたくさん持っている
コレクション派
物を集めるのが好きな人のことで、特にお気に入りのものは飾ったり定期的に眺めて過ごす時間を大事にしているタイプ。
大量のコレクションを収納するスペースが必須。
収納方法を工夫して「見せるもの」「収納するもの」を区別していきましょう。
あなたはコレクション派?チェックリスト
・ずっと集めているコレクションがある
・物が好きで眺めたり飾ることが好き
・自宅にコレクションを飾るスペースが欲しい
・収納スペースが足りないことが多い
・物が多く自宅の掃除が大変
・「モノが多い」と他人から言われる
・休みの日は買い物に行くことが多い
クラフト派
絵画、陶芸、木工、手芸、DIYなどクリエイティブな活動が好きで、作品作りを趣味にしているタイプ。
自宅には作業スペースや道具や作品を収納するスペースが必要ですね。
また、自然光の入り具合や照明を調整して作業しやすい環境設定もしておきましょう。
インテリア・デザインに合わせて自分の作品を飾るのも良いですね。
あなたはクラフト派?チェックリスト
・絵画、陶芸、木工、手芸、DIYなどモノをつくることが好き
・自分の作った作品を飾りたい
・作品作りに集中できるスペースが欲しい
・休みの日は自宅で作品作り
・同じように創作好きな友達がいる
・可能なら個展を開いたり、展覧会に自分の作品を出展してみたい
・手先が器用と言われる
ホームパーティー派
自宅に人を招いたり自分も招かれ、ホームパーティーをすることが好きなタイプ。
広々と過ごせる広いLDKや、飲み物や食べ物を用意するのに便利なオープンキッチンや作業台があると良いですね。
家具は大人数でも過ごすことを想定して機能性を重視して選ぶと良いかもしれません。
あなたはホームパーティー派?チェックリスト
・自宅に人を招いたり人の家に招かれるのが好き
・料理やお菓子作りが好き
・友人が多い
・友達とお酒を飲んで過ごすのが好き
・ひろいLDKが欲しい
・社交的な性格
・近所付き合いや友達付き合いを大事にしている
クッキング派
「食べること」が大好きで、美味しいものを食べるために自分の料理の腕も磨いているタイプ。
プロ仕様の調理機器を揃えている人も多く、キッチンのスペースを広くとって作業台を置くと良いかもしれません。
調理道具やレシピ本は使い勝手が良いように、機能性を考慮した収納が必要。
キッチンとダイニングで過ごす時間が多くなるのでDKの快適性と利便性を追求しましょう。
あなたはキッチン派?チェックリスト
・料理やお菓子作りが好き
・食器や調理機器をたくさん持っている
・広い調理スペースが欲しい
・「料理上手」と言われる
・食材や調味料の質にこだわりがあり、栄養面もよく考えている
・美味しいものを食べ歩くのが好き
・食にお金をかける
インテリアとライフスタイルの融合
では実際に7つのモダン・スタイルとライフスタイルを融合させる時のアイデアをまとめました。
アウトドア派とインテリア・デザイン
アウトドア派は自然志向のナチュラルや北欧スタイルと相性が良いです。
また、自転車やボードなど近代的なアイテムはモダニズムスタイルと相性が良いので見せる収納としても使いやすいですよ。
【アウトドア×モダニズム】
・自転車、スノーボードなどの現代的なスポーツ道具は見せる収納でスタイリッシュな雰囲気をだす
【アウトドア×ミッドセンチュリー】
・レトロな雰囲気を感じるスポーツ道具を見せる収納にして、時代を感じさせるとデザインの雰囲気がUP
【アウトドア×北欧】
・アウトドア用の小物(折りたたみ椅子やランタンなど)を日常でも使う
【アウトドア×ナチュラル】
・ベランダをDIYしてウッドデッキを敷いてテーブルセットを設置。休みの日はベランダでご飯やティータイムを。
【アウトドア×シャビーシック】
・基本はアウトドア道具は見せない。だけど、ピクニックやパラソル、帽子などシャビーシックの雰囲気を壊さないアイテムは見せてもOK
【アウトドア×エスニック】
・エスニックはテイストが非常に広いので、地図や民族特有のアイテムが表現したい地域に合えば見せる収納に。
・雰囲気に合うならキャンプで使う照明を日常使いしても。
【アウトドア×和モダン】
・アウトドア道具は隠す
・蔵を演出できる空間があるなら、そこにまとめて収納してもOK
【アウトドア×クラシック】
・基本的にアウトドア&スポーツ道具は見せない(飾るなら乗馬やクリケットなど昔からあるスポーツ道具)
・釣りが趣味ならルアーやフライをアンティークBOXに入れて飾る
鑑賞派とインテリア・デザイン
鑑賞派は現代的なデザインに合わせやすいライフスタイル。
【鑑賞派×モダニズム】
・AV機器を綺麗に見せると雰囲気が出ます(電子機器を中心にシャープにまとめる)
【鑑賞派×ミッドセンチュリー】
・最近機器だけでなく見えているところに1940-60年代のレトロな機器を置く
【鑑賞派×北欧】
・自然志向のデザインなのでAV機器がごちゃっとしているのはNG。
北欧ブランド(シンプルなものが多い)の機器をMIXしてすっきりとまとめる
【鑑賞派×ナチュラル】
・玄関や廊下にアートコーナーを作りお気に入りの絵画などを展示する
・機械類はあまり合わないので出来るだけ隠す
【鑑賞派×シャビーシック】
・壁を最大限利用して絵画を飾る
・現代的な印象のある機械類は出来るだけ隠す
【鑑賞派×エスニック】
・民族の工芸品を部屋のおける場所に置いていく
【鑑賞派×和モダン】
・床の間をつくったり坪庭を整備する
・伝統を重視した空間作りをする
【鑑賞派×クラシック】
・機械類は見せない
・メインとなる絵画や彫刻を目立つところに置く
・展示する物の数は厳選すること
コレクション派とインテリア・デザイン
コレクション派は集めている物によってどの程度見せると良いかが変わります。
ただ、集めているものが現代的でもアンティークな収納ケースに入れるとガラッと雰囲気を変えれるので、比較的どのデザインとも合わせやすいスタイル。
自慢のコレクションをテイストに合わせた「空間」でどう見せるかバランスをとりましょう。
【コレクション派×モダニズム】
・シンプルで効果的な展示をする(美術館のようなイメージ)
・ブックスタンドを使い、雑誌や本を見せる収納
【コレクション派×ミッドセンチュリー】
・クラシックカーやオールドアイテム(1940-60年代)の小物を混ぜて飾る
【コレクション派×北欧】
・北欧スタイルの食器や調理器具を揃える
・北欧メーカーの家具や電化製品を揃える
【コレクション派×ナチュラル】
・自然な雰囲気と「見せる収納」を空間全体でバランスをとる
【コレクション派×シャビーシック】
・コレクションを飾る棚をアンティーク製にする
【コレクション派×エスニック】
・コレクションのテイストに合う地域のエスニック家具の棚で飾る
【コレクション派×和モダン】
・伝統的な家具(階段箪笥や民芸調家具など)にコレクションを飾る
・骨董品や陶器を飾る
【コレクション派×クラシック】
・左右対称になるような配置で飾る(伝統的な様式)
・インテリアの方向性を意識する(ロココ調、フランス調、イギリス調など)
・見せる場所と収納する場所を分ける(空間のイメージをキープするため)
クラフト派とインテリア・デザイン
クラフト派の人に大事なのは「作業スペース」があること。
最もインテリア・デザインを選ばないライフスタイルなので、作業スペースと飾る作品の雰囲気をデザインに合わせて整えればOK!
自分の作品がインテリア・デザインを作る一つの要素になります。
【コレクション派×モダン全般】
・手元を照らすライトをスタイリッシュなアームスタンドにする
・折りたためるスチールテーブル、クリップライトなど移動が容易なインテリアを使う
・木の素材のテーブルを使う
・アンティーク調のテーブルやラックを使う
・アンティーク調のミシンや作業道具を使う
・作業スペースを床座にする
【コレクション派×クラシック】
・木、アイアンなど自然素材で重厚感のあるテーブルを使う
・手元を照らす照明にランタンを使う
ホームパーティー派とインテリア・デザイン
ホームパーティー派のインテリアは「おもてなし」を意識しましょう。
人を招いてワイワイ食事することを想定して機能性も重視しながら、デザインに合う家具をチョイスすること。
【ホームパーティー派×モダニズム】
・色と素材を決めて、それに統一したシンプルな食器と小物を揃える
・カラーをモノトーンにする
【ホームパーティー派×ミッドセンチュリー】
・革張りソファや質の良い中古家具をおく
・ラウンジチェアやオットマンをおく
【ホームパーティー派×北欧】
・食器や調理器具は北欧ブランドにする
・自然素材のナチュラルな家具+カラフルなファブリックの小物を合わせる
【ホームパーティー派×ナチュラル】
・家具や小物を木、紙、金属、布など自然のものや昔からある素材にする
【ホームパーティー派×シャビーシック】
・アンティーク調の食器を揃える
・キャンドルを小物に取り入れる
・カラーは白
・新しいものを揃え過ぎない、上品な雰囲気をキープしつつユーズドアイテムを多めに
【ホームパーティー派×エスニック】
・メインの地域の食器、小物、ファブリックを揃える
・食事の盛り付けに木の葉や竹筒などを活用する
【ホームパーティー×和モダン】
・茶道空間をアレンジする
・食器は伝統的な焼き物にする
【ホームパーティー派×クラシック】
・伝統的(古典的)なブランドの食器を使い、貴族的なテーブルコーディネイトをする
・キャンドルをつかう
・シャンデリアをつかう
クッキング派とインテリア・デザイン
クッキング派はキッチンを快適&機能的に使えることを意識しつつ、好みのデザインのテイストを取り入れていけばOK!
キッチン用品はどのデザインも種類が豊富なので揃えやすいですよ。
【クッキング派×モダニズム】
・機能性を重視したシンプルな道具を使う
・キッチン空間と使う道具や食器を白で統一
【クッキング派×ミッドセンチュリー】
・調理家電に1940-60年代のレトロなデザインを取り入れる
【クッキング派×北欧】
・北欧ブランドの食器と調理機器を揃える
【クッキング派×ナチュラル】
・木の調理器具や食器を使う
・調味料や保存する食品はシンプルなデザインの容器に移し替える
【クッキング派×シャビーシック】
・陶磁器、アイアンでできた道具を使う
・キッチンスペースにアンティークタイルを使用する
【クッキング派×エスニック】
・メインになる地域の料理に合わせて食器を使い分ける
【クッキング派×和モダン】
・和食器を使う
・特別な日には重箱、漆喰など高級な食器を使う
【クッキング派×クラシック】
・調理道具は置くものを厳選する(置きすぎるとテイストに合わない)
・道具は陶磁器やアイアンなどを使う
インテリアはライフスタイルと合わせて考える
インテリア・デザインにこだわってコーディネートすると、自分好みの部屋に住めるので、自然と幸福度や満足度をUPしてくれます。
だからこそ自分のライフスタイルにも合わせておくことが大事。
7つのモダンデザインのベースは機能性とスタイリッシュさを考慮することなので、それを踏まえながら好みのテイストに合わせていき、
クラシックは古典的な様式を守りながら自分好みのアレンジを加えていきましょう。
自分のライフスタイルと好みのインテリア・デザインが一見合わないように感じても、
DIYやリフォーム、見せる収納と見せない収納を使い分けて工夫するとマッチすることもあります。
インテリア・デザインはネットや本でもたくさん特集されているので調べるとたくさんヒントが得られると思うので、
探してみてくださいね。