2018.12.15

インテリア・デザイン「ミッドセンチュリー・スタイル」にピッタリのアイテム&部屋のまとめ方

こんにちは
町の引越屋さんです
 
ミッドセンチュリー・スタイルは1960年ごろを中心に流行したスタイルですが、現在ではインテリア・デザインの定番の一つ。
 
カラフルでポップな色彩とモダン・スタイルの良さを融合したデザインは今でも根強い人気があり、モニタリズムの基礎にもなっています。
 
今回はミッドセンチュリー・スタイルの特徴的なアイテムとコーディネートのコツをまとめました。
 

ミッドセンチュリー・スタイル


(イメージ)
 
20世紀の中頃という意味で「ミッド」がついたミッドセンチュリー・スタイルは、
 
モニタリズムが1950-60年ごろにかけてアメリカを中心により大衆化したスタイルとして広まったもの。
 
モニタリズムをより開放的に、ポップにしたスタイルで、日本や北欧にまで影響を与えたくさんの有名デザイナーが誕生しています。
 
ミッドセンチュリー・スタイルは、
 
・大量生産しやすいプラスチック
 
・加工しやすいプライウッド(積層合板)
 
・カラフルな色彩
 
が特徴ですが、モダニズムの定番のガラスやスチールも軽く・おしゃれに改良して使われています。
 
モダニズム・スタイルよりも色味やアート性が加わり人の温かさや親しみやすい上、1960年代のレトロな雰囲気も味わえるスタイルです。
 

ミッドセンチュリー・スタイルにぴったりのアイテム

インテリア
(背座一体型のチェア)
 
ミッドセンチュリーを代表するデザイナーはイームズ夫妻で、中でも代表作の「シェルサイドチェア」は現在でも様々な場所で使われています。
 
シェルサイドチェアとは、背座一体型のプラスチック製のチェアのこと。

 
見た目の美しさだけでなく座り心地にも配慮されたデザインが評判になり、家庭、オフィス、公共施設など多くの場所で利用されました。
 
当時は木製の家具が主流だった中、「デザイン性に優れ、安く、量産できる」ことを目的し、プラスチックを素材にした家具を一般的に広めたきっかけにもなりました。
 
【ミッドセンチュリー・スタイルの特徴的なアイテム】
 
・シェルチェア
 
上で紹介したイームズ夫妻の代表作の家具。
カラフルで美しいだけでなく、座り心地も◉
 
・個性的なプロダクト
 
ミッドセンチュリーのプロダクトは、色・形がカラフルながらもノスタルジックな雰囲気が特徴。
一つで強い印象を与える個性の強いデザインが多く、小物・食器・カトラリーなどアイテムも豊富。
 
有名なのはジョージ・ネルソンの「ネルソンロック」シリーズ。
 
アメリカで誕生したグラスウェアの「ファイヤーキング」や、日本では光の彫刻と呼ばれているイサム・ノグチの「AKARI」シリーズなども
ミッドセンチュリー・スタイルの作品です。
 
・木の家具
 
ミッドセンチュリーの時代にはプライウッド(積層合板)の技術が進歩したため、木のデザインの家具がたくさん誕生します。
 
藤を編み込んだ剣持勇のKMチェアや、1960年代を原点とした「カリモク60」はミッドセンチュリー・スタイルの象徴となるデザインで、今でも根強い人気のあるシリーズです。
 
・曲線のあるデザイン
 
モダニズム・デザインはシャープでキレのあるアイテムが多いのですが、ミッドセンチュリー・スタイルは丸みのあるデザインが特徴的。
シェルチェアだけでなく、カプセルのような宇宙的なデザインや、体を包み込むようなデザインのチェアなども人気があります。
 

ミッドセンチュリー・スタイルのコツ

インテリア
(イメージ)
 
当時はカフェにも多く取り入れられたことと、イームズ夫妻のチェア人気でミッドセンチュリーは注目されていましたが、
 
現在はインテリアの定番デザインとして安定した人気があります。
 
現在は様々なモダン・スタイルがありますが、その基礎を作り上げたデザインの一つとも言えます。
 
色彩豊かで個性的なアイテムの多いこのスタイルを楽しむコツは、ミッドセンチュリー・スタイルのアイテムで統一してしまわないこと。
 
個性が強いアイテムを揃えすぎるとインテリアが重くなってしまって、少し落ち着きのない印象になるかもしれません。
 
ミッドセンチュリーの中にもシンプルで軽さのあるアイテムもあるので、そういったものと上手く融合させてみましょう。
 
レトロなアイテムや木の家具も多いので、和モダンやナチュラル・スタイルとの相性が◉
 
ミッドセンチュリーで統一するのも良いですが、合わせやすい他のモダン・スタイルと組み合わせてコーディネートするのもオススメです。
 

個性の強さを生かしたインテリアデザインを

 
ミッドセンチュリー・スタイルはモダン・スタイルの中でも、
 
・色彩豊かでポップなアイテム
 
・曲線の美しさを生かしたアイテム
 
が多いスタイル。
 
60年代のレトロ感や人の温かさを感じるインテリアも多いですが、一つ一つが個性的で存在感があります。
 
なのでm取り入れる時はその個性を生かせるよう、メインの家具やアイテムを決めてそのアイテムを生かすようなコーディネートを考えてみてください。
 
ミッドセンチュリーの中にも、シンプルで落ち着いたアイテムもたくさんありますし、
 
他のモダン・スタイルとも馴染みが良い(特に和モダンやナチュラル・スタイル)ので上手く組み合わせてみるといいですね。
 



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