2018.10.10
整理整頓とモノの選び方。キレイにまとまるモノ選びのコツ

こんにちは
町の引越し屋さんです。
整理整頓をしてもなぜかごちゃついているように感じることはありませんか?
必要なものだけを残し整頓したのにスッキリしないのは、置いてあるモノ自体がしっくりきていないのかもしれません。
今回は整理整頓の完成度をよりUPさせるために大事なモノの選びかたについてまとめました。
整理整頓で役立つモノの選び方
「便利そう」に飛びつかない
私たちの生活は様々な”便利なモノ”であふれています。
どんどん開発されて売り出される便利グッズは、日常生活にかかる時間や手間を減らしてくれる物が多く、より短時間で手軽に暮らす手助けをしてくれます。
また、一つで多数の機能を備えた家電やアイテムもたくさん販売されています。
(例えば、乾燥機付きハンガーラック、ロボット掃除機など)
新しいグッズは目新しさと便利さでつい「良さそう!欲しい」と思ってしまいがちですが、買う前に一度考えてみましょう。
・手入れは面倒ではないか?
・収納場所や部屋の広さに対してサイズは適正か?
・色や形は好みか?
・今の生活スタイルで使いこなせるか?
いくら便利なものでも、自分が気に入っていないと結局使わずに放置してしまいますよ。
「ないと困るかも!」「あったら便利かも!」と思いますが、大抵は手作業でもまかなえることがほとんどです。
モノに惑わされないポイント
■家電やモノを使うのが前提ではなく、手作業ベースで物事をみる
■家電は機能全て利用できるか?必要か?を考える
■不要なものは思い切って処分
■手作業で使うものは納得のいくものを選び、使いこなせるようスキルを磨く
■本当にその便利グッズで時間や手間が省けるのか?また、実際に省けているのかを考える
「美しい」と感じる感性を大事にする
「美しい」と感じる基準は人によって違いますよね。
道具や家電は使ってみなければわからないこともありますが、そういうときはその道具や家電を「美しい」と感じるかどうかで選びましょう。
・色は好きですか?
・形は納得できますか?
・便利そうという利便性にとらわれていませんか?
・「安いから」とお金基準になっていませんか?
例えば同じ料理でも、キレイに盛り付けてあるお皿とぐちゃぐちゃに盛られたお皿だったら、キレイに盛られている方が美しく美味しそうですよね。
人は多くの情報を視覚から得ていますし、汚いものよりキレイなものを好みます。
自分の過ごす環境が、美しいモノで統一されていると自然と気持ちはプラスになっていくもの。
そして不思議なことに道具は形状が美しいものを選ぶと、機能性も満足できる品であることが多いのです。
忘れがちですが消耗品(キッチン小物やバスグッズなど)は傷んだり汚れたら、こまめに買い換えておくこと。
モノは色やテイストを統一するとキレイにまとまります。
白でシンプルにまとめるなら、カラフルな容器に入っている洗剤は白い詰め替え容器に入れかえる、原色のスポンジより淡い色のスポンジを買う、家電や家具は白いものにするなどです。
美しさをキープするコツ
■古くなったり汚れた小物は買い換える
■全体の美しさを意識してテイストをそろえる
■雑貨や消耗品は「便利そう」ではなく「美しい」から買う
シンプルな暮らしを目指す
西欧は金銀・宝石をたくさん使った建物や装飾の多いきらびやかな衣服など、華やかな貴族文化がありましたが、それに比べると日本は簡素な造形物が多く衣服も控えめです。
ですが、形・素材・機能性などは双方に差はなく、どちらも素晴らしい文化ですよね。
何が言いたいかというと、日本人は昔からシンプルなものを好み、様々な形・素材・色が混ざり合っていても「シンプルにみせる」ことを得意としている人種なのです。
なので余計なものは削ぎ落とし、本当に大切にしたいものを厳選してシンプルにすることが豊かさにも繋がります。
大事なのは、「とりあえず」でモノを増やすのをやめること。
「とりあえず必要だから」「とりあえず安いし」「とりあえず買っておこう」と妥協して買ったものをずっと自分の側に置いても良いエネルギー循環はおきません。
家具や道具は「ずっと自分の側にあるもの」「自分の人生を共に過ごすもの」と考え、「一緒にいたいな」と感じるものを選びましょう。
そういった意識や、無駄を削ぎおとすことを意識していると、自分の大切なものが見えてきます。
自分が過ごす空間をシンプルに保つには、
・モノは見せすぎない(空間の余白を大事にする)
・モノは適度に処分する
・モノはすぐに片付ける
の3つを守ることが基本。
何も買わなくても出したものを放置すれば、空間に対してのモノは増えるので出したらすぐにしまう癖をつけましょう。
モノが散らからないと掃除もしやすく、清潔感もキープできます。
シンプルな暮らしをするコツ
■最小限のモノしか持たないようにする
■シンプルなオシャレを意識する
■出したらしまう
■とりあえずの安物ではなくきちんと吟味して良いものを買う
■あれも、これもと好みや興味を広げすぎない
色や柄より形を優先する
衣服、食器、家具、道具を選ぶときは色柄よりも形状を優先しましょう。
食器や雑貨などを柄優先でバラバラにそろえると、色や柄が溢れてまとまりのない空間になります。
最初は白や黒といったシンプルなカラーで揃えておくと、気に入った柄物に出会ったときにも合わせやすい◎。
とくに白は様々な材質とも合い、他の色を引き立てる効果があるので、白を基本とした空間づくりはとてもオススメです。
色や柄に目移りしてしまう人も、基本の色を決めておくと形状優先のモノ選びがグッとしやすくなります。
形状優先のモノ選びのコツ
■色柄<形状。モノを買うときは形を見極める
■白を生かす空間づくりをするとまとまりやすい。(白を基本に自然の色を加える、白を基本にネイビーを取り入れるなど)
■好みの色柄は一つに絞る
好き≠似合う。自分に似合うものを選ぶ
これはとくに服を選ぶときのポイントですが、自分の好きな色=似合うわけではありません。
「綺麗な色だから」「好きな色だから」で選んだ服を着こなせるとは限りませんよね。
大切なのは色よりも「似合う」を優先して選ぶこと。
服はまず形(デザイン)がつくられ、その形にあう素材、その素材にあう色という順で決められています。
なので服選びはまず「形が似合うかどうか」を見極めていくのがコツ。
似合う服を選べる人は、自分のイメージと実際の自分が正しく一致している人です。
何を着てもパッとしない、似合わないと思っている人は理想やイメージばかりで実際の自分を受け入れられていないのかもしれません。
そういう時は他人の意見を聞いてみましょう。
自分の好みでなくとも「似合ってる」「ステキだね」と言われる服は自分に似合ったスタイルの服なのです。
とくに柄物の服は着る人を選びます。
とても華やかか個性的な人であれば柄がよりその人を引き立ててくれますが、大抵は柄の方が目立ってしまいます。
シンプルに白・ベージュ・ネイビー・ブラウンなどを基本に、色や柄は差し色として加えるぐらいが自分の美しさが引き立つことが多いですよ。
自分に似合うものを選ぶコツ
■服は形から選ぶ。その後に素材、色。
■好き=似合うではない。自分に似合うものを知ること
■柄物は自分のスタイルに完璧にハマるものだけにする
■自分に似合う系統を見つける
衣食住はテイストを統一して一体感を
自分の好みの系統をはっきりさせておくのも大事なこと。
例えば、ロココ調が好き、アメリカンスタイルもアジアンスタイルも好き、だからと言って狭い空間に詰め込んでしまうとうまく共存できません。
好きなものがたくさんあって決められない時は「自分に似合うもの」を基準に選びましょう。
自分の生活スタイルに合う住まいはどんなテイストですか?
どんな家具に囲まれ、どんな部屋で過ごすのがしっくりくるでしょうか。
テイストを統一した部屋はとても美しく、少し多めに家具をおいてもまとまりますが、自分に合わないものやテイストが混ざり合うと少ない家具でもごちゃごちゃしてるように感じます。
テイストを統一するコツ
■テイストに合わないものはきっぱりと捨てる
■自分の服装や生活スタイルとインテリアのテイストを合わせる
■色や素材は自分の好みのテイストと関連するものを取り入れる
(アンティーク&ビンテージスタイルなら濃い茶や黒とレンガ、ナチュラルスタイルなら緑と木の素材など)
整理整頓の完成度UPにはモノ選びのスキル磨くこと
整理整頓の基本は、必要なものを残し、秩序を決めて配置すること。
そしてその完成度や美しさを上げるためには、モノを選ぶセンスを磨くことが大事。
ただ闇雲に「好きな色だから」「好きな柄だから」「とりあえず必要そうだから」で選んだものが溢れていると、キレイに整理整頓してもどこかごちゃついた印象になってしまいます。
せっかく整理整頓するのなら、「良いモノ」「似合うモノ」を揃えて空間全体を美しくしちゃいましょう。
何を選んだらいいか迷った時は、【色は白】【形優先】を意識してみてくださいね。